
10月4日から1週間、遅い夏休みを取得しました。
家族を自宅に残し、単独で実家の秘密基地へ。
今回は貯め込んだパーツの交換です。
3日間確保できたので、大物をやっつけます。
年末年始に超お買い得価格でゲットした、水冷式インタークーラとオイルクーラーがメインです。
まずは、全作業に影響するインタークーラーの撤去。
次はジャッキアップ。玄関先のスペースでの作業です。狭すぎて全貌が撮影できませんw
車の下に潜って、全てのアンダーカバーを外します。
エンジンオイルとクーラントも全て抜きます。
これで下準備完了です。
最初の本作業はトラストの空冷式オイルクーラの撤去です。
これは、オイルブロックの取外しとオイルクーラ本体を固定しているボルトを数本外すだけです。
次は燃料タンクを降ろします。
水冷式オイルクーラーの取説には、燃料タンクを降ろす記載はありませんが、降ろさなとほぼ作業できません。
ということで、タンクから燃料を抜きます。
灯油ポンプにホースを繋いで、給油口からシュポシュポしました。
ポリ容器ほぼ満タンになったので、いい感じで抜けました。
エンジンルームでタンクへの配管と配線を外して、また下に潜ってボルト4本外してタンクを降ろします。
表示灯の目盛りはゼロでしたが、結構燃料残ってました。
重さでプルプル震えながらの作業でした。
降ろした後は、戻すときのことを考えて、残っている燃料を完璧に抜きました。
ミッションジャッキ等も使えない作業スペースなので、DIYではお勧めしませんね。
これでやっと作業スペースが確保できました。
オイルクーラの冷却水用配管はエンジンとラジエターの配管に割り込ませます。
純正のホースを取り外して指定寸法分を切断します。
新しいオイルクーラとオイルブロックを車体に取り付け、後は配管4本繋げば終了です。
って、文章では簡単ですが、狭いスペースでの作業且つ製品精度がイマイチなのか、しっくり収まりません。
専用設計なのに、これは酷いんじゃないと思いながら作業していました。
なんだかんだで、交換するパーツは全てついたので、次は水冷式インタークーラの作業に移ります。
水冷式インタークーラは、エスロクのラジエター前に専用のラジエターを増設します。
ということで、フロントバンパーの取外しです。
バンパーは爪の破損さえ気を付ければ、難しい作業ではありません。
ラジエター周りのカバーも撤去します。これは再利用しないのですが、空気の流れを考慮して付いているであろうパーツなので、冷却能力が若干低下するのでは?と思っています。
邪魔なパーツを全て撤去したら、ラジエターを取り付けて、エンジンルームまで冷却水用のホースを引き回します。
元々の冷却水配管と同じルートに這わせるのですが、これまた酷い設計。
本当にこんな狭いところ通すの?って感じです。この作業だけで数時間かかりました。
ボンネット内とセンタートンネル部は取説にルートが記載されているので、その通りに作業すれば良い(と言っても、狭すぎてめちゃくちゃ苦労すます)のですが、エンジンルーム内のルート指定は一切ありません。
燃料タンクとインタークーラが無い状態でも、作業は難儀します。
復旧時にこれらと干渉しないように考えながら、ルートを決めます。太くて長い太いホースなので簡単にはやり直しができません。
インタークーラと、専用のポンプを仮設置して、配管ルートを決めましたが、先人の方々との完成形が写真で見る限り違います。繋がってれば問題ないので良しとしました。
インタークーラ交換ついでに、スロットルボディも大口径のものに交換しました。これは体感できるパーツ(なんせ鈍感なので)とは思っていませんが、オマケ作業です。
このパーツ交換するより、インタークーラ入口の配管を太くする方が効果的だと思います。
スロットルの約6割しか開口がありません。次回はこのあたりをどうにかしたいです。
脱線しましたが、ホース類の取り回しも決まったので、燃料タンクの復旧です。
降ろすのも苦労しましたが、元に戻すのはもっと苦労しました。
手足4本使って何とかって感じです。流石にここだけはDIYでやるなら助っ人準備した方が良いと感じました。
今回は夜中の作業になってしまったので、誰にも助けを依頼できずなんとか一人でやり切りました。
燃料タンクが元に戻ったので、オイルクーラ周りの配管類、オイルブロックの本締めです。
センターパイプの側近なので、熱害に気を配ります。
オイルフィルターも高価な製品に交換です。半永久的に使えるとのことで採用です。
次はタンクの配管、配線を元に戻して、インタークーラの取り付けです。
インタークーラー、ポンプを車体に取り付けて、各配管を接続します。
ここもまたまた簡単に書いていますが、狭いスペースなので大変苦労します。
車体の上からだったり、下からだったりと何度もアプローチする方向変更しての作業です。
何だかんだで、交換するパーツは全て付きました。
燃料戻して、オイル入れて、クーラント入れて・・・・
インタークーラー用のクーラントは何も考えずにインタークラー本体からドバドバ入れれば良いのですが、車体側のクーラントはしっかりサービスマニュアル通り作業します。
油脂、燃料、冷却水全て入れ終わり、エンジン始動です。
クーラントのエア抜きで数回エンジンの再始動行い、その他の箇所からのお漏らしも無いことを確認して交換自体は完了です。
最後にバンパー、アンダーカバーを元に戻して、ジャッキから降ろして、全作業終了です。
月曜日の午後から開始して、水曜の夕方まで、約二日半の作業でした。
作業中、毎日近くの幼稚園児が何してるの?って声をかけてきました。
お母さんは、ボンネットの中指させて、『エンジンここにあるんだよ』って子供に教えていましたが、いったいどれがエンジンに見えていたのか。
親子で仲良く話をしていたので、『エンジンは後ろだよ』とはツッコめませんでしたw
今回作業しながら感じたことは、純正パーツの交換ではないので一筋縄ではいかないんだなぁと。想像はしていましたが、それ以上でした。
大手メーカのそれなりの高額製品なので、しっかりしているのかと思っていましたが、そうでもありませんでした。
水冷式インタークーラーは製品の重量及びクーラント4ℓ分が増加になるので、結構なウエイトハンデです。
冬場は不要なアイテムかな??などと考えてしまいます。
今年のサーキット走行は4月が最後でした。
その後にLSDとクラッチ、フライホイール、今回の冷却系の強化が済んだので、車的にはTC2000を10秒前後で走れそうです。
タイムが出なかったときの言い訳はセッティングと腕のみとなってしまいました。
冬到来前にコソ練しないとです。
とりあえず、10秒台でたら報告します。
Posted at 2021/10/08 14:43:14 | |
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S660 | 日記