
パーツ探し編第2回,今日はヘッドライトとエンジンフード(ボンネットフード)について。
今回の修理での交換部品は結構な数に上りますが,後日改めて確認するまでもなく事故現場で「交換しかねーな」と思った部品です。
ボンネットフード,これにつてはもう説明の必要はないでしょう。それにしてもきれいに折れ曲がるものです。この尊い犠牲のお陰で、結果的に見た目に比べて少ない損傷で済んだわけでありがたい限りです。
そんな良い仕事をしてくれたボンネットフードですので,修理して使い続けてやりたい気持ちはあります。とはいえ大きく変形し,一部ですが鉄板が折れてしまったものを板金で補修したら新品を買うより高くつくであろうことは明白です。しかしパーツ屋さんの web で検索すると,インシュレーターやヒンジ,ダンパー別,もちろん塗装は下地のみで20万円オーバーということで,中古部品も探してみることにしました。
しかしまあクルマの事故というのは,中古部品を出すような規模の物について言えばフロント回りを傷つけることが多いわけで(一般的には前進している時間のほうが圧倒的に長いですからね),フロントの中古部品で無傷のものはたいへん数が少ないです。これは後述するヘッドライトについても同じことが言えます。こういった傷ありの部品を送料をかけ板金し元の塗装面を調え...,などということをしていると結局のところかなりの金額がかかります。
最終的には工場からの発注で新品部品12万円弱,という見積りを頂き,中古探しは諦めました。Yahoo!オークションに1点,おそらく交換のために外したものでかなり状態の良いものがあったのですが「手渡し希望」とのことでやめておきました。乗用車には絶対に載らないし,軽トラ借りたにしても板モノは荷締めに気を使いますからね。
荷締めといえば,かなりの金額になる web 部品屋さんと工場経由の価格差ですが,おそらく送料の問題だと思われます。発注後,1点ごとに取り寄せる方式のweb 部品屋さんは,他の部品でも運びにくそうなものは割高な設定になっていました。他方、定期的に輸入する部品屋さんは混載で運べるので送料は安く済むわけです。いろいろな発見があっておもしろい!
さて,もう一つの交換確定パーツはヘッドライトです,キドニーグリル側上部が左右とも割れちゃってます。片方で20〜25万円という価格にはさすがにビビりました。凝ったデザインのヘッドライトが増え,軽自動車でも10万円オーバーはざらだそうで,オソロシイことです。ビビったとは書きましたが,実は事故以前からヘッドライトの交換については調べ始めていたので相場は知ってはいたのですが,そうはいっても改めて「ヘッドライト左右は交換50万円ですありがとうございます!」と宣言されるとビビりますね,知っててもやっぱビビる。
ヘッドライトの交換を考えていたのにはいくつか理由があります。
・ヘッドライトユニットにほんの少し水が入っていること。
・LCIモデルがちょっと気になること。(特に4灯ともちゃんと光るあたりです)
・少し夜間視認性を上げたいこと。
といったところでしょうか。
現状
同時期のLEDユニット
LCI後
結局,様々な要素を勘案してオリジナル(前期 HID)部品をつけることにしたのですが,決め手となったのは「現状ではLEDにしても視認性は大きくは変わらない」というランプメーカーの技術者のインタビュー記事でした。左右50万円という価格にLEDユニット(これもバカ高い)が含まれていなかったこと,状態の良い中古品が見つからなかったことも大きな原因です。ポリカーボネート製のヘッドライトユニットはたとえ擦り傷でも紫外線の影響を強く受けてすぐに曇ってしまうことは経験済みでしたので「キズなし」は外せない条件でした。
そんなわけでまずはオリジナルのヘッドライトに戻し,アフターパーツや程度のいい中古品,あるいは ebay で探すなどして,ゆっくり考えることにしたというわけです。とはいえ定価で買うのはバカバカしいので OEM 品をUKから取り寄せました。左右パーツ代,送料,通関等手数料合わせて20万円ちょっとでしたのでよしとしましょう。OEM品とはいえ,BMW純正品のサプライヤー製品ですので,まあ問題は起きないでしょう。これがエンジン部品だの脚回りだのとなると,メーカー保証が適用されなくなるのはおっかないのですが,ヘッドライトについては「使えるか使えないか」だけですから。
というわけで今回は「ぱっと見交換だよね」編でした。
次回は「ついでに輸入して換えちまおう!」編です。
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大破からの復活 | クルマ
Posted at
2020/09/26 21:31:44