
トイレのリフォームをDIYでしています。簡単に思える壁紙や床材貼りも実際にやってみると素人には結構難しいです。写真はクッションフロアの失敗例。ミミズ腫れのようにウネウネとした模様になって床が凸凹しています。これは接着剤の塗り過ぎとオープンタイムと言って接着剤を塗布してから貼るまでの待ち時間をしっかり取らなかった貯めです。余分な接着剤がクッションフロアの下に残って押すとそれらがウネウネと動きます。使った接着剤はセメダインのゴム系のものです。

1㎡当たり250gから300gのところ400g程度使ったようなので使い過ぎだと思います。なるべくクシべラを立てて溜りが残らないようにするのがコツです。オープンタイムを少な目にしたのは貼った後で少し動かしかったからなのですが、それが裏目に出ました。直ぐに貼り直せば良かったのですが、一晩悩んだのでもう修正が効きません。ですが、やはり気に入らないのでやり直ししました。細かく切り取って剥がし、接着剤はペイント薄め液で柔らかくしてスクレーパーで削ぎ落としました。

ゴム系接着剤はベタベタして始末に悪いです。ペイント薄め液が染み込んだ合板下地を乾かして、既存の凸凹も無くすべく木工用パテで下地処理しました。

これは下地処理が可能なパテです。同じセメダインでもウッドパテというものがあり、そちらで下地処理すると柔らかくて平らに削れないので、これまた始末に悪いことになります。
実は以前の床も凸凹ていたのですが、どうやら私と同じ失敗をしていたようで、剥がした時に確認したら接着剤のムラがありました。二回目はその跡も平らにすべくパテ塗りしましたが、全面しごきのようになってしまいました。その後にサンダーでペーパーを当てて接着剤を再塗布です。

写真は塗布後ですが、今回はなるべく少なく塗って1㎡当たり200gで済みました。オープンタイムは5-10分が標準ですが、実際に触ってみて15分を取り、買い直したクッションフロアを貼ったら平らに貼ることが出来ました。
前回オープンタイムを短くした理由は入口の建具の切り込みが複雑で貼った後に切り欠くことが難しかったので型紙を作り、それに合わせてクッションフロアを貼る計画を立てたのですが、一度にバッチリと位置決めをするのは難しく少し動かす必要があったためです。2回目は逆に動かすのが難しかったので、少し枠との間が空いてしまいました。

クッションフロアを貼るだけでも素人にはこれだけハードルが高く苦労します。ほんとDIYって大変だなぁとしみじみ思うこの頃です。
失敗しないコツは皆さん饒舌に語るのですが、この失敗例はこの情報に溢れたネットを探しても見つかりませんでした。当人には恥ずかしい限りですが、他人にとっては結構有益な情報だったりします。なので今回敢えて載せることにしました。
Posted at 2023/09/14 13:26:06 | |
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