2024年08月05日
レスキュー作業について
私がみんカラ始めてわりと最初の頃から仲良くしていただいている方が、林道でサイドブレーキ引き忘れて降車したら沢にジムニーが転落しました。
通行可能かUターン可能か下見する、記念撮影、トイレなどで降車する際は気を付けましょう。
ジムニーの全長とちょっとくらいの落差を後ろ向きに落ちて、ほぼ垂直に立っているくらいの姿勢でした。おまけに助手席前にはでかい岩。サイドシルにも岩が食い込んでいます💧
成り行き上、私から色んな人に声を掛けたり何やかんやして、レスキューチーム編成して翌日の夜に向かい、集まったメンバーが全員優秀で予想外にスムーズに救助することが出来ました。
ドタキャン(仕方の無い事情あり💧)もあってウインチ付きが1台しか来れないというかなり不安な状況でしたが、別ルートでお願いしていた方がわざわざ車屋さんに預けていた車を取りに行って駆けつけてくださったり、それまでコメント無かった方のドタ参加もあり、ウインチ付き3台、無し2台の編成となりました。
21時過ぎにコンビニ集合して、本人が連絡付かなくてビビりながら、宿に電話して叩き起こしてもらって、本人拾って、一台トラックからジムニー降ろしたりして、現場着はたぶん22時前くらいでしょうか?
日付が変わる前には上がってました。早かった。そこから道具のお片付け等…
私はコンビニで栄養補給と休憩して、家に着くのは4時頃と、これはまぁ予想通り。
さてさて、私の場合はレスキューは圧倒的に経験不足ですが、ネットの事例やYouTubeなんかで「どうするべきか」「何が必要か」を自分なりに考えて、レスキューギアを少しずつ買い揃えたりイメトレしてきました。今回買ってまだテストしていない状態でいきなり本番でしたが、他の方も沢山道具をお持ちでしたので、バックアップがあるという安心感がありました。
私の得意分野としてサバイバルゲームや野遊び経験がありますので、夜に山の斜面に登って木にツリートランクプロテクターを巻いたりできました。一応ヘルメット持って行きました。本当はかぶるべきなので、後でヘッドランプをマウントする方法を考えます。
斜面に登ったり片付けたりしていて気が付きました。
斜面に登るなら両手が使えるようザック等に道具を入れる。複数で居るならザイル(ロープ)だけ持って登れば必要な道具は吊り上げてキャッチ出来る(地形次第)。
複数の人が参加するので道具には名前を書いたり目印を付ける。
道具はレジャーシート等の上に並べておけば、他の人もわかりやすいし、紛失等の予防にもなる(レジャーシートは積んでいたのに…)
ウインチ付きの方ならある程度道具も持っておられるとは思いますが、同じ道具でも複数必要になるシーンもありますし、多い分には問題無いので、私のようにハンドツールのみの場合でも一定数積んでおいて、それぞれ持ち寄れば出来ることが一気に増えます。
特に伸びないタイプの牽引ロープはツリートランクプロテクター代わりにしたり補助ロープにしたり車同士アンカーにしたりと重宝します。
ラテラルロッドが折れたりしていたので、下山する際に念の為牽引ロープで繋ぎましたが、その場合は緩めてもタイヤで踏みにくいバンジータイプが便利でした。結局両方要りますが、人数が多ければ両方揃う確率は高くなります(両方持ってる人も居るし)
ウインチ付きのジムニーでジムニーを引っ張る場合、角度によっては助ける側がズレてしまう。どこかにアンカーポイントが取れれば良いですが、ジムニーをもう一台繋ぐ方が簡単で現実的。
なので、ウインチ付きが2台(方向を変えるとか、繋ぎ変える間の保持とか)とそれをアンカリングする2台で最低4台以上でチームを組む必要があります。林道だと狭いので多過ぎても大変ですが。
夜間のレスキューだとライト点けっぱなしだしウインチ動かすのでエンジン掛けているので、今回みたいに斜面に登るなら無線も欲しいですね。ギリギリ聞こえましたが。
多くの人が所有しやすいとなると特定小電力トランシーバーがベターな気はします。今回も携帯電話の電波は入らなかったので、ワンチャン下界の人に救急に連絡してもらうとか、伝令と連絡取ることを考えると2台はデジタル簡易無線が欲しいかなぁと…そんなに都合良くアマチュア無線免許ある人が集まらないでしょう。
あと、林道狭くてUターン出来ない事もあり、半分の車は途中までひたすらバックで下山することになりました。私の車は後退灯をCOBに改造してありますが、それでもまだ不安なので、やはり後部を照らせる作業灯も欲しいなと思いました(私はポジション的にUターン出来ました)
あと、私は前から言っていますが「スマホのライトがあるから」とか言わずに、舗装路しか走らない人も是非車にメカニックライトとヘッドランプくらいは常備してください。明るい時間に帰宅できるとは限りませんし、スマホが充電できるとも限りません。しかも片手がふさがります。
帽子とメカニックグローブもあると良いです。
あと、保護グラスがどっか行って見当たらないのでまた買っておきます💧サンダーで使ってどっか行ってます。不意に何かが飛び散るとか木の枝に激突するとかから目を守れます。
今回は「たまたま」助ける側として関わりましたが、いつ自分が助けを求める側になるかわかりませんし、経験を積むことでより安全にトラブルから脱出出来ると思いますので、参加した事はプラスになります。
【気付いた】
これまで「助けてください」って投稿ではスタックしてる車の画像ばかりで、周辺の地形とか木の位置とかわかる画像がまずありません💧
本人も余裕無いし。
車の付近を俯瞰で撮ったり、車から見て周りを撮影してもらえるとレスキューの事前にイメージしやすいなと思いました。
【ついでに】
何度でも書きますが、林業用の私有の林道とか無断侵入が度々問題となっています。
D谷とか場所をぼかすのは後ろめたさからというのもあるでしょう。「封鎖された」ではなくそもそも勝手に無断侵入して荒らしていただけです。
「シイタケ林道」も地域住民等の為の道路で、土地は私有地で管理は能勢町です。そして能勢町からの回答で関係者以外は通行しないでということですので、絶対に走らないようにしていきましょう。検索して出てくるオフロードバイクのブログにはチェーン等で封鎖されていたとか、チェーンが破壊されていた(?)とかって記述が見られます。「チェーンやバリケードが破壊された形跡がある」なら通ってはいけません。同罪に見られます。
どっかのロックが「封鎖になった」とか耳に挟みましたが、水源地(私は場所を知りませんが河川は国か都道府県の管理)での水中走行(当然禁止)な上に、エントリーする為には堤防の法面を登り降りしていたという完全にアウトな話でした。おまけにロックマシンを運んで来るトラックや外したドアとかその辺に…
最近川について学ぶ機会が増えましたが、堤防というのは治水上大変重要な構造物で、万一車が走った事で崩れやすくなったりすると流域数十万人の生活に影響が出ます。家屋や農作物などへの被害額はとんでもないことに(家1軒でも数千万円でそれが何万戸も…)
そういう河川関係者や流域住民にとってはとても大切な堤防だということを四駆乗りの皆さんには是非知っていただき、知ったからには絶対に走らないようにしていただきたいですね。
「知ったら走れなくなるから調べない」とかってアホも居るし知ってても走るボケナスもなんぼでも居ますけどね(子供でもダメと知ってるポイ捨てが無くならないんだしね)
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日記
Posted at
2024/08/05 14:41:23
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