GM-D1400Ⅱ_導電性高分子アルミ固体電解コンデンサに換装

これは、純正の画像。もうひとつのGM-D1400Ⅱを改造･･･赤丸の液体電解コンデンサを7個ニチコンのFG,FWに交換して聞こえなかった音が耳に届くようになりとても良い感じでした。
でもでも。やっぱり、エンジニア魂がウズウズ。どうなるかの興味を抑えきれず手を入れてしまいました。
液体電解コンデンサは音に色を着せることで好みが作れる優れものですが、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(以後､固体コンデンサ)に換えたらどうなる？。予備の1400Ⅱをいじってしまいました。

固体コンデンサにした狙いは、
・等価直列抵抗(ESR)=内部抵抗が半端なく低い⇒圧倒的な電力供給レスポンス。固体コンデンサをたくさんつないでキャパシタを作りたい気持ち。
・ノイズ除去能力や周波数特性に優れているので無音の時にとても静か。

赤い矢印の3個が
日本ケミカルの固体コンデンサPSGシリーズ
・APSG160ELL271MF08S 270μF 16V 2個
・APSG160ELL222MJ20S 2200μF 16V 1個
緑の矢印
中国製の1000μF 35V 4個
※35V耐圧の1000μFが国内に見当たらずAliespressで調達。
どれも純正より小型なので、レイアウトは楽ですが、はんだ付け時間をどれだけ短くできるかが課題。

ハンダ付けの熱による内部劣化の自己修復＝エージング時間が、固体コンデンサは､液体電解コンデンサよりもはるかに長いのが悩み。
エージング時間を出来るだけ短くしたいので、ヒートクリップ3個はさみで本体に出来るだけ熱が行かないように素早くハンダ付けしました。
・ハンダはオヤイデ電気のSS-47
・先に素の足を基板側にハンダ付けしておき、それに本体の足をつなぐ作戦を多用しました。足の長さはあきらめました。

ハンダ付けの導通確認後、早速A1号に取り付けてみたところ、ビックリものの音。色付けの無い原音らしき音？と静寂から鋭く立ち上がる音を感じることが出来ました。普通の電解コンデンサから別の世界に行ってしまいました。
エージング前から感動しっぱなし。
シリコンシーラーで固定。

反対側の固体コンデンサもシーラントで固定。これにて工事完了です。