DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「かがみの孤城」と言う、辻村深月の同名小説を原作に劇場アニメ化した作品。
2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
本屋大賞史上最多得票数!
170万人が涙した感動のファンタジーミステリー 待望の映画化!
原作:辻村深月×監督:原恵一×制作:A-1 Pictures
2018年に本屋大賞を史上最多得票数で受賞、「ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR2021」(文庫部門)など9冠に輝く辻村深月のベストセラー小説「かがみの孤城」。子どもから大人まで幅広い世代から熱い支持を集め、累計発行部数は現在160万部を突破。そんな多くの人から愛される小説が満を持しての劇場アニメ化!
監督は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』『河童のクゥと夏休み』『カラフル』など繊細な心情描写で知られ、数々の映画賞に輝き国際的にも高い評価を得る原恵一。制作は『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』など数々の名作青春アニメを世に送り出してきたA-1 Pictures。
そして主人公の声優には、原監督に「彼女しかいない」と絶賛されオーディションを勝ち抜いた當真あみ。14代目「カルピスウォーター」CMキャラクターでも注目を集める彼女が、等身大の瑞々しい演技で主人公・こころに息を吹き込む。
この冬、珠玉のスタッフ・キャストにより、日本中に共感と感動を巻き起こす青春映画の新たな名作が誕生する。
ストーリー:公式サイトより(声優を加筆)
そこは、私の世界を変える入口でした――
学校での居場所をなくし部屋に閉じこもっていた中学生・こころ(當真あみ)。
ある日突然部屋の鏡が光り出し、
吸い込まれるように中に入ると、そこにはおとぎ話に出てくるようなお城と見ず知らずの中学生6人が。
さらに「オオカミさま」と呼ばれる狼のお面をかぶった女の子(芦田愛菜)が現れ、
「城に隠された鍵を見つければ、どんな願いでも叶えてやろう」と告げる。
期限は約1年間。
戸惑いつつも鍵を探しながら共に過ごすうち、7人には一つの共通点があることがわかる。
互いの抱える事情が少しずつ明らかになり、次第に心を通わせていくこころたち。
そしてお城が7人にとって特別な居場所に変わり始めた頃、ある出来事が彼らを襲う――――
果たして鍵は見つかるのか?なぜこの7人が集められたのか?
それぞれが胸に秘めた〈人に言えない願い〉とは?
全ての謎が明らかになるとき、想像を超える奇跡が待ち受ける―
きっと、助け合える。私たちは、ひとりじゃない。
ストーリー補足&私見:
中学1年生で主人公の安西こころ(當真あみ)はクラスメイトのいじめの所為で不登校になり、自室に引き篭もる様になりました。
ある日、部屋の姿見鏡が輝き始め、こころは鏡の中に吸い込まれてしまいます。
着いた先は絶海に浮かぶ孤島に建つ孤城で、狼の仮面を被った“オオカミさま”と名乗る少女(芦田愛菜)が管理していました。
こころと同じ様に、鏡を通して集められた中学生が6人。
彼らは、リオン=水守理音(北村匠海)、アキ=井上晶子(吉柳咲良)、スバル=長久昴(板垣李光人)、マサムネ=政宗青澄(高山みなみ)、フウカ=長谷川風歌(横溝菜帆)、ウレシノ=嬉野遥(梶裕貴)と自己紹介します。
どう言う訳か?彼らは皆、雪科第五中学校の生徒達ですが、年代がバラバラでタイムスリップしていた様です。
本編の中盤で明らかにされますが、孤城へ集められた中学生達は皆それぞれにいじめに遭っていて不登校生でした。
オオカミさまは「城内に隠されている鍵を見つけ、願いの部屋へ入った者の願いが1つだけ叶えられる」と約束します。
約束が叶えられた後は、孤城の扉となった鏡の往来は出来なくなり、孤城で過ごした記憶も消えてなくなるそうです。
中学生7人は、始めこそ事なかれ主義と言うか、不干渉的で積極性に掛けていましたが、1年もすると協調性や絆が生まれていました。
そして、ハプニングでこころ以外の仲間は罰を受けて(オオカミさまではない)狼に食べられてしまいました。
こころは一人で隠された鍵を見つけて「仲間の罰をなかった事にして!」と願います。
その請願は聞き入れられ、アキ達は生き返りました。
こころ達は孤城から引き揚げて行きますが、最後に踵を返そうとしたリオンは、オオカミさまが自分の幼い頃に亡くなった姉のミオ=水守実生である事に気付いていました。
リオンはオオカミさまに孤城での出来事と再会に感謝し、孤城での記憶を残して欲しいとお願いします。
その後、リオンは実社会へ戻って行きました。
中学2年生になったこころのクラスにリオンが転校生としてやって来ました。
この「かがみの孤城」の物語は、グリム童話の“狼と七匹の子山羊”にインスパイアされている様です。
こころが不登校になって、それを心配して(いるフリをしているようにしか見えない!)家を訪ねて来た先生に向かって、娘の防波堤になるこころの母親(麻生久美子)の対応が親の鑑だと思います。
イジメられている生徒さんや親御さんに観て貰いたい映画。
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Posted at
2023/11/11 08:38:32