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2021年08月10日

夏のお出かけ先は涼しくないとネ ~栗田美術館で陶磁器に酔いしれる~

夏のお出かけ先は涼しくないとネ ~栗田美術館で陶磁器に酔いしれる~ 車検から帰ってきたchérieちゃんと、せっかくの4連休だからふらっと出かけたい。
だけど暑いなか、車を出たり入ったりはしたくない。それだけでくたびれる。
それにせっかく遠出した挙句、ランチだけで帰るなんてもったいないし…


熟考すること数日…


美術館とか博物館へ行くことを思いつく。


中は涼しいし、一度入れば2時間くらいは鑑賞しているはず。
それにランチをつけて帰ってくればいいではないか。

ではどこへ行こう?
それほど遠くはないどこかをネットで探していると、「栗田美術館」がヒットした。

伊万里と鍋島の陶磁器に特化した美術館。
そして三万坪の庭園を有するという…



悪くな~い
焼き物大好き!
お庭も好き!




というわけで4連休初日に出発。


そんなに急いでもつまらないので、下道でのんびりと向かうことにした。
連休初日にも関わらず、それほど混んでいないのがいい。





あ、利根川
坂東太郎だ!


まるで大きな沼のような見晴らしに感動を覚える。




栗田美術館・玄関


自宅から2時間ほど走った田園地帯の先に、お目当ての美術館はあった。
近所には藤棚で有名な、あしかがフラワーパークもある。


それにしても駐車場が広大すぎる!
しかもchérieちゃんともう一台しか停まっていない!



緑の先に見えるのは本館



左手奥から本館へ入る


そして中も広大だった。
豊かな緑の中に、建物が点在していた。
そこを歩いて見て回るのだ。

サンダルに素足はあまりいい選択とは言えなかった。
砂利がどんどん入ってくる…


本館・昭和50年開館


さあ、陶磁器の鑑賞に入りましょうか。


ため息の出るような陶磁器の数々。
また作品に添えられた解説もまた、読んでいておもしろい。


【伊万里】
日本で最初に作られた陶器
ヨーロッパ人の好みに合わせて、絢爛豪華な作品が多い一方、造作が雑なもの、美的センスに難があるものもたまにある。
ちょっとばかりいい加減でも、売れてたからかな。
でも国内向けにはキチンと作る。じゃないと目の肥えた人たちには売れないよね。




伊萬里色絵赤首輪犬置物

愛嬌があって、あまりにカワイイのでお土産に絵葉書を購入
今にも動き出しそう。
ビクターのワンちゃんみたい!


His Master's Voiceね。(HPより拝借)



【鍋島】
肥前鍋島藩御用達の陶器
藩主の自家用、贈答用、献上品として、門外不出に近い扱いを受ける。
上品で美しい。シンプルなデザインであっても手の込んだ造作が見て取れる。




染付紗綾形大根文皿(HPより拝借)





歴史館・昭和54年開館


まだまだ、見せてくれるらしい。本館だけでも、かなりの量だったけど…




唯一撮影の許可された空間

左手後ろのとっても大きな壺は、今年の大河ドラマ「青天を衝け」でも描かれた、パリの万国博覧会に出品されたものだ。そして、これら大壺に魅了された見学者たちにかなり売れたとのこと。




(HPより拝借)

イギリスのロックバンド「クイーン」のフレディ・マーキュリーが、プライベートで訪れた際の写真も残っている。
この写真のフレディと大壺を見ても、大壺の大きさが想像できよう。



歴史館の階段をどんどん登っていくと、展望室がある。




資料館ではおもしろい解説文にであった。趣旨は以下のとおり。

伊万里の初期は、中国の景徳鎮の陶器を真似て作るようにとヨーロッパ人に言われて焼きだしたが、出来は稚拙であった。
そのうち景徳鎮を上回るような作品を作りだすようになると、中国から真似をされるようになった。
その後、価格破壊的な陶器が中国で出回るようになると、高価な伊万里は大打撃を受け、結果として、伊万里は国内需要へ目を向けるようになる。



う~ん、歴史は繰り返すと興味深く読んだ。
しかし今の日本の製造業には、国内需要を掘り起こすのは至難の業だし、それが伊万里とは違うところなのかもしれない。



みっちり2時間、鑑賞してまわった。
見学者もほとんどいなくて、ほぼ独占状態。



帰るころには、ポツポツと来館者もやってきた。



天気もそれほど暑くなくてよかった。
日本一暑いといわれる熊谷に近いのに、川一本渡るだけで気温が違うものなのかしら。




出発点は在住する区役所にしておいた

今回のドライブは片道56km
平地をずっと走りつづけた。


次回は紅葉の季節に来て、ふたたび陶器の世界に浸りたいと思う。
ブログ一覧 | 美術館・博物館めぐり | 旅行/地域
Posted at 2021/08/10 23:49:48

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この記事へのコメント

2021年8月11日 20:09
こんばんは♪

先ず、飛び込んで来た 利根川=坂東太郎 の太文字に???
な~に? 利根川ゆかりの有名人?
早速、調べて分かりました👍
今年も暑い夏です
そして気軽にお外に行くのも、ままならないのですが車検から戻り外も中も綺麗に戻ってきた時点で何処かへ走らせてみたくなりますね
そして選んだのは「栗田美術館」
好きな陶器でも在り、何より冷房が効いてて涼しい!(これ大事なポイントかと)そして広~い!
美術館内にある広大なお庭を眺めながらゆっくりと鑑賞
人も多くないようだし静かに陶器巡り出来て好かったですね
こんな休日在りですね(^^♪
コメントへの返答
2021年8月12日 11:29
夏子*さん
コメントありがとうございます!
坂東太郎を知ったきっかけはなんと漫画からなんです。庄司陽子の漫画「生徒諸君!」に、坂東太郎という名の男の子が登場したんですね。「利根川だ!」と叫ばれてました笑
夏子*さんなら、四国三郎を見たことがあるのでは?

美術館や博物館めぐり、夏のお出かけにもってこいだと思いました。そしていろいろ調べているうちに、カフェの充実したステキな町を見つけてしまいました。
足利からはちょっと離れているので、あの時は訪問できなかったのですが、暑さが落ち着いたら、ゆったりカフェ巡りをしようと思っています。
2023年8月6日 20:03
避暑を兼ねた芸術鑑賞,イイですね!
以前は新聞屋さんから,契約の特典で招待券をいただいたりしたのですが,最近はこんなところにも不況の余波なのか,ご無沙汰です.
対象を自分で選んで出かけるのが普通ですが,新聞屋さんにいただいた展覧会だと,普段は絶対行かないような展示もあったりして,結構新鮮な感覚なのでした.

歳のせいか,上野の国立博物館の企画展程度の規模になると,人が多いことも相待って,途中で疲れてしまいます.
おっしゃる通り,2時間くらいのんびりと鑑賞できる展覧会がいいですね.
コメントへの返答
2023年8月7日 19:35
Abyssal Blackさん、こんばんは

コメントをありがとうございます。

自分で探した展覧会だとどうしても似たり寄ったりになってしまうので、誘われたり招待券をいただくほうが新鮮味もあっていいですよね。

都心の有名な施設だと混雑は避けられず、私にはむしろストレスに感じてしまうので、よほどのことがない限り観に行かないかもです。

のんびりマイペースに観賞するのが一番楽しいです。ただのんびりすぎて、2時間じゃあ足りないこともしばしばです。

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