クラッチダンパーゴム交換心得(備忘録)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ヤフオクで手に入れたクラッチアウター、ほぼ予算内で落札できラッキー♪
そこでCB-F定番のダンパーゴム交換にトライしてみました。
CB-Fの持病の一つ、クラッチからのゴトゴト音を改善する為、たくさんのCB-Fオーナーがトライしてますので今更感あるネタですが、自分の備忘録として書いておきます。
2
まずはポンチでセンター出しをして、3mmのドリルで下穴を開け6mmのドリルでリベットの頭をトバします。
リベットの頭がトンだらプレートを外し、ダンパーゴムを取り出します。
で、ココで問題発生…
3
なんとダンパーゴムが750F用ではないではありませんか!
よく見てみると、ギアに溝が切ってあるところからどうも900Fのようです。
出品者の方も気が付かずにいたようですが、ギアに溝が切ってあるのを見落とした私が悪いですね。
なお、外したダンパーゴムは40有余年醸されカチカチでした(^◇^;)
4
念のためプレートを確認したところ438の刻印があり、やはり900Fのようですね。
750Fは無刻印のようで、噂によるとこのプレートの厚みが多少違うらしく流用出来るかもです。
パーツナンバーで見ると750Fは22100-425-010で、900Fは22100-438-670と違ってますが、ギアとダンパーゴムの仕様違いなのでしょうか。
ちなみに1100用だと22100-MG5-670となりギア幅(厚み)が違うようです。
しかし、900FにもMG5が存在するみたいなので、その辺りは謎です。
5
っとまぁ与太話はともかく、次の工程に進みます。
まずはリベットを抜くためホットプレートを使ってアウターを焼いていきます。
バーナーやホットガンで焼くのも良いのですが、あいにく私は持っていないし、部分的に焼く事で熱歪みが懸念されるのでこの方法が安全かと思います。
何よりもホットプレートなら温度管理が容易だし、どこの家庭にもあるのでお手軽ですよね(ただし嫁さんには内緒で…(^_^;))
圧入部品は焼き入れしないと必ずしも抜けない訳ではないのですが、冷間で抜くのはかなり難易度が高く、結果的にアウター割れの懸念があります。
ベアリング等の圧入品を抜く時は熱をかけるってのが鉄則と古から言われてますからね。
その逆は焼き嵌めですね。
ホットプレートの温度は放熱を鑑みて200℃以上に設定し、20分ほど待ちました。
6
さて、熱々のアウターからリベットを叩き抜くのですが、治具などない場合は割れないように気をつけます。
大きめのハンマーを使うと楽に打撃ができますが、あくまでも慎重に。
ちなみにリベットの径は5mmでした。
なおカシメ方向の逆(アウターの内側)からの方がアウターへの負担が少なく、尚且つ抜きやすいかと思いましたが、抜け防止の為か先端が潰してあり不可能でした。
7
無事リベットが抜けたのでM6のタップを切ります。
真っ直ぐになるように気をつければ造作のない作業です。
8
タップ加工ができたら新品のダンパーゴムにシリコングリスを塗布して嵌め込み、その上からギアを挿入します。
その際に事前にポンチで入れたマークを合わせます(ちょっと見づらい…)
9
プレートの穴が5.8mm程なので、そのままだとM6のボルトが入りません。
なのでプレートを取り付ける前に穴を6.3mmほどに広げておきます。
バリがあったら面取りします。
最後に、ダンパーゴムに付属していたM6ボルトにネジロックを塗布して締めたら完成です。
10
とりあえず作業完了です。
作業前に手で動かすと僅かにガタつきが確認されましたが、今では全く感じられません。
コレは期待できそうですね。
はてさて後はいつ組もうか?
それとも900F用で本当に組めるのか?
人柱上等です(^_^)v
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
タグ
関連整備ピックアップ
関連リンク