ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「クロスロード」と言う邦画。
青年海外協力隊50周年記念のヒューマンドラマ映画。
2015年に劇場公開されました
イントロダクション:公式サイトより
理想でもきれいごとでもない。まさに今のリアルな青年海外協力隊員たちを描いた青春グラフィティが誕生した。監督は、『マリリンに逢いたい』『秋桜』のすずきじゅんいち。シナリオコンテストで大賞に選ばれた作品を基に脚本・脚本監修を務めるのは、『闇金ウシジマくん』『映画 ひみつのアッコちゃん』の福間正浩。協力隊経験を持つふたりが強力なタッグを組んだ。主演はEXILEの黒木啓司。ボランティア活動に懐疑心を抱く隊員、沢田樹を自然体で演じた。本作が映画主演デビューとなる。共演は善意の塊のような羽村和也隊員を演じる渡辺大。対立する2人の仲を取り持つ良き理解者の野村志穂隊員に「ウルヴァリン:SAMURAI」のヒロイン役でデビューしたモデルのTAO。仲間を気に掛けながら助産師隊員として奮闘する姿をみずみずしく演じ邦画デビューを飾る。さらに、訓練所の名物所長、境顕二役に演技派の長塚京三。隊員たちが現地の人や仲間との交流を通して成長していく姿が胸を打つ。エンディングに流れるのは中島みゆきの名曲『ヘッドライト・テールライト』。また、主人公が協力隊の赴任先・フィリピンで、現地の人々に解け込んでいくきっかけをつくる歌として『上を向いて歩こう』 が印象的に使われている。
「2005年・フィリピンのバギオ」「2015年・岩手」と時間と空間が交差した道程に待つ感動のラストとは―?
ストーリー:公式サイトより(キャストを加筆)
カメラマン(加藤雅也)の助手になったものの、目標の見えない日々を過ごしていた沢田(黒木啓司)は、自分を変えようと青年海外協力隊に飛び込む。だが、訓練所でもボランティア精神を地で行く羽村(渡辺大)と対立したり、規則を破ったりと、何かと問題を起こしてしまう。
彼らの仲を取り持つ助産師隊員の志穂(TAO)と共に、フィリピンに派遣される二人。沢田は観光省での仕事に不満を抱くが、羽村は失敗しながらも田舎の村でドジョウの養殖を順調に進めていく。そんな優等生タイプの羽村を沢田が好きになれないのは、反発していた亡き父の面影を見るからだった。ある日、野心的な写真を撮ろうとバギオの街を訪れた沢田は、少年ノエルと姉のアンジェラ(アローディア)と出会い、この国の現状に胸を痛めるが、無力感のうちに帰国する。それから8年、協力隊での体験は二人をどう変えたのか? 震災後の東北での久しぶりの再会に思わぬ答えが待っていた─。
ストーリー補足&私見:
女性モデルのスタジオ撮影をするカメラマン(加藤雅也)のアシスタントをしている主人公の沢田樹(黒木啓司)は、人々が感動する写真を撮りたいと言い出し、その足掛かりに青年海外協力隊への参加を申し込みました。
青年海外協力隊で同期になった羽村和也(渡辺大)から「ボランティアが偽善だと言うならば、何故、青年海外協力隊に申し込んだのか?」と質されます。
沢田は「ピューリッツァー賞を受賞した『ハゲワシと少女』(食料センターに向かう途中で飢えの為にくずおれたスーダンの幼女と、その彼女を獲物として狙っているハゲワシが写っている)の様な写真を撮る為」と答えます。
羽村は「自分が『ハゲワシと少女』のカメラマンだったら、シャッターを押す前に突っ伏した少女を真っ先に助ける」と沢田を非難します。
私は羽村の意見に賛成で、ピューリッツァー賞の様な地位とか名誉よりも人助けする事の方が重要だと思います。
沢田が何故、へそ曲がりになったのか?は、彼の父親が長い間ボランティアをしていましたが、ある日突然に交通事故で亡くなってしまいました。
父親の生命保険金は、経営していた会社の従業員の退職金に消えてしまい、沢田家には1銭も入りませんでした。
父親は対外的に良い人で通っていましたが、家族には苦労を掛けたと沢田は父親を恨んでいました。
それで、父親が精を出していたボランティアに対し、沢田は偽善だと思っていたのです。
その様な沢田は、青年海外協力隊としてフィリピンへ派遣されました。
そこで、少年ノエルと姉のアンジェラ(アローディア)と知り合い、日本でも知り得るフィリピンの表層的な陽の部分と、現地でしか知り得ない陰の部分を知ります。
カメラに興味を示すノエルに沢田は写真の撮り方を教えます。
沢田は2年の任期を経て日本に戻る事になり、カメラをノエルにプレゼントします。
それから、8年経ち、沢田は東日本大震災後の復興の取材をしに、岩手県で活動する羽村の許を訪ねます。
青年海外協力隊の仲間だった野村志穂(TAO)の気遣いもあって、沢田と羽村は和解出来ました。
羽村の助言で、沢田はフィリピンへノエルとアンジェラに会いに行きます。
ノエルはカメラマンとして活躍しており、彼の撮った写真に賛同した人々から寄付を募り、教会を建てたり、畑で野菜を作って販売したりしていました。
沢田はフィリピンで青年海外協力隊として活動した事は無駄ではなかったと気付きました。
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Posted at
2023/06/02 10:26:40