ブレーキマスターオーバーホール

先日装着したNSR250用のNISSINマスターですが、やはり不具合発生。
格安中古で、固着無で、ブレーキフルード出るからOKと判断してしまったのが失敗です。

①極低速でブレーキレバーを握ると奥まで握れてしまう。
→マスターの漏れ疑惑
②ある程度距離を走ると、ブレーキキャリパーが引きづりを起こし、最悪ブレーキロックする
→マスターのリターン穴塞がってる疑惑
ということで、部品をそろえてオーバーホールを実施。

オーバーホールキットは純正品を手配。
今時NSR250なんて廃版で純正部品価格も高騰中。
それでも新品が入手できるので助かります。

リターン側を分解。
中にフルードが結晶化したものが堆積。
洗浄して確認すると、リターンポートが完全に詰まっている・・・（汗）
しかし、この穴、小さくてなかなか通せるものがない！
最終的に裁縫道具から縫い針持ってきて貫通。
やはりこれが原因のようです。

シリンダー部を分解、清掃。
案の定、バンジョー側のパッキンがダメ。
一回り小さくなっている状態でした。
これのせいで、ゆっくりレバーを動かすと漏れて、奥まで握れていた様子。

新品のシリンダAssyをブレーキフルードつけて組み込み。

再度組付け、エア抜き。

試運転後、ゆっくりレバー操作でもレバータッチは固いまま。

30分くらい乗っても、引きづりやロック無し。

これで安心して乗れそうです。

やはり、中古品はメンテ前提ですね。