
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、ミニのエンジンは〝イシゴニス方式〟とも呼ばれる搭載方法を用いています。
要は、既存の4気筒OHVエンジンを如何にしてコンパクトなフロントドライブ機構に落とし込むかと言った命題をクリアする為に編み出した搭載方法であったと思います。
4気筒エンジンのシリンダーブロックの真下にトランスミッションを配置し、出力軸を反転して駆動する。
更にコンパクト化を実現する為にクランクは3点受けにし、エンジン長を短縮する等と言ったある意味ウルトラC的設計だったのです。
で、そんな素晴らしい設計のエンジンを何と〝技術の…〟なんて謳っている日産が模倣(参考に)していた事をご存じでしょか?

この画像を観ると〝???〟って思う方は多いのではないかと。
そうです、ミニのエンジンルームとそっくりなんですよね。
疑問を紐解けば、そもそも日産はオースチンから技術支援を受け、ノックダウン生産もしていた事。
で、その流れから〝A型〟エンジンについてもアレコレ学んでいたものと思います。
その学びのおかげ…

こんなエンジンを造ってしまったのでありました。
コレ、日産初のFFであるチェリーの〝A型〟エンジンなのであります。
ミニのエンジンに詳しい方なら一目瞭然、明らかにパクって(インスパイアして)ますよね?
この構造図にはクラッチやミッションが描かれていないのですが、しっかりとシリンダーブロックの真下にミッションは存在しております。
ミッション系の潤滑が独立しているのが大きな相違点かと思います。

この画像を見るとよくわかります。
コレをして違うエンジンと言うかも知れませんが、明らかに設計コンセプトはパクって(インスパイア?されて)ますよね(笑)
〝A型〟と名乗れるのはBMCの黙認なのかな?
ソレとも何がしかライセンス契約とかあったのかな?
まぁ真偽の程は判りませんが、かの〝技術の…〟っと謳う没落(終焉)メーカーですら真似たミニ(アレックス・イシゴニス)ってのは偉大なんですな。
っとまぁ、某おっさんの独断と偏見に基づく裏付けの無い戯言です、間違っていたらごめんなさい…σ(^_^;)
Posted at 2025/02/24 21:52:37 | |
トラックバック(0)