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ドラゴンについて ウィッキペデイアより

西洋ではこっちのイメージらしい
ドラゴン(英: dragon)とは、ヨーロッパ文化圏で共有されてきた伝承や神話における伝説上の生物である[1]。その姿はトカゲあるいはヘビに似、かつては実在する生き物とされていた[2]。
漢語・日本語の竜と英語の dragon は翻訳上の対応関係にあり[† 1]、竜/ドラゴンのモチーフは世界各地の文化に共通しているという考え方もあるが[4]、西欧世界のそれは、竜という語が本来的に指し示す東アジアの竜/ドラゴンとは明確に異なった特徴を有する[5]。本項目では主に英語圏で "European dragon"(ヨーロッパのドラゴン、cf. en)、"Western dragon"(西洋のドラゴン)とも呼ばれるドラゴン、および、関連する蛇の幻獣または怪物や蛇の精霊を扱う。
名称
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ヨーロッパ
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現代の諸言語における「西洋のドラゴン」を指す語のうちの "dragon" と "drake" の系統に属する語の全ては、古代ギリシア語で「大蛇」、「錦蛇」、「ドラゴン」、「巨大な海の怪魚」などの意味をもつ δράκων(ラテン翻字:drákōn)に由来する。また比較言語学に基づけばその語源は、「見る」などの意味をもつ印欧祖語の語根である *derḱ- にまで遡ることが出来る[6][† 2]。
ギリシア語 δράκων は動詞 δέρκομαι(翻字:dérkomai、「(はっきりと)見える」の意)からの派生語であると推定されている。この語はスラヴ語派のロシア語・ブルガリア語などに入って дракон(翻字:drakon)となった他、ラテン語に借用され dracō(斜格:dracōn-)へと変化した。
英語 dragon は中英語期に古フランス語 dragon を経由してラテン語から借用したもので、初出としては1220年頃に著された動物寓意譚に dragun の語が見える[7]。ただし、ここでの語意は「大蛇」や「巨大な錦蛇」であり、有翼で火を噴くトカゲ型の怪物を指すものではなかった[7]。後者の「ドラゴン」としては、グイド・デレ・コロンヌ(英語版)『トロイア陥落の伝説(原題:Historia destructionis Troiae)』の英訳書としてジョン・クラーク (John Clerk) なる人物が1225年に著した "The Gest hystoriale of the destruction of Troy" [8]に dragounという語形で初出している[7]。この頃からの百年間以上は dragoun とその変化形である dragoune(1297年初出)がこの怪物の表記に用いられたが[7]、1400年前後から1540年頃に初出したと考えられる dragon に取って代わられた[7]。ほかにも dragone、dragowne、dragun などの同根語もあったが、これらは有翼で火を吐く蜥蜴型の怪物を意味してはいなかった[7]。
一方、ゲルマン語派であるオランダ語のdraak、ドイツ語のDrache(ドラッヘ)や、ロマンス語派であるイタリア語のdragoなどは、古代ギリシア語を源流としながらも、ラテン語の音価により強く影響された語形に変化している[要出典]。英語でも drake がこの系統の語として存在するが[9]、中英語では直接的に「ドラゴン」を意味し、さらにはメタファーとして「サタン」をも意味していたのに対し、現代英語ではドラゴンの雅名やドレイクなどの固有名詞の位置付けになっている。
東アジア
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なお日本語では、英語から音写した「ドラゴン」のほかに、元来は東アジア文化圏のものを指していた「龍/竜(りゅう)」という名称をドラゴンに対しても用いることが少なくない。かつては「龍」の字を「東洋の龍」にも「西洋のドラゴン」にも「恐竜/恐龍」[10]にも当てていたが、特に20世紀後期以降は、「西洋のドラゴン」や「恐竜」には「龍」ではなく「竜」の字を当てるのが通例となっている。
他方、中国語では、東洋の龍であろうが西洋の dragon であろうが龍は「龍(簡体字:龙、拼音:lóng)」と表記する。また、「西洋のドラゴン」だけを示すさいは「西方龍(簡:西方龙)」という表現が一般的である。これに対する「東洋の龍」だけを示す名称については、「東方龍(簡:东方龙)」と「中國龍(簡:中国龙)」が並存している(前者は研究者がよく用いるが、一般には後者が多く見られる)。そのほか、中国語版ウィキペディアでは、厳密性を旨とした「歐洲文化中的龍」という説明的表現が用いられている。
西洋の竜・蛇の伝説
キリスト教では、『ヨハネの黙示録』の竜(黙示録の獣)に代表されるように、ドラゴンはたいてい「悪」の象徴とされ、悪魔と同一視されたり、邪悪な生きものであるというイメージが付きまとう。また、狼やユニコーンと同じく、七つの大罪の一つである憤怒を象徴する動物として扱われることもある。聖ミカエルと聖ゲオルギオス(聖ゲオルク。■右に画像あり)はドラゴンスレイヤー(竜殺し)の戦士として有名であり[51]、彼らの竜退治は悪の力との戦いを象徴するものと解釈される[52]。神話学的解釈では、ドラゴンスレイヤー(竜殺し)の伝説における竜は宇宙論的悪の象徴であり、聖人や英雄がそれを退治するということは、その宇宙論的悪すなわちカオス(混沌)をコスモス(秩序)へと変えることを意味する。中世史家ジャック・ル・ゴフによると、西洋の竜退治のテーマのひとつは、混沌の力が支配する土地を人間が安心して暮らせる場所に変えることである[53]。"Γεώργιος"(ラテン翻字:Geṓrgios、日本語音写例:ゲオールギオス)という古代ギリシア語の固有名詞は、普通名詞 "γεωργός(ラテン翻字:geōrgós、日本語音写例:ゲオールゴス、語義:=farmer、農夫)" から派生しており、さらに "earth-worker"「大地に働く者」を意味する語にまで語源を遡れる。自然の力を象徴する「大地の精」[† 13]たるドラゴンとの戦いは、人間が自然と格闘して土地を開墾するということを寓意する[55]。
西欧
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スイスのフランス語圏に伝わるシャヴォンヌ湖の白い竜は怪物らしからぬ湖の主である[56]。ピラトゥス山の竜伝承には竜が遭難者を助けたという話がある[57]。
英語圏
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10世紀末に書かれた[† 14]スカンディナヴィアを舞台とするアングロ・サクソン語の叙事詩『ベーオウルフ』では、竜は地中の財宝を守るものとされ[59]、黄金の杯を盗まれたことに怒り[60]、火を吐いて国土を荒らし回る[61]。
英語では「小さなドラゴン」「ドラゴンの子」をドラゴネット(英: dragonet)と呼ぶ[62][63]が、これはイングランドの詩人エドマンド・スペンサーが1590年に発表した長編叙事詩『妖精の女王』の第1巻第12章で用いた例が初出である[64]。「スピンドルストンの醜い竜」はおぞましい竜の姿に変えられた王女の話である[65]。
ケルト語圏
マンモスのジェフリーの偽史書『ブリタニア列王史』にはブリトン人の赤い竜とサクソン人の白い竜が登場する。ウェールズ語ではア・ズライグ・ゴッホ[† 15]と呼ばれるこの赤い竜は、ウェールズの旗(■右列に画像あり)に描かれ[67]、1959年にウェールズの国の象徴として公式に認定された[68]。
ウェールズの民間伝承では、蛇が人間の母乳を飲むと翼が生えてグイベル (gwiber) という空飛ぶ怪蛇になるという。グイベルの通り道を横切ろうものなら襲われると伝えられる[69]。
ケルト神話にはフィン・マックールによる竜退治の話がある[70]。ゲール語圏の竜退治説話には、オルフェーシュチやウイリェヴェイシュト (uilebheisd) と呼ばれる怪蛇が登場するものが多い[71]。
南欧
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5世紀のリェイダ地方に存在したというドラゴン「マラク」を模した像 / スペインはカタルーニャ州の都市リェイダにて2000年代半ばに撮影。
カタルーニャ地方のベルガでは、聖体祭のパレードでギータという竜も一緒に練り歩く[72]。同じくカタルーニャ地方のリェイダ地方(現・リェイダ県)には、5世紀に存在したというドラゴン「マラク」の話が伝わっている(■右列に関連画像あり)。スペイン北部のアストゥリアス地方では、水との関わりが深いクエレブレと呼ばれる竜の伝承がある[73]。イタリアのロンバルディア地方では、ジェルンド湖に住んでいたタランタシオという竜の伝承がある。
バスク語圏
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バスク地方では、七つ頭のエレンスゲ(大蛇)の話が広く知られている[74]。エレンスゲはバスク語で蛇のような怪物を指す[75]。他にもアララールの竜退治の伝承や[76]、シュガールという前キリスト教的なバスク神話の蛇形の神格も伝わっている。
以上長いので省略します!
映画”ネバー・エンディング・ストーリー”に出てくるあの巨大生物と思えばわかりやすいかも?
それでは、今年ももう片手ほどの日数なので
無事故無違反などを心がけて乗り切りましょう!
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2024/12/27 05:24:35