
ここのところゴッホ展が盛況だ。
福島で開催された大ゴッホ展(2月~5月開催)では26万人強もの来場者数があったと言う。
その展覧会は、今は東京・上野の森美術館で開催されている。
あまりの人気ぶりに、予約を取ることすら困難とのこと。
福島が大賑わいだった頃の春先、
宇都宮でもゴッホ展が開催されることを聞きつけた私は、早速出かける計画を立てた。

HPより拝借。春らしい色彩にウキウキする
距離的にもちょうどいい。
しかも、宇都宮はずっと行ってみたい街でもあった。
それにしても観覧料1,200円って安すぎないかな?
大したことないのかなと不安がよぎる。
調べてみたら、このあと大阪と名古屋へ巡回することがわかった。
大阪では2,100円、名古屋では1,900円の観覧料。
宇都宮はなんて良心的な価格なんだろう!と感動した。
6月7日(日)に出かけてきた。
【ルート:往路】
オール下道
埼玉県境を越えて少ししてから、新国道4号線で宇都宮まで走った。
【ルート:復路】
埼玉県との県境付近まで新国道4号線、その後、圏央道(高速道路)で帰宅
【ドライブの感想】
下道で走った理由は、新国道4号線と宮環(宇都宮環状道路)の高規格道路を走ってみたかったからだ。
宮環をドライブする動画を見たのと、みん友さん達がブログで新国道4号線を紹介していて興味を持ったことがきっかけ。
新国道4号線は、埼玉県東南部の越谷市から宇都宮をつなぐ道路だが、埼玉県側と茨城・栃木県側ではおもむきが随分と変わるらしい。
(埼玉県側は走ったことがないので実際のところは不明)
県境を越えた茨城・栃木県は、
・平坦な道がずっと続く
・道幅は広い
・片道2,3車線(乗り降りするところが2車線化する)
・立体交差がほとんどで信号は少ない
高速道路に近いという表現がしばしばされるが、あながち嘘ではないと思った。
ガタガタしているところは所々あったけれど、気になるレベルでもない。

HPより拝借。新国道4号線
走り抜けた感想をひと言でいえば、アスリートの走りだった。
走っている車も右に左に車線変更を繰り返し、それぞれのスピードでスマートに走っている。
宇都宮市内も道が整備されていて、新潟市に近いものがあった。
それにひきかえ、埼玉県側のその辺の国道は「よちよち歩き」という表現がしっくりくる。
・道幅は狭い
・片道2車線
・交差点は右折専用レーンで対応
数個先の信号で足止めするような操作がされている。
しかも信号がやたら多いため、いつまでたっても先にすすまない。
本当の早朝や深夜なら青信号が続くが、それを「ラッキー!」と喜ぶ道路環境が情けない。
道路環境のいいところに引っ越したいなぁ~
みんかららしい話題はいったんここで切り上げ、本題へ入っていく。
【寄り道その1】朝食
最近、朝食を外で食べるのが流行っているおかげで、早朝から朝食を提供するお店が増えてきたのが嬉しい。
ちなみに、休日の朝っぱらから、地元でご飯のためだけに外出なんて出不精の私にはムリムリ。
でも、今日は気合の入ったお出かけの日。
これを利用しない手はない。

Penny Lane 岡本店
みん友さんが紹介するお店へ行ってみた。

お腹いっぱいになった!
【目的地】宇都宮美術館
山を切り開いて造成された住宅地の先に、今回の目的地はあった。
見下ろす駐車場を見て、愕然とした。

見てのとおり、ほぼ満車。
車を降りた人達がぞろぞろと同じ方向へ向かって歩いていく。
もしかしたら出遅れた?
ご飯なんて食べてないでさっさと向かうべきだった?
空いている場所にchérieちゃんを停め、私も同じ道を早足で歩く。

ここでお弁当をひろげたい!
広々とした芝生を取り囲むようにしてステキな小道が続いていた。
美術館に入って、予感的中。
入り口から行列になっていた。
え、ゴッホってそんなに人気あるの!?

入り口に入ってすぐ3種類のタペストリーが下がっていた。
都内の混んだ美術館に紛れ込んだがごとく、私の気分は次第に戦闘態勢に入る。
道路の上では戦闘態勢に入ることは皆無だが、美術館では「いざ、出陣!」のモードに入ることはままある。
どんだけ待つんだろう…
展示会場は大混雑なのかな。
遅々として進まない列にため息がもれる。
こんなことは名古屋の徳川美術館以来だ。
それでも馴れた係員の誘導もあり、少しずつ動いていたのだった。

あと少しで行列から解放されそうな時に撮影
まさかの入場制限?と訝しんでいたのだが、ゆっくりと動き続けたその先に理由が見えてきた。
ただ単に入場券の購入に時間がかかっているのだ。
前売り券の販売もなかったのですべての人がここで支払わなくてはならず、キャッシュレス決済の機械は1つしかない。
2人いる受付のうち、1人は購入後の案内に専念しているため、たった1人で現金、キャッシュレスの会計を担っていたのだ。
結局1時間以上行列に並んでいた。
しかし、この混雑にこそ救われたことを、後々深く噛みしめることとなる。
それは宇都宮市街地で熊が目撃された日だったから。
どうやら宇都宮美術館の立地する山林から降りてきたらしい…
もし人手が少なめだったらと思うと、ぞぉ〜っとする。

大谷石でできた壁の廊下を移動して展示会場へ
先ほどの行列がウソのように、会場内は人がバラけていた。
1回サッと見てまわり、2回目はじっくりと観た。
ゆったりと観られたので2時間半の滞在となった。
写真撮影はほとんどOKだったので、一部紹介しよう。
<印象派前>

「アスパラガスの束 」マネ
肉々しくておいしそうなホワイトアスパラガスだなぁ。
それが直感的な感想。
<印象派>

「縫物をするジャン・ルノワール」ルノワール
う~ん、どう見ても女の子。
でも名前が「ジャン」だし、と考えこんでしまった。
解説を見たら、やっぱり男の子。
この当時、男の子たちには髪を伸ばす習慣があったらしい。
<ポスト印象派>

「梨のある静物」セザンヌ
セザンヌの果物の絵は、学校の教科書にも載っていたのを思い出す。
白い布にやたら存在感がある。

HPより。「ブルターニュの少年」ゴーギャン
とっても有名な絵らしい。
今の感覚ではかなりスキャンダラスに見えるけど。
少年のまなざしが複雑そうに見えるのは気のせい?
この絵が後のタヒチでの絵へとつながっていくそうだ。

「跳ね橋」ゴッホ
空と川の水色が明るくていい色だなと思ったので、大判の絵葉書も買った。
昔、フランス一人旅に出た時、跳ね橋の実物を見に行こうと思ったけど、電車の時間とか日程が合わなくて行けなかった。
まさかこんなところで出会えるとは、思いもよらず。
<点描派>

「カポ・ディ・ノリ」ポール・シニャック
ポチポチと点で絵を描いている、
気の遠くなるような話だ。
そしてモダンに見えた。
印象派の前後の絵画を順を追って紹介していた。
その時代その時代で、前よりいいモノを、より新しいモノをと、抗う画家たちの息づかいのようなものが感じられる展覧会だった。

広々とした空間にいると心ものびのびとしてくる
7月4日(土)から9月9日(水)まで
あべのハルカス美術館(大阪)
9月19日(土)から11月29日(日)まで
名古屋市美術館
で鑑賞できます。
興味のある方はぜひ行ってみてください😊
今回、ドイツから作品を運んだのはヤマト運輸。
いつもの日通じゃないんだと、ここにも驚きを感じた。
運ぶノウハウがあるから、西洋の美術館も信用して貸し出してくれることを忘れてはいけないと思う。
【寄り道その2】お茶の時間
宇都宮はカフェの街として知られている。
数年前にそのことを知って以来、いつかは行ってみたいと思っていた。
そのチャンスがゴッホ展をきっかけに叶えられた。
いろんなお店をリサーチしてきた結果、宇都宮駅にある「明治の館」に行くことにした。
お店へ行ってみてびっくり。
まさかの駅コンコース併設のお店だった。
本店のある日光ではそれなりの格式のお店らしいのに不思議な思いがした。

HPより拝借。実際はもっとにぎやかである。
しかし、よくよく考えてみるとこれはいい立地だと思った。
駅ビルの奥地にあるより、ひと通りの多いところに店内も見えるお店のほうが人も入りやすい。
もっとも大規模な駅だと、人の出入りも激しくなりすぎてむしろ落ち着かないので、そういう時は駅ビルの奥でもいいと思う。
なかに入ると、流行りのヌン活がそこかしこで繰り広げられている。
あまりの人気ぶりなのか、カウンターで横並びに座って楽しんでいる女性達もいた。

HPより拝借。スリーティアーズがカウンターに並ぶ姿は壮観だった。
ヌン活とは、アフタヌーンティーの楽しむ活動のことである。
メニューを見てみると、人気の理由がわかった。
相場より安い。
手軽に楽しめていいかも…
今日はそこまでがんばらなくていいので、パフェにした。

写真の奥に駅のコンコースが見える
満足のいくパフェだった!
帰り道、改札にもためしに近づいてみる。
「う~ん、あの電車に乗って帰りたい」と弱音をついつい吐いてしまった。
だって、ほぼ1本で家までたどり着けるのだもの。

この電光掲示板を見たら、「電車で帰りた〜い」となるのは仕方ない
いやいや、chérieちゃんを置いていけないでしょ?と気を取り直し、駐車場へ向かう。
ハンドルを握り、少したてば走る気マンマンになってくるのが自分でもおかしい。
帰りは流れに乗って、さっと気持ちよく埼玉県境まで帰ってきた。
その後、信号攻めとか、もしかしたら渋滞にはまるのがイヤになって、圏央道に乗ることにした。
圏央道はガラガラだったので、さらに気持ちよく帰ることができた。
こないだは恐ろしい思いをしたけど、こうやって少しずつ立ち直っていくのが嬉しい。
またお出かけしようね!chérieちゃん
新国道4号線に興味がある方は
こちらをどうぞ。
うぷ主の朴訥な話し方がくせになる動画だ。
本日の走行距離:190km