BMW(純正) 三角停止表示板  

BMWには三角停止表示板が標準装備されないので、購入しようと調べてみた。
BMW純正が3674円。折りたたみ式の脚(金属の棒)を4本開いて安定させる仕組み。ネットでは、社外品で同様の構造のものが五分の一くらいの値段で買える。3000円の違いには何があるのか調べてみた。
社外品はネットで購入したエマーソンというブランド。670円也。

両者とも赤い樹脂ケースに入っており、大きさはケースも本体も1mm程度の差しかない。

つくりは純正品の方が全体的にしっかりしている。具体的には、
・反射板の裏面のプラスチックのリブが三角形の一辺すべてにかかっているが、社外品は一部省略されている
・三角形の辺どうしをつなぐ支点が純正品は金属リベットだが、社外品は成形プラスチック
・三角形の底辺の土台のプラスチックが純正品は底辺すべてにわたっているが、社外品は一部だけ。
・転倒防止の脚の金属棒の径がやや純正品の方がわずかに太い

比べてみるとこのような違いがあるが、社外品が使ってみて不安になるというレベルではない。
ちなみに表示板内側の三角形のビニールの材質は社外品の方がマットな仕上げで個人的には質感が高いと思った。これは人それぞれかもしれない。

肝心の反射板というと、社外品は表面に成形時の？円状の線がたくさん見られる。反射性能は試していないが、両方ともEU規格適合品とあるので、最低限は確保されていると思う。

純正品のこだわりポイントは、表示板の脚の金属棒が組み立て時に取り出しやすいようにテープがついている。そして棒の端部が、設置後にすべりにくいような(？)形状に加工されている。また当然ケースにBMWロゴが入る。
一方で社外品は製品がビニールに包まれた上でケースに入っていて、品質には気をつけている模様。また、ケース自体も紙のスリーブ（日本語の説明書き付き）に入っている。

さいごに重量。純正品461g、社外品376g。社外品が約2割軽量。作りがやや華奢なメリットがここに現れている。
一生に一度使うかどうかというものなので、耐久性よりも、軽量で3000円も安いほうがよいのではないか。