
イケメン(行け麺)アーカイブ№004さかいや食堂
以前に行ったけれど、現在既に店を畳んでしまったラーメン店に関する過去の情報です。
当時の日記をコピペ(若干手直しも)して、皆様にご紹介しながらラーメン店を回顧します。
『那須烏山市民に愛される「さかいや食堂」に(2018年)1/13に行ってみました。
店は栃木県那須烏山市の上境地区の県道12号線と27号線の交差点脇にあります。
午前中の用事を済ませた私は娘とさかいや食堂でお昼です。
くたびれ加減の暖簾を潜り入店すると、店内は如何にも大衆食堂然と言った作りです。
私と娘を年配女性の賄いさんがストーブに近いテーブルに案内してくれました。
その後、賄いさんは冷たい麦茶をコップに注いで持って来てくれました。
私は前以ってネットで調べていたので、注文する物は既に「山あげらーめん・中山(960円)」と決めていましたが、娘はメニュー表のラーメン、蕎麦、丼、定食類が50種類もある中から選ぶのに迷っている様子。
このさかいや食堂は以前に肉屋だったと言う事でメンチカツ、ハムカツの評判が良いみたいです。
昼限定メニューの醤油ラーメン、お新香、半ライス、それにプラスでカレーコロッケ、メンチカツ、ハムカツから2品選べる「ランチセット(770円)」が私のお薦めだったのですが、娘はオーソドックスに「チャーシューメン(750円)」を注文しました。
注文してから15分位掛かったでしょうか?娘の頼んだチャーシューメンが届きました。
如何にも大衆食堂のチャーシューメンと云った感じです。
鶏出汁の醤油ベースのスープに、細く緩く縮れた玉子麺です。
トッピングはトロチャーシューが3枚、ワカメ、メンマ、チンゲン菜、ナルト、刻みネギです。
それから5分後、娘がチャーシューメンを半分位食べ進んだ頃に私の注文した山あげらーめん・中山がやっと届きました。
山あげらーめんには、前山・中山・大山と3種類あり、那須烏山市の山あげ祭の演目に因んだ命名の様です。
私が注文する際に賄いさんが説明してくれたのですが、前山・中山・大山は麺の量を表すのではなくて、辛さの度合いなのだそうです。
「中山でも、とても辛いですが大丈夫ですか?」と心配して頂きましたが、私は「辛い料理は結構好きなので大丈夫だと思います」と応えました。
いざ、目の前にすると山あげらーめんの丼は娘の注文したチャーシューメンの丼よりも大きい様です。
山盛りになった白髪ねぎがビジュアル的に圧巻で、何処から割り箸を潜り込ませようか?と迷ってしまいました。
先ずレンゲで餡かけをスープに溶かして、スープを口に含みます。
然程辛くないと思い、次に緩く縮れた中細玉子麺を啜ります。
その後、トッピングのキクラゲ、椎茸、ニラ、キャベツ、もやし、人参、ねぎをランダムに麺と共に食します。
娘が自分の丼から1枚のチャーシューを私の丼に載せてくれました。
麺を3口も食べた頃、娘が私に向かって「汗、拭きなよ!顔が真っ赤になってきたよ」と心配げ。
私は夢中で食べていましたが、確かに額から汗が滴っていました。
拭うと汗がハンカチに染みました。
賄いさんが心配そうに「大丈夫ですか?」と声を掛けてくれました。
ストーブの近くにいる所為で汗が噴き出している訳ではない様です。
どうして辛い物を食べると身体には然程汗は掻かないのに、顔や額に汗を掻くのでしょうね?
餡かけの中に豆板醤が仕込んである様で、餡が融け込んでくると辛味が増す様です。
最初は侮っていた辛さが時間と共に強力になり、病み付きになる辛さです。
麺も良くスープと絡んで美味しく頂けます。
中間の辛さで目茶苦茶辛いのに、この上の山あげらーめん・大山はどれだけ突き抜けた辛さなのでしょう?流石に食べる勇気は失せましたが・・・。
因みに裏メニューで大山よりも辛い、山あげらーめん・大滝(激辛)があるそうですが、私には論外です。
食事開始から15分程経過したかも知れません。
スープは残しましたが、麺と具材を食べ終え、やっと麦茶を飲んで一息です。
ランチにはセルフで各1名にコーヒー1杯がサービスされる様で、娘と私はコーヒーサーバーからコーヒーを頂きました。
その後、会計を終えて店を後にしました。
山あげらーめんを食べている時は全然気付かなかったのですが、隠し味にニンニクが使われていた様で、夕方に家内から「ニンニク食べたの?匂うよ!」と言われてしまいました。
ほんと、不思議なラーメンでした。』
P.S. 高齢化の波は北関東の田舎町にある市民から愛される大衆食堂にも例外なしに訪れた様です。
「さかいや食堂」の近所に住む友人も閉店を大変に残念がっていました。
「さかいや食堂」の山あげらーめん・大滝(激辛)、大山(大辛)は無理でも、もう一度、中山(中辛)食べたいなぁ~。
↓ 山あげらーめん 中山
↓ チャーシューメン
↓ ホットコーヒー(サービス)