DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「アンフェアthe end」と言う、秦建日子の脚本を基に制作された邦画。
TVドラマ「アンフェア」の劇場版で、「アンフェアthe movie」「アンフェアthe answer」に続く3作目で完結編。
2015年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
型破りな女刑事の捜査を描く人気ドラマの劇場版第3弾でシリーズ完結編。国家の闇に迫る彼女を、絶体絶命のピンチが襲う。出演は、「花田少年史 幽霊と秘密のトンネル」の篠原涼子、「クローバー」の永山絢斗、「ジヌよさらば かむろば村へ」の阿部サダヲ。監督・脚本は、「K-20 怪人二十面相・伝」の佐藤嗣麻子。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
亡き元夫・佐藤和夫(香川照之)の命と引き替えにUSBメモリに隠されていた機密データを手に入れた雪平(篠原涼子)であったが、それをただ公開しても意味はないと、最も有効な形で使用するための協力者を探すものの見つけられずにいた。時を同じくして東京地検特捜部の村上(山田孝之)とその父親が殺害されたとの報が入り、その被疑者として監視カメラの映像からシステムエンジニアの津島(永山絢斗)が拘束される。最高検察庁監察指導部の武部(AKIRA)からの呼び出しで、警察庁・検察庁・裁判所全てに潜む「闇の組織」の追及への協力を要請されていた雪平は、彼女を取調官に指名した津島の「『組織』の存在を掴み告発しようとして、無実の罪に嵌められた」との主張を聞き入れ、彼の逃走の手引きを行う。
警察病院を経て脱走した2人は津島のアジトに向かい彼が持つデータを手に入れ、そこで10年前に彼の父が無実の罪で収監された後に自殺したという過去を共有する。そして彼が告発先として手配していた2人のジャーナリストたちの元に向かうが、2人はいずれも組織の暗殺者の手によって謀殺されてしまう。さらに2人目の殺害現場に駆け付けた武部が実は組織の人物であり、津島と別れていた雪平は武部とその手下達の騙し討ちに遭い、二重スパイとして潜り込んでいた三上(加藤雅也)の抵抗も虚しく雪平と三上は捕らえられてしまう。武部の手下たちの手により山路(寺島進)が銃撃され、三上が一条(佐藤浩市)に射殺されるなど仲間たちが次々と危害を加えられ、ついには娘の美央(向井地美音)の命までもが奪われそうになったことで、雪平は津島の居場所を白状することを決意する。
美央の命を救うべく自らの手で津島の殺害に向かう雪平だったが、自らの命を犠牲にしてまでも信念を貫こうとする津島の訴えに共に逃げることを決め、駆け付けた一条の手引きを得て脱出に成功する。津島は組織の追跡を逃れるべく国外への亡命を決意し、そして津島から彼女の父親に関するデータを渡された雪平は、父を殺害した真の犯人は一条であり、その後の雪平を常に監視するよう命じられていたことを知るが、父の敵を討つと言う長年の誓いを前にし、また一条の「お前になら殺されてもいい」という言葉を受けながらも、芽生えた彼への思いから引き金を引けず涙を流す。
そして翌日、雪平は津島を亡命させるべく、東京国際ビルの38階にあるエルドニア共和国の大使館を目指し足を進める。検問の監視を潜り抜けビルにまでは辿り着いたものの、先回りして待ち伏せていた武部たちに見つけられ、銃撃を受けた津島が重傷を負う。しかし一条や山路・小久保(阿部サダヲ)らの助けもあり、2人はついに大使館にまで到着する。そして自身の持つメモリの入ったペンダントを託しその場を去ろうとする雪平だったが、その時背後から津島に拳銃を向けられ、直後に駆け付けた一条が銃撃戦の末に致命傷を負い地面に倒れる。津島は裏で武部と繋がっており、彼の父の無念を晴らしたいという想いを武部に利用され、事件の再審を執り行うことを条件に雪平の持つUSBメモリの奪還と彼女の殺害を命じられていたのだった。互いに銃を構える雪平と津島だったが、雪平は津島の正義を信じ、後のことを全て託すと告げ銃を降ろす。そんな彼女の「最後まで人を信じてしまう」心こそが弱さなのだと語り引き金を引く津島、そして銃弾を受け倒れる雪平だったが、その間際に最後の力を振り絞って一条が放った弾丸により津島もまた致命傷を負い、命を落とす。
後を追った山路と小久保が大使館に到着した時、そこに雪平の姿はなく、津島の胸のペンダントはケースが開き中身が持ち去られていた。そして全てが終わった後、外国語の飛び交うホテルの一室では、日本の裁判所・検察・警察に跨る大規模な不正スキャンダルの告発がテレビのトップニュースを流れていた。そして未だ満身創痍ながらも部屋のシャワーを浴びていた雪平は、無言の笑みを天井へと向けるのだった。
私見:
足掛け10年のシリーズ完結編です。
主人公の警視庁検挙率№1刑事の雪平夏見(篠原涼子)の父親を殺したのは誰か?
捜査を進める上で警察官僚の極秘データを手に入れたのは「アンフェアthe movie」でしたが、その一連の答えが「アンフェアthe end」で明かされます。
「アンフェア」の元は秦建日子の小説「推理小説」でしたが、TVそして映画とシリーズが独り歩きした良い例だと思います。
小説は小説で、映画は映画で面白いもの・・・。
映画の方は話の流れに多少無理はあり、突っ込み所もありますが、見て損はない筈!?
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Posted at
2023/12/31 09:21:34