
※とりあえず書き殴り、後でパソコンから編集する予定です。
ジムニーを買ってからプロコンプのショックのブーツが破れていたのでアルマージさんに買いに行きました。
その時に「古い車はボロいのが普通や。綺麗な車は新車みたいな金が掛かってる」といった内容の話をしていただいた気がします。
その後うちのJA11のリーフの販売元であるペニーレインさんにお邪魔してブッシュを買って今まで自分でもコツコツと手を加えてきたわけですが、ようやく「ジムニーなんてそんなもん」という呪いの言葉を振り払えるところまでやってこれた気がしています。
まず、
【異音は「ジムニーなんてそんなもの」ではない】
JA11は平成の車です。新車当時に異音が出ていたらおかしい。
うちの車の場合はプロペラシャフトのヨーク(スパイダー?)の固着、オルタネーターを固定するボルトが折れていた、キングピンベアリングが劣化していたなどが原因でした。
異音は異音なので、追求して修理しましょう。
ただまぁ初めてだとただのうるせー車だと思い込むこともある。
【乗り心地について】
納車当日に女性をデートに誘って乗り心地の悪さから「パッソにでも買い換えたら」と言われたわけですが、買った車屋さんに泣きついたら「ジムニーなんてそんなもんです(笑)」と言われてしまいました。
これも結果として嘘でした。
ショック交換から5年以上経過しているもしくは中古で購入して履歴が不明の場合はまずはショックとゴムブッシュを交換してみてください。
私の場合は明らかに乗り心地が変わりました。オイルが漏れていないショックでも手で動かして抵抗のあるショックでも劣化はしています。
それとリーフ間にスプレーグリスを噴くというのも効果的でした。ブッシュ交換の際にはリーフもある程度バラしてシャシーブラックで塗装すると同時にグリスを塗りました。
組んだ状態でスプレーグリスを噴くと工具を抜き取る時にべちゃっとグリスが飛んでくるので出来れば分解してグリスを塗る方が良いと思います。
リーフが錆びるのを防止できるのも良いでしょう。
【前後のホーシングに適切なキャスターウェッジを入れる】
リアからの異音は結果としてプロペラシャフトのヨークの固着が原因でしたが、3°から4°に変更したらペラシャ鳴りが軽減はしました(ヨーク固着が解消した今となっては3°の方が良さそうにも見えるので戻す予定です)
フロントに2°のキャスターウェッジを入れることでハンドリングが落ち着きました。
ただし2インチアップリーフとやや長めの中折れシャックルの影響でバンプステアはなかなかのもので、スムーズに運転するにはコツが必要です。ダウンピットマンアームや調整式ドラッグリンクでドラッグリンクの角度を水平に近付ける必要があるでしょう。
【乗り心地対策の肝 インターリーフスペーサー】
市販品でも自作でも何でも構わないので自分の考えるセッティングを目指して試行錯誤すべきポイントです。
普通の車で言うスプリングの特性だの巻き数だの不等ピッチだのが薄い板一枚でチューニングできる。ああ、何て板バネって素晴らしいの、なんてウットリしないとやってられません。それくらい苦労しました。メンテされてなかったようなリーフの場合は下手したらバネレートが変わったような印象になるはずです。
セッティングは私みたいなにわかでは語れませんが、親リーフの方が細かい動きを受け持っているはずなので、初期を柔らかくしたいなら1・2番間に多めに入れて、その逆で奥をもう少し沈ませたいなら短いリーフの間に多めに入れれば良いと思っています(現段階では)
【運転が窮屈】
これは簡単。純正シートレールをちょっと加工すれば175cm程度の人なら普通に運転出来ます。私はまだやってませんが、シートレールの四角い穴を追加したらもっと後ろ(あと3cmくらい?)に下げられそうな気がします(そのうちやります)
【うるさい?ならばデッドニングだ】
車体各部からの異音もあり通常の10cmスピーカーだと音量を上げないと音楽が聴けず、音量を上げるとスピーカー取付方法の関係でスピーカーがビビって音がひどいことになっていました。
16cmスピーカーに交換する予定ではありますが、各部の異音を解消するのと同時に車体に制振材(安物)を貼って共鳴(?)を減らしました。
板金修理の関係でルーフは未施工ですが、それでも既に「普通の音量」で音楽が聴けています。助手席の人間と大声で会話していたのが嘘の様です…(たぶん異音の方が問題だったとは思いますが)
夏の暑さ対策にはルーフに、そして冬の車中泊などには車体全体に断熱材を貼ることで防音・断熱効果がアップしますから、貼りやすい部分だけでも断熱材を貼る予定です。
その他不具合については『とにかく全部直そう!』としか言えません。
「古いジムニーなんてそんなもん」と言ってしまえばそれで終わってしまいます。ですが、2020年現在、私は今まで新品の部品が手に入らなかった事がありません。30年前の自動車の新品部品がメーカーから供給されていて修理が可能である車を「修理しない」んですか?
別に新品部品でなくても中古部品もアフターマーケットパーツもたくさんあるんです。不具合は直してみませんか?
購入から3年近く、色々不満を感じて乗ってきましたが、乗り心地に関しては『今までのオーナーや自分自身が知識が無くてセッティングが悪かったりメンテ不足だっただけ』、異音に関しては『壊れてただけ』。これはもうオーナーの責任ですね。
なるべく愛情注いでメンテしたりしてなるべく新車時のコンディションに近付けるしかないです。店に任せると凄い金額になりそう…
うるさいのは『素人がデッドニングしただけで静かになった』ので逆にやり甲斐があって良かったかも知れません。費用も制振材とかだけなら1万円程度、断熱材入れても2万円程度だと思います。
もっとも、やっても現行の普通の車とは比べ物にはなりませんが、それでもSJ30やJA11~22のノーマルとは段違いに良くなりました。
元々カスタムされていたということもあって、吸排気だのアーシングだのも手を着けていますが、「JA11に不満を感じている人」はまずはこの記事に書いたポイントをチェックしてみて欲しいなと思います。
3年前にこのジムニーを手に入れたばかりの自分に向けて書きました。
Posted at 2020/08/27 02:23:18 | |
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