デフオイル漏れ 考察
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
車検に会わせてデフオイル漏れの修理をしました、今回、交換した部品を引き取ったので、素人視点ではありますが、デフオイル漏れの考察をしてみます。
デフオイルのシールは以下の4部品間が関係しそうです。
42312 リヤアクスル シャフト LH
42423B リヤアクスルベアリング リテーナ INN LH
42312C リヤアクスル シャフト オイルシール LH
42110 リヤアクスル ハウジングASSY
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部品の構成は、回転軸の中心から
①シャフト
②リテーナ
③オイルシール
④ハウジング
写真は ②リテーナ(内側) と ③オイルシール (外側)、
オイルシールのゴム形状から写真の下側がタイヤ側になるはず。
オイル漏れの可能性があるのは以下3箇所
◆①と②の間:圧入するので漏れは考えられないそうですが、接面に結構なキズがあったのが気になります。
→ 今回対策しなかったが、次回があれば、★液体ガスケットを塗ってもらおう。
◆②と③の間:磨耗での漏れが疑われるのはこの箇所、今回引き取った
オイルシールを観察してみましたが、ゴム部には磨耗もなさそうで、多少磨耗してもスプリングで圧力を維持する仕組みなので、原因になっているとは考え難いと思いました。
◆③と④の間:圧入するわけではなく、低い圧力で金属同士が接している(挿入をやり直したりするとキズを付けてしまうので、キズを付けない慎重な挿入が必要!)。今回、接面に着脱?に伴うキズがあったのが気になった。
→ 今回★液体ガスケットを塗ってもらった。
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部品を観察
②リテーナ
内側(シャフトに接する)に、目視できる線スジ多数
外側(オイルシールのゴム部に接する)は、回転で磨かれて鏡面状で綺麗
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部品を観察
③オイルシール その1
外側のハウジング接面に着脱?に伴うキズがあったのが気になった。
これを外した作業員は、外す際に付けたキズではないと言っていたが、(逆方向に挿入した上で)ドライバーでさした跡に見える、実態不明?
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部品を観察
③オイルシール その2
外側金属のサイド面(ベアリング側)に面に切削されてような箇所が複数見られた。ベアリングに接する角度ではないので、はずす際に工具で付いたキズなんでしょうかね?
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③オイルシール その3
ゴム部分に磨耗はなさそう。
ゴム部分に斜めの模様(凹凸あり)が見られる、この模様がリテーナ外側の綺麗な鏡面と接してポンプ効果を発揮するのかな? 模様が回転方向に対して対象なのが? ですが、、、
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②リテーナ(内側) と ③オイルシール (外側)の位置関係
リテーナの鏡面部の位置から、写真の深さまで挿入されると判断しました。予想以上の結構な圧力でシールされていると感じました。
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最後に
整備マニュアルが手元に無いので、パーツカタログと部品形状から組み立て方向、位置を推測しています。誤っていれば、指摘いただけると助かります。
今回の観察の成果として、漏れ原因の箇所として、本来のシール箇所に加え
a) ①シャフト と ②リテーナの間
b) ③オイルシール と ④ハウジングの間
も疑ってみる必要を感じました。
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