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栃木の東北道で車が逆走、正面衝突などで3人死亡　8時間半通行止め

26日午後10時ごろ、栃木県那須塩原市の東北道上り線で、逆走したとみられる乗用車が他の乗用車と正面衝突し、双方の運転手の男性が死亡する事故があった。 【写真】NEXCO東日本は公式Xで通行止めに関する情報を投稿した。通行止めは26日午後10時6分から約8時間半後に及んだ=NEXCO東日本の公式Xから 　栃木県警によると、さらに約20分後、事故の影響で渋滞していた車列で6台が絡む追突事故が発生し、追突された乗用車に乗っていた女性が亡くなった。ほかに、けが人も複数いるとみられる。県警が詳しい状況を調べている。 　県警高速隊によると、逆走した車は衝突事故を起こす1～2キロほど手前で、別の車と接触事故も起こしていたという。 　この事故の影響で、東北道上り線は黒磯板室インターチェンジ（IC）―那須IC間が26日午後10時過ぎから27日午前6時半まで、約8時間半にわたって通行止めになった。 　県警には、衝突事故の数分前から「黒磯板室IC付近で逆走している車がいる」という通報が次々と入っていたという。（岡本智）


　■連休中、深夜に通行止め「相当な衝撃か」 　


車で埼玉県内の自宅に向かっていた40代の会社員男性は、26日午後10時過ぎ、東北道上り線の那須高原サービスエリア（栃木県）から出発後、渋滞に巻き込まれた。通行止めとなり、約3時間動けなかったという。 　その後、事故があったとみられる現場付近を通ると、パトカーや複数のNEXCO車両のほか、救急車が10台以上が集まっていた。事故に遭ったとみられる車2台もあり、そのうち1台はドアがへこみ、道路を遮るように止まっていたという。「相当な衝撃だったと思う」と話した。（玉那覇長輝）



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