前回の記事は
こちら
前回、PulseEffectsのプリセット導入まで完了しました。しかし、Raspberry Piについてる3.5mmジャックから出る音が思ったよりイマイチだったので、DACを取り付けることで解決していこうと思います。
今回購入したのは、Kuman製のHifiBerry DAC+互換のI2S接続のDACになります。
この部品を使うことでRaspberry Piの音質を強化することができ、ハイレゾ再生はもちろんのことDSDネイティブ再生もできるようになります。まぁ、車に載せるにしてはちょっともったいないスペックですね。しかも純正スピーカーだしね。笑
PC等と接続する場合、USB接続タイプのDACが主流だと思いますが、ちょっと値段が高めです。あと車載することも考慮すると置き場所が無いかな・・・
ということで今回は、I2S接続のものを採用しました。そもそもI2Sは、IC間でデジタル音声データを転送するための規格です。なので、オーディオ機器の内部で使われることが多いようですが、なんとRaspberry Piには、I2Sの通信ポートが用意されており、I2S接続のDACを接続することで簡単に高音質化できるんだとか。しかも、非常に低価格ですし。
すごい時代になりましたね・・・
今回のDACに搭載されているチップはPCM5122というもので、最大384kHz/32bitでの再生が可能です。そんな音源持ってない・・・ 笑
また、前置きが長くなってしまった・・・
では、Raspberry Piに取り付けします。この手の製品は、Raspberry PiのGPIOピンに被せて使うのですが、DAC以外に他の部品も実装したいものがあるので、今回は被せず使います。
本来はこのようにつけます。
(これだとGPIOを占領されるので、今回は被せない)
どのピンを使用しているのか分からなかったのでテスターで調べて、イラストのように接続しました。Raspberry PiとDACのピンを対応させるようにしますので、DAC側はイラストを左右反転して接続します。
こんな感じ(IRは赤外線受光部のことです)
続いて、Raspberry Pi側の設定です。DACを使えるようにするために『/boot/config.txt』に
#dac
dtoverlay=hifiberry-dacplus
audio_pwm_mode=2
dtparam=i2c_arm=on
gpu_mem=128
と追記して、完了です。
本来であればPulseAudio側も設定の変更が必要ですが、変更したらノイズが入るようになってしまったので、今回はスキップ。
肝心の音ですが、かなりクリアな音になったと思います。また、PulseEffectsを使っても音割れしなくなりました。よかった~
次はSpotifyを聞けるようにしていきます。
ブログ一覧 | パソコン/インターネット
Posted at
2020/08/14 20:00:07