
EVC7について簡単にまとめます。
まず、EVCとは、電子制御により車内から簡単に過給圧設定を変更する装置(電子制御式ブーストコントローラー)のことです。※HKSの説明より
実際に設定を頻繁に変更することはありません。
任意に設定できるモード(マップ)が4つ用意されていますが、私には『HIブースト』、『LOWブースト』の2種類もあれば基本的には十分です。
最大過給圧設定は下記としています。
HIブースト : 120kPa
LOWブースト : 110kPa
バルブユニットは、ステッピングモーターが採用されており、純正のオンオフ制御と比較すると、よりきめ細やかな安定したブースト制御をします。
実際のところ、体感できるかはよくわかりません。きっとプロの領域な気がします。
マップはスロットル開度と回転数の2つの条件で、ブースト圧を細かく設定(補正)できます。
補正無しでも、バルブ制御値のみ設定すれば、最大過給圧までしっかりブーストがかかり走れます。バルブ制御値はボリュームを捻るだけの簡単操作です。

パソコンで設定できるアプリの画面で説明すると、縦軸がスロットル開度、横軸が回転数になり、各欄に補正数を入力して使用します。
パソコン無しでも入力できますが、操作が複雑なため、ちょっとした変更以外はイライラすること間違いなしです。

↑これは、SA浜松様にて設定してもらったモノです。
細かな数値はショップのノウハウがあるので、ぼかしてあります。
どの回転域でも、スロットル開度が低い領域はガッツリマイナス補正してあります。
この設定のおかげで、ブーストもアクセルに対してリニアに反応するようになりました。
高回転域+スロットル開度全開域は、エンジン保護のため若干のマイナス補正もされています。
補正値0では、アクセルを半分も踏めばしっかりブーストがかかり、ギクシャクした加速となります。
ちょっと踏んだだけで加速しますが、アクセルを踏み込んでも更なる加速はしません。

↑これは、補正値の表をグラフで表現したものです。
とりあえず、このデータを基本に自分好みに修正していきます。
モードが4つありますので、いくつかパーターンを作成し乗り比べしながら仕上げていきます。
突っ込まれる前に書いておきますが、鈍い感覚の持ち主なので、ちょっとした修正では体感できないのは分かってます。大胆に変更して乗り比べしていきます。
Posted at 2020/09/21 17:32:32 | |
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