DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「RRR」と言う、インドのテルグ語叙事詩的ミュージカル&アクション映画。
日本では、2022年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
『バーフバリ』シリーズを超えて
創造神S.S.ラージャマウリ監督の新たな伝説が幕を開ける!
2022年インド映画世界興行№1!インド歴代興収第3位!
(2022年8月時点/Box Office Mojo調べ)
数々の興行記録を打ち立て、全世界に“バーフバリ旋風”を巻き起こしてインド映画の歴史を変えた映画史上最大の叙事詩にして、もはや神話ともいうべき伝説の2部作『バーフバリ 伝説誕生』と『バーフバリ 王の凱旋』。その創造神S.S.ラージャマウリ監督による全宇宙待望の最新作がついに完成した。
インド映画史上最高の製作費7200万ドル(約97億円)をかけたその超大作の名は『RRR』。
史上最高濃度の映画体験(エネルギー)を全身で浴びろ!
ストーリー:関連サイトより
第一部:FIRE
1920年のイギリス領インド帝国。圧政を敷くインド総督スコット・バクストン(レイ・スティーヴンソン)の一行はアーディラーバードの森にあるゴーンド族の村を訪れ、そこで芸術の才能を持つ少女マッリ(トゥインクル・シャルマ)に出会う。マッリの才能を気に入ったキャサリン総督夫人(アリソン・ドゥーディ)は、強引に彼女を総督府のあるデリーに連れ去ってしまう。後日、ニザーム藩王国の特使アヴァダニが総督府を訪れ、マッリをゴーンド族に引き渡すように勧める。対応したスコットの側近エドワード(エドワード・ソネンブリック)が一蹴すると、アヴァダニは「引き渡さなければ、彼らの守護者がイギリス人に災いをもたらす」と忠告する。同じころ、マッリが連れ去られたことを知った部族の守護者ビーム(NTラーマ・ラオJr.)は、彼女を取り戻すため仲間のジャング(チャトラパティ・シェーカル)、ペッダイヤ(マカランド・デシュパンデ)、ラッチュ(ラーフル・ラーマクリシュナ)を連れてデリーに向かい、ムスリムの「アクタル」に扮して行方を捜していた。
デリー近郊の警察署では、逮捕した独立運動家の釈放を求めるデモ隊が押しかけていた。警察官のラーマ(ラーム・チャラン)は単身デモ隊の中に飛び込み首謀者を逮捕する功績を上げたが、イギリス人署長は彼の功績を認めず、昇進させようとしなかった。そんな中、総督府ではビームの対策が協議され、ラーマが担当捜査官に名乗りを挙げる。ラーマは警察官の叔父ヴェンカテシュワルル(サムドラカニ)と共にデリー市内の独立運動家の集会に潜入し、ビームの仲間ラッチュを発見する。
ラーマは独立運動家を装いラッチュに近付くが、途中で正体が露見して逃げられてしまう。ラッチュを見失ったラーマは列車事故の現場に遭遇し、その場に居合わせたビームと協力して事故に巻き込まれた少年を助け出し、互いの正体を知らぬまま交流を重ねていく。やがて2人は親友となり、ラーマはスコットの姪ジェニー(オリヴィア・モリス)に想いを寄せるビームを手助けする。ジェニーと親しくなったビームは総督公邸に招待され、そこでマッリと再会し、必ず助け出すことを約束して総督公邸を後にする。一方、ラーマはラッチュを拘束して尋問するが、隙を突かれて腕をマルオアマガサ(毒蛇)に噛まれてしまう。ラッチュから「英国人でも解毒できない」と告げられ、彼を解放した後にその場を立ち去る。
ビームは仲間と共に総督公邸に乗り込む準備を進めるが、そこに満身創痍のラーマが現れる。彼はラーマを解毒して介抱するが、ラーマはラッチュと同じ装飾を身に着けたビームに疑念を抱く。そんな中、ビームは自分の正体を明かし、マッリを助け出すために総督公邸に乗り込むことを告げ、ラーマを残して総督公邸に向かう。その夜、総督公邸ではスコットのナイト叙任を祝うパーティーが催されていたが、そこにビームが野生動物を満載したトラックで乗り込んできたため、会場はパニック状態になる。ビームはマッリを捜すが、そこにラーマが駆け付け、自分の正体が警察官であることを明かし、格闘の末にラーマはビームを逮捕する。
第二部:WATER
ラーマはビームを逮捕した功績を認められて武器庫の管理権限を持つ特別捜査官に昇進するが、親友を裏切ったことや過去を思い出して罪悪感に苛まれていた。
ラーマの父ヴェンカタ(アジャイ・デーヴガン)は警察官だったが、スコットの圧政に耐えかねて脱走し、独立運動家として村人たちに戦闘訓練を施していた。ある日、イギリス軍が村を襲撃し、ヴェンカタとラーマは村人たちを逃がすために戦いを挑むが、その中でラーマの母サロージニ(シュリヤ・サラン)と弟チンマが殺され、ヴェンカタも重傷を負わされる。ヴェンカタはイギリス軍に投降し、自身が隠し持っていた爆弾をラーマに狙撃させ、イギリス軍を巻き込んで爆死する。数年後、成長したラーマは警察官となり、独立闘争に必要な武器を手に入れるため、父の指示で警察官になっていた叔父ヴェンカテシュワルルと行動を共にして警察組織での出世を目指していた。
逮捕されたビームは、見せしめのためスコット夫妻や民衆の前でラーマの手によって鞭打ちの刑に処せられるが、ビームは屈することなく民衆を鼓舞し続け、彼に触発された民衆が暴動を起こしたため刑の執行が中止される。その姿を見たラーマは、自分の行動が間違っていたことを知り、ビームを助け出そうと決意する。ラーマはスコットを説得し、ビームをデリー郊外に連れ出し、マッリの目前で処刑することを認めさせ、その途中で彼を逃がそうとする。しかし、マッリの救出には成功したものの、スコットに銃撃されたラーマは重傷を負い、事情を知らないビームに殴られてしまう。ビームはマッリを連れて逃走し、ラーマは2人を逃がすためにイギリス兵の追跡を妨害する。
数か月後、ハトラスに潜伏していたビームたちは警察の捜査網にかかり発見されそうになるが、居合わせたラーマの婚約者シータ(アーリヤー・バット)の機転で難を逃れる。彼女はラーマの行方を捜すため同地を訪れており、ビームに対して、ラーマが反英闘争のために活動していたこと、反逆罪で処刑されようとしていることを伝える。ラーマの本当の目的を知ったビームは自身の行動を恥じ、ラーマの救出を決意する。
ビームはジェニーの協力を得て、ラーマが収監されたバラックを突き止める。バラックに潜入したビームはラーマの救出に成功して森の中に逃げ込むが、スコットに命じられたエドワードが特殊部隊を率いて追跡を始める。ラーマは森の中にあるラーマ神の祠にあった長弓を手にしてビームと共に反撃し、特殊部隊は全滅してエドワードも戦死する。2人はそのまま総督府に向かい、火をつけたバイクを突入させ、武器庫に突入したバイクは爆発し、弾薬が誘爆したことで総督府は崩壊する。キャサリンたちは崩壊に巻き込まれて命を落とし、追い詰められたスコットはビームに射殺される。スコットを倒した2人は総督府の武器を持ち出してデリーを後にしてシータ、ジェニーと合流する。ラーマは、「お礼に、君の願いを叶えさせて欲しい」とビームに語りかけ、ビームは「読み書きを教えて欲しい」と返答する。その後、マッリは村に戻り母ロキ(アーマリーン・アンジュム)と再会し、ラーマは故郷の人々に武器を送り届ける。
私見:
本編の第二部で、英国への反逆罪で逮捕されたビームが植民地時代のインド人達への見せしめの為、民衆の前でラーマの手によって鞭打ちの刑に処せられます。
それでも、ビームは屈する事なく民衆を鼓舞し続けた事に対し、実はインド人村の独立紛争を行なうと言う大義を持つラーマが本当の武器は銃器ではなく民意なのだと気付いた場面が私の心に残りました。
主人公の一人コムラム・ビームを演じているNTラーマ・ラオJr.が誰かに似ていると思ったら、プロレスラーのインドの猛虎“タイガージェットシン”に似ていると思いました。
エンドロールでターバンを巻いている姿を見たら、特にそう思いました。
私は数える程しかインド映画は観ていませんが、その中で一番の感動作品だと思います。
本編は約3時間の超大作ですが、鑑賞するだけの価値ある映画だと思います。
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Posted at
2024/03/17 08:15:11