ストレート 15-079 チューブレスタイヤ 17インチまで
ちゃんと使えるし、実質¥9,446-だったし、入手性も良い ★★★★★
タイヤスプーンを使っての手組みよりも速く楽に、なおかつ、スプーンをリムに掛けることなくタイヤを組み替えられる。7か月3700km走ったPowerGP 120/70ZR17, 180/55ZR17を新品に交換、サーキットで4日と道路で合わせて1500km走ったM7RR 120/70ZR17, 150/60ZR17を逆履きしました。セッティングとコツがわかったら、古いタイヤに空気が張ってある状態から新しいタイヤを組み込むまで10分以内でスポンとできるようになりました。併用したスプーンはストレートのバイク用の安物1本だけです。ビードヘルパーも出番はありませんでした。ビードブレイカーは別途使いました。
ポイントとしては、
1. タイヤとアヒルちゃん(マウントヘッド)が擦れるところはビードクリームで潤滑する。ビードクリームの容器に水を少し入れて緩くなったクリームを刷毛で塗ると、直接塗れないところにも滲みていきます。
2. 膝や空いている手でアヒルと反対側のタイヤをリムに押し付けて、ビードがウェルに落とすとともにホイールが回らないように抑える。アヒルのテンションでその落ちた状態を保つ。タイヤとホイールを押さえるので2本目のタイヤからはストッパーは付けませんでした。
3. 2↑をやりやすいように、ホイールを軸にコーンでガタがないように固定し、ツライチ~わずかに隙間があるくらいの高さになるように木材などを置いて膝や手で押さえたときにホイールが動揺し過ぎないようにする。
4. 高さ方向・外径方向ともにアヒルをリムにピッタリにセットする。アヒルのピッチ方向の方位は、アヒルの羽がリムとツライチ~ややひっこんでいる程度。
5. アヒルがバックするのが正しい進行方向。組み込みの2番目のビードではアヒルがリムから離陸しがちで、本来アヒルの羽の上を滑るべきビードが羽とリムの間に入り込んでしまうと最後の1/3が入らなかったりするので、アヒルがリムから離れないように適切にセッティングして力のかけ方に気を付けます。この最後の1/3だけハンドルをアヒル側に挿してアヒルをリムに押さえつけながら回しました。
別のチェンジャー↓ですがポイントはほとんど同じです。アヒルも同じ?
15-079に採用されているアヒルはリムを抱え込まないタイプなので、他のアヒルに換えてみたくなったらこちら↓
スプーンで正しく手組みできない人が15-079でできるかというと、できないと思います。YouTubeやAmazonやYahoo!ショッピングのレビューで「つかえねー」的なことが書かれていたりしますが、適切に使えばちゃんと役に立ちます。「ストッパーや軸がもげた」旨が書かれていたりしますが、もげるほど負担がかかるような使い方ではうまくいかないはずだと使ってみてわかりました。実際私はストッパーを付けずに使いました。なんとなくそれっぽく組んで何が起きているかをろくすっぽ見ずにフレームやホイールが強力に固定されているつもりで力ずくで作業したら道具が自動的にイイ感じに調整してくれてスポンと組めるというような魔法のアイテムではありません。max2hとかスバルクラフトのやつはもしかして魔法だったりするんですか? …と思ったら、スバルクラフトの中の人も「普通のチェンジャーでもそうだと思うけど、手組みできる程度の理解とスキルは必要ですよね。」というコメントに「道具ですのでちゃんとした使い方を理解していないと使用出来ません。特に力だけでは作業できません。」と答えていますね。
Constands Motorcycle Tire Changerというやつもまあまあ安いみたいだけど、日本から注文すると送料やらが高いかも。
decobocoさんがおっしゃるとおり、テンションを掛けて反対方位側をウェルに落とした状態を維持するとちからずくになりません。かたいと感じたらたいていどこかがひっかかってちゃんとウェルに落ちていないので、テンションを掛けたまま他所を押してやると引き込まれるようにウェルに落ちて緩くなります。レバーで手組みのときも同様。
後輪への組み付けで逆回転させてしまってアヒルが前進してしまっていますね。decobocoさんですらまちがえるんですね。弘法も筆の誤り。
どこのご家庭にもある溶接機を使って自作なさってもいいですね。
トラロープやらワイヤーやらでやってる人もいらっしゃいますが、リムの縁の塗装が傷みそう。鉄チンホイールなら気にしないかもしれないけど、それならレバーを掛けてもいいような気もします。
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Posted at
2024/05/21 15:40:29