
ネット配信で映画を観ました。
タイトルは「アイスクリームフィーバー」と言う、芥川賞作家の川上未映子の短編小説「アイスクリーム熱」を原案に、世代の異なる4人の女性の思いが交錯する姿を描いたラブストーリー。
2023年に劇場公開されました。
イントロダクション:公式サイトより
H&MやGU、スターバックス、日清カップヌードル×ラフォーレ原宿の広告、ウンナナクール等の企業ブランディング、桑田佳祐や吉澤嘉代子らのCDジャケット、さらにはドラマやCM制作を手掛けるなど、様々なフィールドで活躍するアートディレクター・千原徹也。私たちの日常に彩りと驚きを与えてきた彼が、デザインを志した原点であり、長年の夢だった映画製作に進出した。
監督・エグゼクティブプロデューサーを務める千原が原案に選んだのは、芥川賞作家・川上未映子の短編集「愛の夢とか」(講談社文庫)内収録の『アイスクリーム熱』。言葉と戯れるように繊細でリリカルな川上の世界観を受け継ぎながら、千原ならではの色彩感覚とビジョンを加えていった。
熱(フィーバー)に似た、心を捉えて離さない想い。いまを生きる4人の女性の憧れ、興味、好意、執着が交錯する――。この斬新な企画『アイスクリームフィーバー』に共鳴し、参加したのはいずれも各界の第一線を走り続ける面々。
主演を務めるのは、第46回日本アカデミー賞で10部門の優秀賞に輝いた『ハケンアニメ!』や、Disney+オリジナルシリーズ「ガンニバル」等、日本映画界に欠かせない俳優として近年より一層存在感を増しつつある吉岡里帆。千原との長年のコラボレーションでも知られる彼女は、クリエイターの夢をあきらめかけているアイスクリーム屋のアルバイト・常田菜摘を瑞々しく演じた。何かが物足りない、でも自分の心が何を求めているのかわからない菜摘の等身大の苦悩は、吉岡の繊細な表現でさらに多くの共感を呼ぶところだろう。
なお『アイスクリームフィーバー』の物語は、菜摘が勤めるアイスクリーム屋を中心に展開していく。その常連客で、ミステリアスな作家・橋本佐保に扮したのはモトーラ世理奈。ファッションモデルとして活躍する一方、『風の電話』や『異動辞令は音楽隊!』など、国内外で高い評価を受ける作品で輝きを放ってきた彼女が、千原が2020年に企画・監督した主演ドラマ「東京デザインが生まれる日」に続き、本作でもタッグを組む。
菜摘のアルバイトの後輩、桑島貴子役には、独自の世界観で人気を博す音楽ユニット「水曜日のカンパネラ」のボーカル・詩羽が抜てきされた。本作が映画デビューとなる彼女の初々しくも堂々たる空気感は、唯一無二。劇中では街をひらひらと舞うようなダンスを披露し、劇中の重要シーンで流れる劇中曲も歌い上げている。
そして、アイスクリーム屋の近所にある銭湯が唯一の癒しである高嶋優役を託されたのは、松本まりか。『ぜんぶ、ボクのせい』や『夜、鳥たちが啼く』ほか近作でも憑依的な演技で観る者を飲み込んできた彼女が、仕事一筋に見えて心に消えない傷を抱える複雑な人物を見事に体現。人間ドラマとしての見ごたえをしっかりと担った。
この4人に加え、本作が映画初出演となる南琴奈をはじめ、後藤淳平(ジャルジャル)、はっとり(マカロニえんぴつ)、MEGUMI、コムアイ、片桐はいり、安達祐実といった個性豊かなメンバーが華を添える。
さらに、主題歌「氷菓子」を吉澤嘉代子が書き下ろし、エンディングテーマには小沢健二の名曲「春にして君を想う」を起用。「氷菓子」は、新たな物語の始まりを告げるような高揚感あふれるメロディが印象的。吉澤が紡ぐ「火傷」「アイス」「東京」「口づけ」といった劇中のキーワードがちりばめられた詞世界が、感動を増幅させる。
そして小沢健二が1998年に発表した「春にして君を想う」は「子供のように甘えたいのだ 静かなタンゴのように」というフレーズのリフレインが響く、優しいバラード。緩やかな幸せを歌う本楽曲が、エンドロールという物語と現実の狭間を染め上げる。また、物語の飛躍を予感させるオープニングテーマなど劇中の音楽は東京2020オリンピック開閉会式の音楽監督も務めた田中知之(FPM)が担当。映画、音楽、ファッションなど日本のカルチャーを形成する面々のアンサンブルが実現した。
なお、本作の撮影を担当したのは千原とファッションデザインで組んできたフォトグラファー・今城純。衣装を担当したのは、椎名林檎やきゃりーぱみゅぱみゅとのコラボレーションでも知られる飯嶋久美子。スタイリッシュだがどこか懐かしく、エモーショナルな映像美を構築したスタッフワークにも注目いただきたい。
加えて『アイスクリームフィーバー』の大きな特徴は、映画から他分野への拡張。ウンナナクール、猿田彦珈琲、アダストリア、PARCO、ボディファンタジー、グランマーブルといったブランドとの連動企画が同時展開し、既存の映画の枠を超えた「映画×ファッション×広告×デザイン」が融合したボーダレスなクリエイティブが街を包んでいく。
「100万年君を愛ス」のキャッチコピーが象徴する、甘く、柔く、儚い“想い”――。カラフルな見た目、清らかな口当たり、切なくも爽やかな余韻を残す至極のアイスクリームのようなラブストーリーが誕生した。
ストーリー:関連サイトより(キャストを加筆)
常田菜摘(吉岡里帆)は美大卒業後にデザイン会社に就職するもうまくいかず、現在はアイスクリーム店でアルバイトをしている。今後の身の振り方について思い悩む彼女は、常連客の作家・橋本佐保(モトーラ世理奈)に運命的なものを感じ、彼女の存在が頭から離れなくなる。菜摘のバイト仲間で後輩の桑島貴子(詩羽)は、そんな菜摘を複雑な思いで見つめていた。一方、アイスクリーム店の近所に暮らす高嶋優(松本まりか)の家に、疎遠になっていた姉(安達祐実)の娘・美和(南琴奈)が急に訪ねてくる。数年前に出て行った父を探しに来たという美和との突然の共同生活に戸惑う優だったが……。
私見:
映画タイトルの「アイスクリームフィーバー」は原作になった短編小説「アイスクリーム熱」をアレンジして、“熱中、熱狂”と言う意味を込めて“フィーバー”としたのだと思います。
主人公の一人である常田菜摘(吉岡里帆)見たさに鑑賞しましたが、もう一人の主人公である高嶋優(松本まりか)の独特の可愛さにハマってしまいました。
松本まりかさんと言う素敵な女優さんを知る事が出来た、尊い作品でした。
それと、高嶋優の姪の美和を演じていた南琴奈さんが小松菜奈さんに雰囲気が似ている様に思いました。
興味のある方は、映画を観て確認して下さいね。

Posted at 2024/07/15 09:45:10 | |
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