2021年12月25日
ジャダー対策とJA11のアライメントについての考察
何かジャダーが出るようになったタイミングとして、
◎ハブの分解してナットの締め付けトルクが不足
◎ホーシングをパノラマから幌車に移植
◎左右を入れ替えて車体の傾きを直した
なんかがありました。
で、その前の段階でピン間110mmの中折れシャックルからピン間90mmのスペシャルに変更(その頃にはジャダーは出ていない)
その他の要因としてはペニーレインのRSカーボンブッシュの劣化もあるのかなぁと考えていました。
それと、JA11のエンジンを買って帰って来た時は重たさからかジャダーが出ていませんでした。
さてさて、とりあえず全部潰していこうということで作業を進めてそれでもジャダーは出るので悩んでいましたが、最終的に「何かトーアウト過ぎる」という事に気が付き、キャスター角が寝過ぎているのでトーが「バンザイ」状態なのが原因ではないかということで、フロントにキャスターが寝る方向で入れたままになっていた2°のキャスターウエッジを抜きました。
これによりトーアウト状態がやや下を向く事でネガティブキャンバーっぽくなるはずです。
結果、ジャダーは止まりました💧それかー💧(※違いました。新品の強化Uボルトに変更して、そのUボルトが馴染んで変形した為緩みが生じていました。新品をつけたらしばらくしたら増し締めしましょう)
リフトアップするような社外リーフでもホーシングが固定される位置はリーフのカーブのピーク付近で水平のままなはず。なので、純正リーフだろうと社外リーフだろうとシャックル長が大きく変わらない場合はキャスターウエッジは不要。
何ならリアと同じく、プロペラシャフトの負担が小さくなる様にキャスターウエッジを入れても良いかも知れません。よりネガティブキャンバーっぽくなります。
ただし、キャスター角が立つのでハンドリングがクイックになります。楽しいっちゃ楽しいかも知れませんが、バンプステアが出る車だと乗ってて疲れると思います(110mmのシャックル時代を思い出せないので、そのうちまた検証したいと思います)
「トーしか調整できない」ジムニーですが、キャスター角の変更で結構味付けが変えられるというか、ネットの定説を鵜呑みにしてセッティングに失敗するとジャダーが出ててんやわんやになるという事が実感できました💧
JA11買った当時はピン間110mmの中折れシャックルでしたし、タイヤは7.50だし、バンプステアとかどうにかしたくてネットの情報を元にプロコンプのキャスターウエッジを組み、満足していましたが、結局ロングシャックルはリーフの動きを阻害する「なんちゃってリフトアップパーツ」という側面が大きいのでシャックルは純正長もしくはせいぜい20mmロングまでかなと考えて、リボルバーシャックルも90mm程度になるように調整しています。
20mmロング程度ならフロントのキャスター角はほとんど純正と変わらないので、キャスターウエッジは入れなくても良いし、へたをすれば私の様にトーとキャンバーの関係が狂いジャダーの原因となります。
あー、あと、フロントホーシングの「前出し加工」をやる場合は、リーフのセンターよりも前にホーシングが移動することでキャスター角が寝る方向に動くはずなので、キャスター角を立てる方向にキャスターウェッジを入れた方が良さそうです。
「フロントには2°のキャスターウェッジ」というのは、もしかしたらその時代にロングシャックルが流行っていたのかも知れません。
とりあえずシャックルは純正長が良いというのはタニグチのファイナルシャックルの開発秘話を調べてみてください。凄いこだわりをもって作られた製品ですが、長さはほとんど純正長です。
ただし、リーフのスパンが純正長ではなくロングスパンの場合は純正より長めのシャックルが相性良いはずです。
とりあえず半年近くジャダーと付き合ってきたわけですが、2/360という僅かかキャスター角のズレでこんな大事になるんだなと大変勉強になりました。
ジャダーが出るという前提で気を付けて運転はしていましたが、やはり周囲を危険に晒してしまう状態ですので、解決できてホッとしています。
JB23やJB64などのコイルのジムニーにお乗りの方で、整備をしてもジャダーが無くならないと言う方は一度フロントのキャスター補正ブッシュの角度や、コイルのヘタりによってキャスター角が寝てしまっていないかを疑ってみてはいかがでしょうか?
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2021/12/25 22:46:47
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