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イイね!
2021年01月04日

光って音も出る暖房器具

光って音も出る暖房器具 この怪しく光る器具はいったい――







その形からピンとくる方もいらっしゃるでしょう、そう真空管アンプです。
以前から興味があり、大晦日にせっせとこしらえていました。

モノは300Bシングル真空管アンプキットTU-8600Sで、初代TU-8600から数えて3代目の製品です。

画像はELEKITさんHPより

キットということで、はんだ付け含む組み立てを自分で行う必要があり、また真空管が付属しないため自分で用意する必要があります。
というわけで真空管初心者が手を出していいものか迷ったものの、先代の評判のよさに惹かれて手を出してしまいました。
そして実際に手にして思ったこのキットの大きな魅力は次の通り。

①組み立てやすいプリント基板タイプ
②梱包や説明書がこれでもかというくらい丁寧で素晴らしい
③初心者にもやさしい真空管ポン付け動作


①組み立てやすいプリント基板タイプ
こと真空管アンプというと↓のような空中配線が主流です。

画像はSUNVALLEY AUDIOさんHPより

ラグ基板を使い、部品の足を縦横無尽に張り巡らせるわけですが、これはそんなに器用ではない自分にはかなりつらい^^;
そんな中、TU-8600Sはプリント基板、しかも非スルーホールなので組み立てもはんだ付けも比較的楽なのです。
一部放熱器とかのはんだ付けは苦労しましたが...


②梱包や説明書がこれでもかというくらい丁寧で素晴らしい
実際に組んでみて一番感動したのはここかもしれません。
まず、部品種別ごとに梱包されていて部品の選択ミス防止になっています。
そして、説明書はというと至れり尽くせり、部品の取付方向や諸元はもちろんのこと、要注意なポイントを図解してくれています。
完成時の基板イメージもあり、実際の基板を俯瞰したような図に各部品の位置と定数が記載されていて誤実装の確認が非常にしやすいです。なんと抵抗については抵抗値だけでなくカラーコードも漢字表記されているという親切さ!

そして組み立てにかかわる内容にとどまらず、動作チェック用の電圧一覧やトラブルシュートの方法、さらにはチューニングポイントや使用可能な互換部品等々、役に立つ情報がきれいにまとまっています。いや本当に素晴らしい説明書です。


③初心者にもやさしい真空管ポン付け動作
本来真空管アンプは使用した真空管に合わせて調整作業が必要なのですが、なんとTU-8600Sは独自回路で自動調整してくれるため、真空管をポン付けするだけで動いてしまいます。
また、保護回路もしっかりしているようなのが安心ですね。


今回はそのまま組み立てるのではなく、ちょこっとチューニングしてみました。
その内容は…

①抵抗をアムトランス製AMRT、AMRG、AMRAに ※可能な範囲で
②ボリュームをアルプス製RK271に
③カップリングコンデンサをAZ-Cap(Green)に
④ヘッドホン出力周りのコンデンサをWIMAに
⑤電源を200V仕様に


といったところ。
一番下の200V化については、完全に興味本位です(笑)
オーディオ界隈で200V電源はいろいろ語られていますが、今回はTU-8600Sの電源トランス1次側が200V対応だったので、これは試してみたいなと。
ところで、200Vなんて普通に生活しているとあまり聞き慣れないかもしれませんが、実は一部のエアコン用コンセントが200V仕様だったりします。
でも、エアコン用コンセントなんて普通余っていないので、通常は別途専用線を引いてくるわけなんですが…
なぜか余っているんですよね



というわけで、まずはサクサクと基板に部品を実装していきます。





基板が出来たら筐体に組み込んで完成です。

一方の200V用電源ケーブルは、コンセントが天井付近にあるうえプラグの形が100Vと異なるため、こちらも部材を買ってきて作ります。
ケーブル被覆をむいて圧着端子を付け、プラグに取り付けます。アンプ側には見た目重視で熱収縮チューブを。
この辺はスピーカーケーブルの自作経験のおかげでスムーズに作業できました。




そしてスピーカーやソース機器との接続をすれば完成!
事前の通電チェックも問題なく、音出しも一発で成功しました!
200V仕様にしてしまったため通電チェックできる場所が限られたのが盲点でした、、、


さて、肝心の使用感ですが、今回組み合わせた真空管とスピーカーでは、想像以上にクリアに聞こえました。ただどことなく響きというか艶が乗っているように感じられたり、やはり中低域が厚く感じられたりといったところが真空管らしさなのかなと思います。
それと、さすがに部屋の温度が急上昇するほどではないですが、真空管周辺はそれなりに熱くなります。ラックの天板とかホカホカです(笑)


ビンテージな見た目のスピーカーと合わせるとそこだけ時代を飛び越えてきたような雰囲気になります。
ただ、ソース機器は諸々の都合上Bluetoothレシーバーで、聞く曲もそんなに高尚なものではないのですが ^^;
この年末年始は久々に好きな曲をじっくり聴くことができました。
「走り込み」はどうした!?というツッコミは無しでお願いします(汗)
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Posted at 2021/01/04 20:01:37

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