ドアミラーカバー塗装(チェリーレッド)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
STIホームページを閲覧していて、これ欲しいなあ・・・と思っていた「ドアミラーカバー(チェリーレッド)」ですが、いつまで経ってもYA用のものが新規設定されないため、現在FORESTERパーツ流用のドアミラーカバー装着中のため物置の中で冬眠中のクリスタルホワイトパール色のドアミラーカバーで似たようなヤツを作っちまおう!と思い立ち、不器用な私にとって、結果的にかなり大掛かりとなってしまったDIYに取り組んでみました。
2
まず、近所でチェリーレッド色のスプレー塗料を探してみたものの見つからず・・・、これが希少色であることを初めて知りました。
そして密林を検索中に見つけた『ソフト99 (SOFT99) 特注色 300ml スバル(純正色番号 51:チェリーレッド) Myボデーペン(オーダーメイドカラーペイントスプレー) 』を購入。
ド素人の私は、この後すぐさま大失態を演じることに・・・。
届いたボデーペンをただ脱脂しただけの白いミラーカバーへ噴射(純正色よ、さらば!)、乾燥させて具合を確認してみたところ、、、塗装面に渇水により干上がった湖底のごとき見事なヒビ割れが形成されてしまいました。
これはイカン!と思い、ネットでいろいろと調べてみると、かなり手間暇がかかることをここで初めて認識しました(恥)。
この後、近所の黄色い帽子のお店やホームセンターへ足を運び、結果的に画像の品々を購入。内訳は以下のとおりです。
<内訳>
・耐水ペーパー(600番/1000番/2000番)
・バンパープライマー
・ボデーペン プラサフ
・ボデーペン ボカシ剤
・Myボデーペン特注色 300ml スバル(純正色番号 51:チェリーレッド)
・ボデーペン クリアー
・コンパウンドトライアルセット
・コンパウンド専用スポンジ
・液体コンパウンド(画像撮影後に追加購入)
3
画像はプラサフ塗装-乾燥中のものですが、私が行った作業工程は以下のとおりです(参考となれば幸いです)。
<作業工程>
(1)耐水ペーパー600番⇒1000番の順に、失敗したチェリーレッド塗料&元々塗装されていたクリスタルパールホワイト色が完全に剥がれ落ち、灰色のプラスチック面が露出するまでひたすら研磨する(これが最もしんどい作業でした・・・クリスタルパールホワイト色がところどころに残っている状態で再塗装してみたのですが、やはり塗装面にヒビ割れが発生。結局すべての白い部分を削り落とし、ヒビ割れを回避することができました)。
(2)木の板に新聞紙を巻き、棒状の発泡スチロール(高さ15センチぐらい)とガムテープで塗装用の台座を作ります。
(3)カバーが乾燥したら、バンパープライマーをスプレーします(液ダレが発生しないよう、20センチぐらい離して満遍なく薄くスプレーします。2回塗り重ねました)。
(4)乾燥したらプラサフをスプレーし、乾燥させます(液ダレが発生しないよう、15~20センチぐらい離して満遍なく薄くスプレーして塗り重ねます。私は約15分の間隔で3回塗り重ねました)。
(5)完全に乾燥したら耐水ペーパー2000番でザラザラしたプラサフ塗装面を滑らかな状態になるまで研磨します(弱い力でスベスベ・ツルツルになるまで研磨します)。
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画像はカラー塗装⇒クリアー塗装直後の半乾き状態の時のものです。
<作業工程続き>
※強風が吹く時or雨天時での屋外の作業はNGです。
(6)ボカシ剤を1回スプレーします(液ダレが発生しないよう、15~20センチぐらい離して、慎重に、満遍なく薄く、均一になるようスプレーします)。
(7)ボカシ剤が半乾きの状態の時にチェリーレッド色のボデーペンをスプレーします(液ダレが発生しないよう、15~20センチぐらい離して、慎重に、満遍なく薄く、均一に着色されるようスプレーします。色落ちせぬよう、私は約15分間隔で4回塗り重ねました)。
(8)ボカシ剤を1回スプレーし、塗装面全体のコンディションを整えます(要領は(6)と同じです)。
(9)ボカシ剤が半乾きの状態の時にクリアーボデーペンをスプレーします(液ダレが発生しないよう、15~20センチぐらい離して、慎重に、満遍なく薄く、均一に着色されるようスプレーします。私は約15分間隔で3回塗り重ねました)。
(10)3回目のクリアーボデーペンスプレー後、約2~3分の間隔を置いてボカシ剤を1回スプレーし、塗装面全体のコンディションを整えます(要領は(6)と同じです)。
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屋外で塗装作業を行っていたので、乾燥時に風が巻き上げたホコリがつかないよう、画像のような感じでカブトムシ飼育用のプラケースを乾燥工程の都度、被せていました。
クリアスプレー塗装工程完了後、1週間室内で寝かせて乾燥させます。
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画像は液体コンパウンド研磨後の最終工程を経た時のものです。
<作業工程続き>
(11)コンパウンド①細目⇒②中細⇒③極細⇒液体コンパウンドの順に塗装面を研磨し、ツヤ出ししていきます。
私は②中細までは乾いた布で、③極細、液体コンパウンド研磨時に専用スポンジを用いました。
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最後にSTIファンの証を刻印し、長年愛用しているシュアラスターゼロウォータープレミアムでコーティング処理して完成です。初めてトライした割には上出来だと思っていますが、ここまで到達するのに何と2か月もかかってしまいました・・・。
『熟成に熟成を重ねた』訳ではなく、『失敗に失敗を重ねた』というのが適切な表現でして、以下のとおり計6回も失敗し、都度耐水ペーパー研磨の刑が執行されております。
※今更ですが、スプレーシンナーを使用すればもっと効率良くやり直しできたのでしょうね・・・。
失敗①:研磨せずに着色⇒塗装面にヒビ割れ発生
失敗②:中途半端に研磨⇒やはり塗装面の一部にヒビ割れ発生
失敗③:カラースプレー中に塗装面に近づけすぎて液ダレ発生
失敗④:ボカシ剤スプレー中に塗装面に近づけすぎて液ダレ・色ムラ発生
失敗⑤:コンパウンド研磨中に手を滑らせてコンクリートの上にカバーが落下。プラサフが露出する致命的な深い引っ掻き傷が複数発生
失敗⑥:細目コンパウンド研磨中に力を入れすぎてカラー塗装面からプラサフが露出
総じて、塗装プロセスにおけるスキルはあまり上達せず、耐水ペーパーでの研磨スキルのみ飛躍的に上達するという結果となりました。
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本日、無事に2回目の車検から帰って来たので、早速取り付けてみました。
WORK製のホイールセンターキャップがほぼ同色なので多少は色合いのバランスが取れたかと・・・。
半年間隔ぐらいでアイスシルバーメタリック色のドアミラーカバーとのローテーションを実施予定です。
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