〈そういう不具合ってあるの!?って感じでした〉
・一か月前の出来事ですが、実はタービンが止まりました💦
・状況としては、大体油温が100℃くらいで走っていた後に、1時間ほど休憩でエンジン停止。そこから再始動してしばらく後、高速へ。その登坂でちょこっと踏み込んだ際、タービンが最効率になり始める3000rpm(ちょうど4速3000rpmで約85km/h)になっても、ターボ圧が負圧0.2までしか上がらない(スポーツモードなら、チョロッと踏み込んでも正圧側にちょっと触れる)。
・これもしかして…と思い、スロットル全開で踏み込んでも『不自然吸気加速』にならず、事態発覚という感じです。その後、サービスエリアで一旦止まって、ディーラーへ相談。下道に降りて、大人しくドナドナされる形になりました。
〈タービン逝ったか、どうしようかなと思っていたら…〉
・『いくらこれだけ走っていても、油温100℃前後で一度様子見るし、どんなにいっても110℃でやめちゃうし、基本連続アタックあんまりやらないし(ミニサーキットだとブレーキがまずきつい。。)、こんだけマージン持ってるのに壊れるってちょっと早いよな』『純正ベアリングターボいくらするんだ?』『そもそもタービン止まった割には、白煙吐かないし、異音はしないし、なぜかエンジンは普通に回るし、どういうこと…?』と色々頭を巡らせていると、ディーラーさんからお電話が。
『OBDでエラー消したら、普通に回りましたー!』
『え?どういうエラーですか?』
『タービンの排気温度センサーエラーですね。瞬時値で閾値超えてました。センサー交換しますね』
・というわけで、画像にあるように、タービンの排気上流側を見ている温度センサーを交換して、元通りになりました(補用品はセンサー形状違うんだそうです)。
・ちなみにこの3日後にサーキットで全開にして、何も起きていません(よく行くねって自分に呆れます💦)。
・排気温度センサーがエラーを吐いたことで、クルマがフェールセーフモードへ。このモードになると、ウエストゲートが開けっぱなしとなり、タービンへの負担を逃してくれる状態になってくれたようです。そういえば、そういうモード他のクルマにあったなと、安心と納得です。。
・これは完全に個人の感覚ですが、排気温度センサーは、普通壊れないと思います笑。ディーラーさんも初めて見たそうです。ホント、サーミスタのただの温度センサーなので…。ユースケースに過酷な状況があるから…としか言い様がありません😥。
〈タービン停止トラブルの凄くざっくりな考え方〉
凄く簡単な判断方法をメモしました。もっと詳しいものは、HKSのサポートページ等が役立ちます。
https://www.hks-power.co.jp/aftersupport/faq/turbo.html
・白煙を吐く
→タービン内部不具合(物理的破損)
・タービンから異音(結構な高音がつんざいて入ってきた印象があります)
→タービンの羽もしくは軸の歪みによる、周辺との干渉
・異音や白煙無く、単純にパワー無し
→各パイピングの抜けや破損による吸入エラー
(排気とタービンの接続部とかは特に)
・白煙無し、異音無し、エンジン普通に回る
→今回のようなセンサーエラーによるフェールセーフモード。ちょっと前のクルマから、各社搭載しているはずです。
・とりあえずの対処方法
早急にディーラーやショップにドナドナされてください。他の不具合の誘発やエンジンダメージ等、バイタルモードに直結する可能性がありますので。。
最後に、基本的に普通の使い方されている方には、無縁の不具合だと思います😅💦