「食べられない!」美術系大学卒のママが作る“おにぎり”が大反響。アザラシ、猫、イエティまで!?
具はなるべく入れる
今回の作品に限らず、「おにぎりアート」を製作するなかで気をつけていること、こだわっている点を教えてください。 「完成した状態からはわかりづらいですが、なるべくおにぎりの具を入れるようにしています。具を入れることで隙間ができたり具の水分が滲み出したりすると、おにぎりの強度はやっぱり落ちます。その結果、おにぎりが崩れやすくなるので難易度は高まります。 しかし、『おにぎり』といえば具も楽しみのひとつ! そこにたどり着いたときの幸福感も味わいたいので、具はなるべく入れるようにしています。ただ、表面に味の濃いものを使うときは具を入れていません」 ちなみに、今まで発表した「おにぎりアート」で特にお気に入りの作品はどれですか?
「『信楽焼たぬき』は、全体的にうまくいっていると思うのでお気に入りです。お顔が可愛いですし、ねりごまの艶感は陶器っぽいし、寿司揚げは傘にぴったりでした」
信楽焼をおにぎりで再現するだなんて、着眼点がおもしろい! ほかにも、おにぎり劇場さんは驚きのおにぎりを多数発表してきています。
たとえば、ニンゲンに心を許さない野良猫集団『やさぐれ会』のおにぎりは、猫それぞれの伏し目がちな目の角度が“やさぐれ感”を漂わせていました。
5匹の野良猫の“やさぐれ感”がリアル
モチーフにするのは動物だけじゃない!
モチーフにするのは動物だけじゃありません。ときには、織田信長を模した「おにぎりアート」も。

威厳を感じる
はたまた、唐突にさんまの塩焼きに挑戦することも……いえ、違います。すべて、お米でつくられているんです。さんまの塩焼きを模した『秋刀魚の塩焼きおにぎり』は、我々の度肝を抜きました!
こうした「おにぎりアート」のモチーフは、どのように選んでいるのでしょうか? 「まず、なによりごはんと具材で再現できそうな色と形を持ち合わせたモチーフを選ぶようにしています。あとは、形に安定感があって『表現できそう』と思ったもの。 また、その時期の季節に合ったものや流行のなかから探したりもします。インパクトがあるものや可愛いものが好きなので、そういう系統も多いかな? と思います」 たしかに、今年1月には雪男・イエティをモチーフにした『イエティおにぎり』を発表していましたしね。季節に合っているし、インパクトもすごいです!

「みんなをOH! と驚かせるような作品づくりを、日々模索しています」と、意気込みを語るおにぎり劇場さん。今度は、どんなおにぎりと遭遇できるのでしょうか!
<取材・文/寺西ジャジューカ〉
↓この記事は↓
https://joshi-spa.jp/1365665/2
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2025/07/04 05:35:44