
DVDを借りて映画を観ました。
タイトルは「OLDオールド」と言う、M・ナイト・シャマラン監督が脚本も手掛けた米国映画。
閉鎖されたビーチでのスリラー物語。
ピエール・オスカル・レヴィとフレデリック・ペーターズによる小説「Sandcastle」が原作になっているらしい。
日本では、2021年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
『シックス・センス』のM・ナイト・シャマラン監督が放つ、謎解きタイムスリラー。
バカンスを過ごすために訪れた美しいビーチで、時間が異常なスピードで加速し身体が老いていく不可解な現象に見舞われた家族の恐怖とサバイバルを描く。
ストーリー:関連サイトより
ガイ(ガエル・ガルシア・ベルナル)とプリスカ(ヴィッキー・クリープス)は息子トレント(ローラン・リヴァー)と娘マドックス(アレクサ・スウィントン)を連れて、離婚前の最後の家族旅行のため南国のリゾート地を訪れる。トレントとマドックスはホテルに宿泊していた警察官やダンサーと交流し、トレントはホテルのマネージャーの甥イドリブと友人になる。
翌日、一家はマネージャー(グスタフ・ハマーステン)に勧められて特殊な鉱石を含んだ巨大岩に囲まれているというプライベートビーチに招待される。出発前にトレントはイドリブから密かに送られていた暗号文の手紙を発見する。ビーチに到着すると、同じくマネージャーに招待された三組(外科医チャールズと妻クリスタル、娘カーラ、母アグネスの一家。看護師ジャリンと心理学者パトリシアのカーマイケル夫妻。人気ラッパーのミッドサイズ・セダン)がいた。休暇を満喫する彼らだったが、浜辺で女性の遺体を発見したことで事態が一変する。女性はセダンの知人だったことからセダン(アーロン・ピエール)が殺人の疑いをかけられる。その間にアグネス(キャスリーン・チャルファント)の容態が急変し、救急を呼ぼうにも携帯電話は繋がらず、アグネスは死んでしまう。さらにマドックス(トーマシン・マッケンジー)、トレント(アレックス・ウルフ)、カーラ(エリザ・スカンレン)の3人が急成長してティーンエイジャーになってしまい、子供たちが何かに感染しているのではと考える。彼らはビーチからの脱出を試みるが、岩場を通り抜けようとすると激しい頭痛に襲われて意識を失ってしまい、ビーチを出ることができない。その後も切り傷が瞬時に治ったり、プリスカが患っていた腫瘍が急速に肥大化するなど、不可解な現象が立て続けに起こる。女性の遺体は発見からたった3時間で白骨化しており、一行はこの場所に流れている時間に異常があることに気づく。さらに各家族の少なくとも一人は何らかの基礎疾患を抱えていることも判明する。24時間で50年の時が流れてしまうこのビーチで彼らに残されている時間は少ない。
やがてトレントとカーラは恋に落ち、急速に妊娠が進んだカーラはトレントの子供を出産するが、時間の影響に順応できずに子供は死んでしまう。悲観に暮れる中、統合失調症が悪化したチャールズ(ルーファス・シーウェル)がセダンを殺してしまい、脱出に向けた動きが活発化する。ジャリン(ケン・レオン)は海から、カーラは崖を登って脱出を図るが、2人とも途中で意識を失い溺死・転落死し、さらにパトリシア(ニキ・アムカ=バード)が持病のてんかんの発作を起こして死んでしまう。その日の夜、それぞれ視力と聴力を失い始めたガイとプリスカは和解して関係を修復する。マドックスとトレントはビーチで死んだ犠牲者が書き残したノートを発見し、この場所の地磁気とビーチを囲む岩の影響で細胞の老化が急速に進むことを突き止め、体が入る金属の管を作れば作用を止められるかもしれないと考える。ノートには犠牲者と一緒にビーチにいた人々の名前も書かれていた。山の上にはカメラが設置されており、何者かが監視していることにも気づく。その直後、ガイとプリスカのもとに正気を失ったチャールズが襲いかかり、プリスカはトレントとマドックスを逃がしてチャールズに立ち向かう。2人が洞窟に逃げ込むと、そこには錯乱したクリスタル(アビー・リー)がおり、彼女は低カルシウム血症が原因で死んでしまう。一方、プリスカは浜辺に落ちていた錆びたナイフでチャールズを切りつけ、彼は血中に入り込んだ錆が原因で感染症を引き起こして死亡する。トレントとマドックスが洞窟から戻り、夜が更ける中、寿命を迎えたガイとプリスカは我が子に看取られながら息を引き取る。
朝を迎え、ビーチには中年になったトレント(イーモン・エリオット)とマドックス(エンベス・デイヴィッツ)だけが取り残されていた。トレントはイドリブから渡されていた手紙があったことを思い出し、暗号を解読してみるとそこには「伯父さんは珊瑚が好きじゃない」と書かれていた。珊瑚が金属の管のような役割を果たし、岩の影響を防ぐことができるのではと推測する。2人は海中に潜り珊瑚礁のトンネルの中を進んでいくが、マドックスの衣服が珊瑚に引っ掛かってしまい、トレントは彼女を助けようとする。2人がいつまでも浮上しないことを確認した監視役の運転手は「参加者全員が死亡した」と報告してビーチを後にして研究所に向かう。そこではマネージャーが研究員たちに治験の成果を伝えていた。ホテルは大手製薬会社の極秘研究所であり、新薬の研究を行っていたのである。ビーチの特殊な鉱石の存在に気付いた製薬会社は、基礎疾患を抱える人々をホテルに招待してウェルカムドリンクに偽装した新薬を飲ませ、ビーチに誘い出して新薬の効果を監視していた。マネージャーは三組のパソコンの履歴を削除してホテルとの繋がりを消し、新たな治験者をホテルに招待する。
ホテルに到着した治験者を出迎えたマネージャーはウェルカムドリンクを飲ませようとするが、そこに現れたトレントとマドックスに阻止され、宿泊客の前でホテルの秘密を暴露される。珊瑚礁を抜けてビーチからの脱出に成功していた2人はホテルに戻り、宿泊していた警察官に犠牲者のノートを渡して事態を説明していた。ノートに書かれていた名前の人々が全員行方不明になっていることが判明したため、マネージャーやホテルの従業員は全員逮捕される。警察官から製薬会社にも捜査が入ることを聞かされながら、トレントとマドックスは警察のヘリコプターで叔母の元に向かうのだった。
ストーリー補足&私見:
バカンスに訪れた家族へ対し、ホテルのマネージャーは人里離れ隔離された美しいビーチを紹介します。
ビーチは囲んでいる岸壁と磁場が作用して、人体の成長&老化が著しい環境でした。
ホテルのマネージャーは製薬会社の協力者で、ビーチに案内された観光客達がホテルで飲まされたウェルカムドリンクには新薬が調合されていました。
製薬会社は持病を持つ観光客を新薬の治験に用いていたのです。
観光客は治験にされている事等知らされておらず、僅か1日の内に老衰や新薬の副作用で亡くなって行きました。
兄のトレントと妹のマドックスは幸運にもビーチから逃げ出す事に成功し、ホテルのマネージャーと製薬会社の悪事を白日の下に晒しました。
ホテルの従業員と製薬会社の研究員は皆、警察に逮捕されました。
コンプライアンスのない製薬会社の治験は恐ろしいですね!
DVDのボーナストラックで、M・ナイト・シャマラン監督は「黒澤明監督に多大な影響を受けた」と言っていましたが、影響を受けた箇所が本編の何処なのか?は私には判りませんでした。

Posted at 2023/12/29 09:59:07 | |
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