【メモ】カーボンLSD OH / オイル相性表　（ATS）

NB8（ASA号） ATSカーボンデフ オーバーホールにおいて、ひと騒動あったのでメモ。

せっかくガレージハウスだしDIYしてみよう！ってことで、
● KAZと一緒に降ろす
● ATSへOH依頼（MikiProject経由 個人のやり取りは出来ないらしい）
● SAMと一緒に載せる、異音で悩むこと2日
● クロッテと慣らし、異音は消え通常動作





【経緯】
2011年11月購入
ATSカーボンLSD Spec3（イニシャル13kg-m）

2014年11月
オイル交換で鉄粉と黒いオイルが出る
カーボンチップ摩耗、剥がれを疑う
フルフラットアンダーパネルにより油温上昇と推測

ユウ ジムカーナ走行→イニシャル抜けの指摘。3年でおよそ５～６万キロ走行。
測定　13kg-m　→　6kg-m

ATSにて検査
コーンプレート交換、
カーボン、メタルプレート摩耗許容範囲内　再利用
初期イニシャル15kg-mへアップ

馴らし走行１日目
近くの山へ４０kmほど走行。音、振動、チャタリングなし
オイル交換１

馴らし走行２日目
遠出、１００km程走ったところから、異音、振動発生。
激しいチャタリングと音、クラッチを切っても音と振動。
『パッキンパッキン　ゴギョンゴギョン』
特に左コーナー
故障車としか思えない騒音。周囲の人も振り向く。
新品で買った時より激しい音と振動
オイル交換２

４０km程走った所では音、振動なし。
１００km程度走った頃からまた異音、振動発生。

カズ見解
距離にって音が出るならバックラッシュ・歯当たりではないだろう
油温が関係していそう

壊れるのを覚悟で馴らし走行続行、交差点、峠道どこでも音が鳴る。
４５０km程走った頃から音と振動がしなくなってきた。
オイル交換３

冷えた状態から連続１００km程走って峠道を走っても
音も振動もなくなった。

オイル交換４
日光サーキット走行。　いつも通りのカーボンデフに戻る。
日光の縁石でハネた時のトラクションの掛かりが全く違う。



【まとめ】
けっきょく、何で音と振動が消えたかはわからない。
ネットでも調べたけどそんな事例がなかった。
　・慣らされた（プレートの位相変化があったため？）
　・イニシャルが落ちた
どちらか疑わしい。



【その線の人が言うに】誰とは言えない・・
・オイルは上が250℃を使うべし
・ハマった時は超効果ある！
・ダメなら、いーやと取り換えられる財力の人のおもちゃ
・初期イニシャル落ちは当たり前。2/3まで一気に落ちてそこからはゆっくり落ちていく
・チャタリング音がないのがウリ
・OHイッパイしてるけど、そんな症状になったことない、プレートが同じなら慣らしもそんなに必要ないはず
・カーボン剥離はまあある



【オイル相性】
ATS　85w-90　低温○　高温☓
ATS　HardLocker 85w-140　低温△　高温☓
ATS　（旧製品）80w-140　低温◎　高温○　持続○
マツダ純正　機械式用　低温☓　高温☓
RED　LINE　75w-140　低温☓　高温☓
RED　LINE　80w-140　低温☓　高温☓
MOTUL　90PA　低温☓　高温☓
MOTYS　409　低温○　高温◎　持続○
WAKOS　HG　140　低温☓　高温☓　
WAKOS　HG　250　低温×　高温×　
OMEGA　690　85w-140　低温◎　高温○　持続○
TOTAL　ZZX　85w-140　低温○　高温△　持続☓
★ Gulf ProGUARD 85w-140　低温◎　高温○　持続☓
★ BRILL　140　低温◎　高温○　持続☓


主にイニシャルトルク（降下）、油温（上昇）によりスティックスリップが変化。
サーキット走行交換サイクル１～２走行(1h～2h)
★印は、クロッテCUSCO機械式デフにも使用