
下りのスペシャリストを目指して雪の上を走ってみました
ミゾあるんじゃね?そっち行くと落ちるんじゃね?と言う方向へ流れ行くタイヤ
思えば流れ流されの人生でした。崖側に流れなくて良かったです(ガチで死にます)
とりあえずわざわざ雪見と洒落込んで100km以上走ってきたので雪の上も満喫しようとわざわざ仲間たちの轍を避けて走ったので仕方が無いです。
ミゾのコンクリでタイヤのサイドをパンクしたらちょっと困りますが、スペア1本背負ってますし車載工具のコンプレッサーもあります。幸いパンクはしませんでしたが、前に行っても後ろへ行っても出られません。クリーピークローラーみたいなショルダーにゴツいパターンの入ってるタイヤなら、思い切りハンドル切ってバックすれば出れたかも?
ただしうちのジムニーは重ステなのでどうなることか?あとこの山の溝は細いからちょっと太めのタイヤならハマらないかも?中途半端に太いとミゾで固定されてハンドルがびくともしない可能性もありますが
さてさて、気ままにダートをかっ飛ばしたいし、私も含めてこちらのメンバーは全員初心者なので見守りサポートする為にも殿(しんがり)を走ってました。
で、休憩ポイントからリスタートしてわりとすぐにちょっとだけ積雪ポイントが。みんながトレースしまくったラインを外れて楽しむ私。ハマるタイヤ。居なくなる仲間たち。
わしのサポートは誰が???
とりあハンドルをどうにかしながら前に後ろに…
前は雪壁で進めず、バックは出れても良さそうなもんですが下手すると後輪まで落ちる方向へ引き寄せられます(腕力不足か?)
でも大丈夫です。こんなこともあろうかと牽引ロープとかブースターケーブルとかも持って来てますからね😊
携帯の電波はほぼ入りません。
下山する仲間のジムニーにトレイルランで追い付くには私の膝が耐えられないでしょう(靴はちゃんとメレルのモアブ3履いてる)
お腹の四次元ポケットから取り出したのは
「水草脱出マット〜〜〜〜」(BGM)
まぁこれがあれば何とかなるでしょう。地元の砂漠より雪の方がたぶん楽なはずです。
武器にも使える剣スコでミゾの周辺の雪を整地。削った雪でミゾの中にスロープを。
もっと重い車ならダメかも知れませんが、ジムニーは軽いのでスコップで叩いて固めたくらいでもたぶん乗っかれるはず。
とりあえずこれで試してみるかなと
アッサリ脱出出来ました。水草脱出マットはコメリに返品しようかな?🤔※購入したのは先シーズン
仲間が去って行く姿に少し不安な気持ちが味わえてなかなか良かったです。まぁ1時間くらいしたら探しには来てくれたとは思いますけども…
私以外のこっちのグループのメンバーは持っててもスペアタイヤとスコップ程度なので最後が私で良かったしハマったのが私で良かったです。私だけ経験が積めたのはちょっと良くないですね。みんなでレベルアップした方が良いです。
まぁ、私以外がケツならちゃんとカルガモ走行して同じライン走っていたでしょうが…私が人と違うライン走るから私より後ろは混乱しそう💧
さて、スタックして完全に停止していたので前との距離は絶望的に開いています。
落ち着いて飛ばしましょう。8台の中で私だけは4WDに入れています。
「とりあえず安いMT車」として適当にジムニーを買って以来一番興味があり好きなのがダート走行です。
ただ問題は下りでガードレールがなく崖。落ちると死ぬでしょう(山の中に引っ掛かるか谷底なので遺体の収容にかなりの時間とお手数をお掛けするかも)
そして、この区間は中途半端にガレています。今日の経験で「バラす」程度のダートよりも「栗石」程度が点在するダートの方が滑り方が不規則で「面白い」ことがわかりました(つまり危ない)
サーキット的にスムーズに走るならそりゃバラスのフラットなダートの方が良いですけどね。
WRCのメキシコステージとか昔のパイクスピークとかってクレイジーだなぁと実感しつつ下りのダートを攻めます。攻めると言ってもそうそうアクセル開けられません。登りじゃないんで。
アンダーステアもオーバーステアも体験しつつ無事下山できました。スタッドレスじゃなくMTタイヤなら「少し」ましだった可能性はありますが、栗石くらいの石相手ならどんなタイヤでも石が動いてしまうからそこまで変わらないんじゃ??
今回の経験で「やっぱ後ろにもウインチ要るんじゃない?」と思いました。とりあえずアマゾンの安いチルホールもどきとスナッチブロックを注文しました。
スナッチリングは持ってるのでボロボロになるのを覚悟すればワイヤーにも使えなくは無いでしょうが、それやると次からシンセティックロープに使えなくなっちゃいそうですから。
チルホールもどきはワンアクションで約6cm引っ張れるそうです。滑車掛けてダブルで引くと3cm。逆に疲れそう
出番は下手したら一生ありませんが、もしかしたらそれがあることで「その日のうちに帰れる」可能性が生まれます。
「助けて」とネットで発信して、有志がレスキューに来ることもありますが泥棒が来て車の回収に行ったら部品剥ぎ取られていたなんてこともあります(人の心が無いにも程があるだろ)
とりあえず横転したのを復帰させて、仲間に牽引してもらってどうにか下山すれば、ロードサービスで運んで貰えることもあるでしょう。
とにかく「ジムニーしか入れない場所」に行っている以上基本的に救助は期待できません。
遊びに行く時はなるべく複数で。人数さえ居れば牽引し無くても人力で押せば動く事も多いですし、横転しても人力で起こせたりします。
最後尾でトラブルとかそれもうソロと同じやないか
最後はソロでスーパーマーケットでカニ買って帰りました(遅くなり過ぎて皆は中華料理店をキャンセルして帰って行った)