
12月1日(月)から5日(金)まで旅に出た。
今回の旅は源氏物語関連だけではない。
人に会う目的もあった。
その②からの続き。
(とっても長いのでテキトーに流してくださいね)
今晩泊めてもらうのは学生時代からの友人Yの家だ。
Yと私は性格が正反対で、考え方もかなり違う。
学生時代には言い争いみたいなこともしょっちゅうしていた。
それでも仲はよい。
不思議なことだ。
去年の秋、Yは学生時代の同窓会に参加した晩、我が家にも泊まりにきてくれた。
しかし、どうにも元気がない。
話をじっくり聞くにも、やってきた時間が10時近くと遅すぎた。
その前の、Chérieちゃんをお迎えした7年前にも元気がなかった。
今度こそ、しっかり話を聞いて励まそう。
そんなことを思いながら、国道23号線バイパスを北上していった。
信号もないし、走りやすい道だ。
これなら明るいうちに、そして通勤渋滞の始まる前には到着できると思った。
なのにYの家に到着したのは5時半。
あたりはすっかり暗くなり、道路も混んできた頃だった。
「ゆっくり来てね」の連絡があったから。
うん、わかるよ。いろいろ準備があるものね。
夕食はご主人の配慮もあり、二人で外に食べに行った。

すし道場 四日市店にて
美味しかった。
さすが海アリ県の実力は違う。
同じ値段を出してここまでクオリティの高いものは、わが県では残念ながら出てこない。
場所を移して、食後のお茶もした。

珈琲屋らんぷ 四日市泊店にて

ウィンナー珈琲は香り高かった
Y宅へ行く前に、時間調整を兼ねてコーヒーを飲んでしまったので、デザート代わりにウィンナー珈琲にした。
よく話した。
ざっくばらんに気の向くままに。
気づいたのはYの変化だ。
Yは我慢と忍耐の人。
家庭を持ってからは、自らをさておいても家族に奉仕するような人だった。
しかし、それもとうとう限界にきたようだった。
Yではない。
家族に、子供にしわ寄せがきた。
共通の友人Nの話をして、悩んでいるのはYだけじゃないよ、と伝えた。
Nも不登校の子供を抱えていて、あの手この手でがんばっている。鉄道好きだから、それで釣っているとか。
今、こうして書いているときにも、Yの表情を思い出す。
学生時代から無表情か、どちらかと言うとうつむきがちだったのが、今回は表情があった。
家族の問題で悩んでいるはずなのに、暗さがない。
何とかしようともがきながらも、自分の人生を生きようとしている顔だった。
翌朝にはすぐそばに住むYのお母さんともお話した。
「この子ね、絶賛不幸の嵐が吹き荒れ中なの」
とにこにこ顔で言う。
「私だっていろいろありますよぉ」
「Nちゃん(私のニックネーム、本名とは違う)、この子のことよろしくね」
Yのお母さんはYとは違い、陽気だ。
母娘とは思えない笑。
「家族が変わらないから、Yが変わらざるを得なかったんだね」
翌朝、ランチのパンを買いに向かう車のなかで私はぼつりと言った。
Yはうなずいていた。

シド ブーランジェリー

フランス語の筆記体交じりの文字
評判のパン屋さんらしく、狭い店内は女性客でにぎわっていた。

クロワッサンは外せない
会いにきてよかった。
直接様子を見て、言葉を交わして、「大丈夫だよ。お互いがんばろうね」と励まし合えるのが本当に嬉しい。
さあ、出発しよう。
4泊5日の旅も、そろそろ終わりを迎えようとしている。
その前に最後もう一人、会う約束がある。
道中、chérieちゃんにガソリンを入れ、みえ川越ICから高速に乗った。
三重にも川越かぁ、不思議な感じがした。
閑話休題
その前に交流した人達の、おもだった人をおさらいする。
<12月1日> 母の友人
母の友人が秋に亡くなった。
母とともにご自宅を訪問してお仏壇に手を合わせた。
勉強が大キライだった私をひっつかまえて、かけ算を教えてくれたおばさんだった。

子どもの頃に遊んだ公園で、ヘタクソな路駐

初めて落葉拾いをしたのもこの公園だった
<12月2日> 小学校時代の友人M
午後、母を名古屋駅で見送った。
私が新幹線の中まで入り込んで、空いている席を確保して座らせた。
品川駅からの帰り方はしっかり教えたけれど、もし降りそびれたとしても終点は東京駅。
そこまで行けば、後は何とでもなるだろう。
時間は3時すぎ
ここからたった10km程度だし、ちょっと行ってみるか!
名古屋近郊の春日井市に住む小学校時代の友人Mの家に行くことにした。
たぶん家にいるだろう。
私を見たとき、Mは最初誰だかわからなかったようだ。
6年ほど前に会ったきりだし。
玄関で2時間ほど立ち話をした。
まるで近所の主婦同士みたい。
小学校時代、私はMのほんわかしたところが好きだった。
「あそこ、名古屋のハズレだよねぇ」
と私達が住んでいた地域のことを言う。もちろん名古屋弁のアクセントで。
「まあ、確かにそうだね」と私も笑う。
名古屋駅まで近いけど、地図で見ると本当に名古屋のはじっこだ。
LINEの友達追加もしてもらえたので、これからはひんぱんに連絡を取り合える。
話を元に戻そう。
だんだん緊張してきた。
なるべく等身大の姿が感じられるようなブログを心がけてきたのだから、まさかキラキラに飾り立てて妄想されていることはないと思うけど…
うん、きっと大丈夫。
後は深く考えずに、ひたすら待ち合わせ場所の長篠設楽原PAを通り過ぎないように気をつけて走った。
そう、通過することほど面倒なことはない。
長篠設楽原PAの看板を見つけ、左の道へ入っていく。
待ち合わせ時間に間に合ったことにも安堵する。
ぐるぐるまわって駐車場に入る手前で白いBMWを見つけた。
あ、これたぶん、みん友さんのクルマ!
chérieちゃんを停めて、待ち合わせのコンビニの方へ近づいていくと、男性が一人、緊張した面持ちで立っていた。

この辺りにみん友さんが
「aba-bu25さんですね?」
「はい!」
「Danslemidiです、はじめまして!」
そこから、楽しい時間をすごした。
話すうちにお互いの緊張も少しずつほぐれていく。
まずはお互いのクルマを見せあう。
駐車場がaba-bu25さんのは一般用、私のは高速用にと、別に停めているので歩いて見てまわる。

aba-bu25さんの愛車
「このクルマは豊橋で陸揚げされたんですよ」
chérieちゃんにとってのふるさと帰りなんですという意味を込めて話す。
「こちらはどこで?」と聞くと「千葉」と返ってきた。
話がかみ合わな~い。
ドイツという国は一緒でも、メーカーが違うから仕方ない笑
ということで早々にクルマの話は切り上げて、PAのテーブルにかけてお互いの話をした。
ブログのコメントでやり取りしている内容の続きのような会話だった。
ま、どちらかというと、私のほうが一方的に話して、質問攻めにしていたカモ。
今回の旅、いろんな人とひたすら話しまくっていて、口元が緩んでる。
しゃべりすぎて口が筋肉痛になる勢い。
aba-bu25さんはブログでのイメージどおり。
穏やかで笑顔が印象的な人だった。
2時間ほどして、aba-bu25さんが気を利かせてくれた。
そう、だんだんと陽が弱くなって夕方に近づいている。
私はこの先、まだまだ走らないといけない。

ここは由緒正しいPAであった
長篠設楽原の合戦は、織田信長・徳川家康連合軍(火縄銃)が、武田勝頼軍(騎馬隊)に大勝した戦いと言われている。
しかし、近年その史実に疑問が投げかけられているそうだ。

長篠設楽原の合戦の現場を見下ろす
今度はクルマを並べっこして写真撮りましょうね~
aba-bu25さんからは、たくさんのお土産をいただいた。

駿河湾沼津SAで、休憩がてらパンを食べたらお腹いっぱい!
そのなかでもダミエのケーキに驚かされた。
マッターホンというお店のケーキ。
調べてみると初代店主さんが東京で修業されて、のれん分けされて豊橋で開業されたとのこと。

レモンティーと合わせた
さっそく実家にもおすそ分けに持っていき、母に話してみた。
ねえ、伯母さんが最後にごちそうしてくれたケーキ、覚えてる?
同じケーキだよ。
こっちはね、のれん分けしたお店のものだよ。
懐かしいねと言いながら美味しくいただいた。
その伯母は以前のブログで書いたが、生まれ故郷の東京の地を離れ、埼玉県北部で介護生活を送っている。意志の疎通は、残念ながらもうできない。
あとはおまけ。
12月1日
【割烹 まつ与】 名古屋市中村区
私の鰻の原点のお店がまだやっていた!
それを知ったのは数年前に名古屋を訪れたとき。
必ず行こうと思った。
なぜ原点なのか。
気づいたのは、数年前に長野県の諏訪湖近くにある「やなのうなぎ 観光荘」で食べたとき。
この感じ、食べおぼえがある!
関西風に焼いた鰻に懐かしさがあった。
満を持して母と訪問。

子どもの頃はご飯のなかにも鰻が隠れていたけど、今はさすがに隠れてなかった。

熱々の茶碗蒸し
脂がのっている。
皮も身もしっかりしているし、魚っぽさがある。
関東風の柔らかいほろほろとした鰻とは違う。
これを食べていたんだと思い出しながら、美味しくいただいた。
女将さんともお話をする。
私と弟は、息子さんと同じ保育園に通っていたのだった。
「昔は着物を着てましたよね」
私が言うと「今はすっかりこんな感じで…」と返ってきた。
その息子さんは家を出てしまい、後は継がないのを残念に思う。
必ずまた来ますね!
12月2日
【清洲城見学】 愛知県清須市
名古屋近郊の一宮に住む母の友人のところへ行った帰り、せっかくなので清洲城に寄った。

平成元年に再建された模擬天守

小さなお庭から

名古屋城に比べて、敷地も建物も運営も素朴なのに好感が持てる
織田信長推しだった。
エスカレーターもなく、ひたすら階段を上った。
清州の歴史を案内する映像のナレーションを見ていたら、聞き覚えのあるNHKアナウンサーの声だった。
まるでNHKの歴史番組みたい。
また歴代の大河ドラマの登場人物の着ていた衣装やら小道具などが、惜しげもなく展示されている。

左が名古屋方面

拡大してみた
暖かい日だったのでのんびりと眺めていたら、新幹線が通過した。
これはめずらしいかも。
お城の脇を通る新幹線なんてそうそうないと思う。
ということで、にわか「撮り鉄」になってみた。
【麺家 獅子丸】 名古屋市中村区

ぱいたんらぁ麺を注文
ホテルの目の前で行列しているラーメン屋があった。
せっかくだから、夕食で試してみることにした。
繊細な味を楽しむラーメンだった。
そういうのが今の流行りなのかもしれない。
美味しかったけど、並んでまではいいや。
もともと食べ物で並ぶのはニガテなので(美術館はOK!笑)。
今回の旅の走行距離:1,080km