
ネット配信で映画を観ました。
映画タイトルは「Laundryランドリー」と言う、森淳一の同名小説を原作とした邦画。
ヒューマンドラマ。
2002年に劇場公開されました。
イントロダクション:関連サイトより
頭に傷を持つ青年と心に傷を抱えた女性の心の交流を描いたドラマ。監督・脚本は、『美少女H2~18歳のウソ』の森淳一で、本作が初の劇映画となる。撮影は「非・バランス」の柴崎幸三。主演は、「GO」の窪塚洋介と「回路」の小雪。サンダンス/NHK国際映像作家賞支援作品。スーパー16ミリからのブローアップ。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
頭に傷のある20歳のテル(窪塚洋介)の仕事は、祖母が営むコインランドリーで洗濯物が盗まれないように見張ること。ある日、かつて男に裏切られ心に傷を負った水絵(小雪)と言う女性が、ランドリーに洗濯物を忘れたまま故郷へ帰ってしまった。ランドリーが閉鎖されることになり居場所を失ったテルは、その洗濯物を彼女に届けるべく旅に出る。道中、親切なサリー(内藤剛志)の案内で水絵の元に辿り着くことが出来たテル。そんな彼の優しさに触れ、心癒されていく水絵。やがて、ふたりはサリーの家で暮らすようになり、幸せな時間が過ぎていった。ところが、サリーが突然外国へ旅立った後、ふとしたことから盗癖を持つ水絵が警察に捕まり、ふたりの間は引き裂かれてしまう。そして一年後、出所した水絵は導かれるようにテルと再会を果たす。
ストーリー補足&私見:
主人公のテル(窪塚洋介)は、子供の頃にマンホールへ落ちて、頭部を怪我してから知的障害がありました。
水絵(小雪)はコインランドリーで洗濯して帰りますが、洗濯物を1着取り忘れて帰って行きました。
ランドリーでバイトしていたテルは忘れ物に気付き、水絵に届けます。
それが切っ掛けで二人は知り合い、仲良くなります。
心的障害を持つ水絵には、テルの純粋さに救われる思いを抱きます。
その後にも、水絵はコインランドリーの洗濯機の中のトレーナーを取り忘れて行きました。
都会生活がストレスになっていると感じた水絵は故郷へ帰って行きました。
テルはヒッチハイクでサリー(内藤剛志)の車に乗せて貰い、水絵の実家へ行きトレーナーを届けました。
コインランドリーが閉店してしまい帰る場所のないテルと故郷での生活が息苦しい水絵は、サリーの家に住み込みで働く事になります。
サリーは放鳩サービス業で、結婚披露宴や法要の際に白い鳩達を一斉に空に飛翔させる仕事でした。
その仕事をテルに教え込んだサリーは、外人と結婚すると言う夢を叶える為に海外へ旅立ちました。
二人だけになったテルと水絵は家具を探しにアンティークショップに行きます。
テルが(無意識の内に)壊してしまったガラス製の置物(5万円也)を水絵はそっとポケットに入れてしまいました。
水絵は万引きGメンに逮捕され、その後に1年間の懲役刑を受けます。
1年後に、釈放された水絵はテルと再会し、求婚されていたテルと結婚しました。
頭部の怪我で軽度の知的障害の青年とPTSDの女性の結婚生活は大変だろうと思いますが、他人が心配する事ではないか?
PTSD程ではなくても、心痛を味わっている方は現代社会に多いのではないか?と思います。
それが自分の招いた報いではなくて、社会の構造の所為だったり、政策の失敗のツケだったりしている様な気がします。
Posted at 2024/02/20 09:58:44 | |
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