
*タイトル画像は、20日出発時の埼玉県内の映像です。新調したドラレコZDR-750Dが嬉しくて載せました。
【登場人物】
私:旅の企画立案、ドライバーを兼ねる
C:千葉在住。一女一男の子育てをもう少しで卒業。小学校の先生をしている。
Y:三重在住。一女一男の子育てに奮闘中。
私達は学生時代、西アフリカを旅したグループで知り合った仲。
大学を卒業以来、私はYとCとは定期的にコンタクトを取り続けていた。
しかしCとYは長いこと会っていない。
【旅のきっかけ】
8月16日(日)、私とCは埼玉県三郷市(県南西部)にある、南インドカレーのお店でランチをしていた。
「ねぇ、Yにも会いたいね」とCが切り出した。
「いいねぇ、行きたいね」
これで旅は決まった。

食べ放題なので、たくさんのせる!
【旅の目的】
子育てに奮闘しているYに寄り添い、励ますため。
「大丈夫だよ」と言ってあげたい。
子育て経験のない私より、Cの言葉のほうがよっぽど説得力があるので、私はCを連れていくことに集中したい。
【旅の準備】
LINEでCとやりとりを続け、シルバーウィークの9月20日(日)~22(火)の2泊3日で決まった。
宿や大体のプラン、待ち合わせ場所と時間、走行ルートも順調に決まり、いよいよ出発!という時になって、思わぬ障壁が私達の前に立ちはだかった。
台風26号である。
出発3日くらい前から、私達のやり取りは台風のことばかりとなった。
前日には旅の準備をしながら、出発するかどうかが決断できない。
メディアの台風情報は、「不要な外出をしないように」と繰り返し訴えている。
JR東日本からのお知らせは、20日夕方から21日まで運休をほのめかしていた。
せっかく準備してきたのに!
今行かなければ、当分行くことはできないのに…
それはCやYの子供達が受験生だからだ。
悔しい思いしかなかった。
どうしようか
Cとの話し合いの結果、明日の出発直前まで待つことにした。
<9月20日(日)> 宿泊地:静岡市内
4時に目を覚ました。
相変わらず大粒の雨を降っている。
ああ、やっぱりなぁ…
Cの起きだす5時まで待った。
その間、台風情報を見ているとあらためて気づいたことがあった。
・高速道路の通行止めの予定は、関東のみで東海地方には出ていない(静岡東部で通行止め予定が出ているが、その頃には私達はとっくに通過している)
・新幹線の計画運休はなし
これなら行けるかも!
6時、Cと連絡が取れた。
そして決行することにした。
【待ち合わせ】
予定より30分遅らせた10時前に、JR平塚駅南口ロータリーで待ち合わせることにした。
私も急いで支度をして7時過ぎに家を出る。

圏央道からも近い平塚駅は待ち合わせにとっても便利!
メディアの「不要な外出をしないように」の効果は絶大だった。
圏央道はシルバーウィークにも関わらず空いており、いつもは渋滞する中央道との境目も難なく通過。
ありがたいことに雨もそこまでひどくはなかった(タイトル画像参照)。
寒川南ICを8時半には出ることができた。
Cも1本早い電車に乗ることができたらしく、9時50分には無事落ちあうことができた。

JR平塚駅南口。ここを使うのは1月以来2回目
【二人旅のはじまり】
渋滞を考慮したルートを事前に考えてきたが、一切使わなかった。
新東名高速道路の厚木南ICから一気に西を目指す。
道路はまるで平日のように空いていた。
雨もどんどん少なくなっていく。
いつもは一人で走る道も二人で走るのは楽しい。
たわいない話で盛り上がった。
伊勢原JCTで東名高速道路に乗り換えた。
雨も小降り、そのうち止んできたとはいえ、灰色の曇り空は延々と続く。
「あーあ、富士山、見えないねぇ」
「仕方ないねぇ」
私達二人はため息をつく。
こんな台風が近づくなかを出発できただけでも感謝モノなのに、ついつい欲張りになる私達。
由比PAに寄った。
ずっと寄ってみたかったので嬉しかった。

chérieちゃんを停めて海を眺めた
海は穏やかで台風が近づく気配もない。
晴れていたらとってもいい景色なんだろうけど、その時は激混みだろうなぁ

富士山かな?

こじんまりとしたPAの2階
海を眺めながら、Cの用意してくれた生トルティーヤでランチ。
食べだすとお腹が空いていたことがわかる。
12時すぎに日本平久能山ICを降りた。
【ふじのくに地球環境史ミュージアム】
雨の日プランとして何となく候補にしていた「ふじのくに地球環境史ミュージアム」へ行くことにした。
ICを降りてすぐ看板がでてきたので、導かれるようにして向かったというほうがより正しい。
とってもおもしろかった!
行ってよかった。また行きたい!
今度行く時はもっと時間に余裕を持ちたい。
廃校になった高校の校舎を使うというアイディアがよい。
「学校だ!」とノスタルジーに浸っていると、Cは「学校はイヤだ」と言い出した。
せっかく旅に出たのに、まるで仕事のような気分になると言う。

静岡の良い面と悪い面をいろんな角度から伝える展示。
美しい富士山も、爆発すると手が付けられないという対比が衝撃的だった。
1つ1つの教室が展示室になっている。
見ているとスタッフの人が教室に入ってきて解説してくれるのがよい。
こちらの質問にも丁寧に答えてくれる。
イベントがあるので、よかったらどうかと声をかけられた。
雨天時ワークショップ:蛇紋岩を磨こう!
石磨きなんて…と思ったが、Cが興味を示したので参加することをした。

理科室
これがまた、素朴にオモシロい。
水で濡らした3種類の紙やすりを粗い→細かい順に使い分けて、ひたすら蛇紋岩(じゃもんがん)という石ころを磨き続けるのだ。
蛇紋岩は安倍川で拾ってきたものらしい。金が混じっているものもあるという。
安倍川と言えば、私にとっては安倍川餅である。

磨く前の石。左はC(水で濡らしてある)、右は私の石

磨いた後の石。左は私、右はCの石。
水で濡れているので、よりピカピカに見える
1時間のワークショップで、みるみるツルツルになった。
あとはヒマな時に、テレビでも見ながらタオルで磨くともっとツルツルになりますよとスタッフの人が教えてくれた。
それ以降、Cは助手席でひたすら磨いていた笑
私は…ハンドルを握るしかなかった。
図書館に入ったら、出迎えてくれたのが…

巨大な体躯

「ヤルのかよ、おい!」って目つきだ
「これは動物園から来たのですか?」
思わず司書の人に訊いた。
「個人からの寄贈です。よかったら触ってみてください」
どんな金持ちなんじゃ?!と驚きながらも、腰の所にそっと手を当ててみる。
思ったより毛はゴワゴワしてなかった。

昔の教科書も展示されていた。
開いてみると、解説図が丁寧に描かれていて美しかった。

いろんな動物の骨たちが席についていた!
夜はかなり怖いかも…

静岡で見られる岩たち。真ん中奥の岩は蛇紋岩。
そろそろ今日の宿にいかないとね、ということで後ろ髪を引かれる思いで出発。
教師をしているCは「子供達が興味を持つのにとてもいい施設だね。千葉にはこういうのはないのよ」と絶賛していた。
「たぶん、埼玉にもないんじゃないかな。でもさ、千葉には歴史民俗博物館があるじゃない!」と力説しておいた。
アイディア勝負の素晴らしい施設だった。
せっかく旅に出たのだから、その地域について少しでも知識を深めるのは楽しいと思う。
雨はふたたび降りだしていた。
【泊まれる純喫茶ヒトヤ堂】
このゲストハウスは6年前に予約したのに、コロナ禍で県境を越えられなくなり、泣く泣く諦めた経緯がある。
静岡県立美術館で巡回展示される
「きたれ バウハウス」展をじっくり見るためだった。
新潟展での圧倒的な展示量に時間オーバー。
「残りは静岡で」と巡回をずっと待っていたのに実現できなかった幻の旅。
今回やっと来れて嬉しい。
さあ駐車場はどうしよう。
千葉の集中豪雨をすり抜けた身としては、大雨で冠水は絶対に避けたい。
静岡駅の立体駐車場も考えたが、歩いて往復するのが面倒だし、そこまで雨もひどくなさそうだ。ちなみに長靴は持ってきた。
すぐ近くのコインパーキングに停めることにした。
気づかいとして、手前より奥のほうにより高さがあったので、高めのところに停めた。ちょっとの差で水は低いところに集まってくる。

Cの持ってきてくれたケーキで一息つく
ヒトヤ堂は築50年のビルをリノベーションした施設だ。
ビルではもともと商売をされていたようで、天井も高く、凝ったしつらえが印象的だった。
1階は純喫茶
2階はプライベートルームとドミトリー
3階は女性専用ドミトリー
プライベートルームを予約したので、広々として過ごしやすかった。
値段は一人3,800円。

HPより拝借。手前にもう一つベッドがある。
隣のドミトリーは外国人のお兄さん達がほとんどだった。
本当にマナーがよくて静かだった。物音一つしない。
むしろ私達のほうがうるさくて申し訳なかったかも…
【味の店 乃だや】
夕食の候補はあまり考えてこなかった。
まわりに食べるところがたくさんあるから、適当に探せばいいと思ったからだ。
Cが宿と駐車場の間にあるお店がよさそうと言う。
近いし、もう雨のなかうろうろしたくはない。
ここは繁盛しているお店のようだった。
2時間制だったし、私達が帰る頃には外で行列になっていた。
こんな雨の中なのに!
静岡おでんはCのお気に入りとなった。
甘辛味が食欲をそそるし、上にかける青のりとだし粉がちょうどよいアクセントになっている。
魚に飢えている私は、焼いた秋刀魚とご飯を頼む。

好きな焼酎を選んで生わさびを混ぜる
Cはこれもとても気に入り、「美味しい」「美味しい」と飲んでいた。
上記以外にも、刺身の盛り合わせ、焼き鳥などを頼んだが、どれも美味しかった。
【オーガニック抹茶カフェ 和み】
酔ってお腹いっぱいになってしまったCを残し、私は近くのカフェへ出かけた。
12時まで開いているのが心強い。
ホットよりアイスのほうが抹茶を楽しめるというので、アイスを、
4種類ある濃さのうち、2番目に濃い抹茶ラテにした。

シャカシャカかき混ぜて作ってくれた
抹茶の風味が美味しいなぁ〜
デザートにも心惹かれたが、さすがに入らない。
いつか来た時のために取っておこう。
その②へ続く