東名カムシャフト&エンジン補器類 交換
1
エンジン関連の以下の部品を交換します。
・東名カムシャフト
・東名タイミングベルト
・東名カムシャフトプーリー
・純正ウォーターポンプ
・純正ベルトテンショナープーリー
・純正アイドラープーリー
2
①ファンを外します。
②クランク角センサーとエンジン正面のカバー、ベルト類を外します。
③カムシャフトプーリーのボルトを外します(赤丸)。次に難関作業の一つ、クランクシャフトプーリーのナット(青丸)を外しますが、これがめちゃくちゃ硬いです。長めのスピナーハンドルで外そうとするもビクともせず。ホームセンターで1.5mの金属パイプを買ってきてスピナーハンドルにはめ込み、全体重をかけたところやっと外れました。
④純正タイミングベルトと純正カムシャフトプーリーをそのまま使うのであれば、外れないようにタイラップで固定しておくといいです(赤丸)。
3
⑤次にカムシャフトにアクセスするため、エンジン上部を分解していきます。まずはエンジン中央のカバーをあけ、イグニッションコイル用の茶色のコネクターを外します。
⑥コネクターが外れたら、エンジン上部両サイドのカバーを外すため、金色のネジを外していきます。
4
⑦これでエンジン上部のカバーが全て外れます。次はカムシャフトを外すため、カムシャフト上部のネジ・金属カバー・ボルトを外していきます。
⑧これで純正カムシャフトが外れます(中央2本)。
5
⑨ここからがカムシャフト交換の肝になりますが、シムを調整しバルブクリアランスを調整します。まずは新しいカムシャフトを仮組し、シックネスゲージを使って右側の画像のようなイメージでバルブクリアランスを測定します。
バルブクリアランスはIN側0.45mm、EX側0.38mmが基準値ですので、それに合わせるようにシムの厚みを調整します。プロショップのように何種類も寸法別にシムのストックがあるわけではありませんので、セラミック砥石などで削り、マイクロメータでシムの厚みを測定する、という作業をひたすら繰り返しました。
シムが削り終わったら、画像左下のようにシムを載せ、新しいカムシャフトを再び組み込みます。バルブクリアランスは許容公差があるものの、なるべく1/100mm単位で合わせたかったので、全てのバルブクリアランスを基準値通りにしました。あとはエンジンヘッドを元通りに組み上げていきます。
6
⑩ここまでばらしたので、ウォーターポンプも交換します。クーラントを抜き、ウォーターポンプを取り外します。
⑪上が取外し品、下が新品です。取外し品はガタもなくまだまだ使えそうでした。取り付けるときはウォーターポンプ本体の溝に液体パッキンを塗り付け、エンジン本体に取りつけます。液体パッキンは切れ目が無いようにしないとクーラントが漏れてくるので、神経を使います。
⑫ボルト・ナットを外し、ベルトテンショナープーリー・アイドラープーリーも交換します。
7
⑬カムシャフトプーリーを取付け、タイミングベルト取付けます。あとは元通りに組み上げていきます。
8
⑭最後に点火時期の調整を行います。エンジンのバルクヘッド付近にあるケーブルをタイミングライトの赤丸の部分で挟み込みます。
⑮エンジンを始動させアイドリング安定後、タイミングライトをクランクシャフトプーリーの根元に当てると、プーリーに目盛りが見えます。この目盛りの上から4つ目が基準値(20°)となっていますので、エンジン側カバーの矢印とその目盛りが合うようにクランク角センサーを動かします。
以上で作業は完了です。
関連パーツレビュー
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連コンテンツ( エンジン補器類交換 の関連コンテンツ )
関連整備ピックアップ
関連リンク