と疑問に思って調べたことが何年も前にあったわけですよ。
選手の健康によくないからルールで禁止しようということになったんだろうと思ってはいました。カフェインがかつては禁止薬物であったけどその後はずれたとか、「今後○○が禁止薬物に指定されました」なんて発表があって、その「指定」とやらはおまえたちだけの(ゴルゴ)…じゃなかった、誰がどんな科学的根拠で指定して、どの範囲まで効力が及ぶの?と疑問に思ったからです。どこかの国ではその競技のルールであるだけでなく司直に逮捕されることがあるとか(ちゃんと調べなかったので不確か)。
最近ようやくある程度満足できる説明を
為末大さんがしてくれました。[追記: あっ、YouTube動画が削除されてる!どこかから圧力がかかったんですか?>為末さん]
良くまとめてくださったのですが、ほぼ想像していた通りの事情で、すげー納得とか初めて知ったとかはありませんでした。あ、いや、喘息を申請した選手がやけに多かったというのは初めて知った。
[250525追記]為末さんがドーピングについての
別の動画を投稿なさいました
現在指定する権限はWADAが握っているようですが、どんな科学的根拠に基づいて指定しているのかはいまだに不明。秘密じゃないだろうからどこかに公開されているはずだとは思います。選手個人とかどこかの競技団体とかが「この指定はおかしーだろ!」「これも指定すべき!」などと異議を唱えたりした話を寡聞にして存じませんが、IOCやらWADAやらはどういう手法で競技界の覇権を握って維持してるんですかね?
競技団体とかはちょっと調べただけですぐ見つかるような形で説得力のある説明を掲げておくべきだと思うんですよ。選手の健康のためにも公平性を守って競技を発展させるためにも。ちょっとググったところではそんな納得できるほどの説明は見つからない。
それっぽいことが書いてあるのはたとえば
JFAですが「どういう経緯で何のためにそういうルールになっているのか」書いてない。「ルールだから」と並列で「選手の健康によくないから」が書いてある。健康によくないからルールで禁止したんでしょ?これを書いた人はたいして考えもせず上司に命じられたから片手間に書いて、その上司もろくにチェックせずに載せた光景が目に浮かぶぞ。
NPBは「その理由は以下の4つとされています」だって!自分の考えはないのかよ。お上に言われたら言いなりかよ。
こういう理念にかかわるようなことは、その組織のエライさんの中でも実績と見識と名声を兼ね備えた人がよ~く考えて署名入りで書くべきことだと私は思うのですが、そのように考えている競技団体はないようですね。あるいは、そんなことをしたら地位を失ったり刺客を送り込まれたりするのかな?
Posted at 2022/03/31 19:34:04 | |
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