ドライブ行きたいけれど、暑すぎて気力が起きない(A; ・`д・´)
ネタもないので障害者になってから変わった
運転・カーライフの事についてでも
少しづつ書いていこうかなと
多くの人には関係のない内容で退屈かもしれませんが
まあ「こういうこともあるんだな」という
雑学の1つとでも思って貰えれば・・・
片手運転というと良くイメージするのは
「ヤン車にふんぞり返って利き手をハンドルに乗せて
手をクイクイさせて横柄な運転するヤンキー」なイメージで
元々片手運転とか絶対やらない・メリットもないと思ってる
ガチ運転派だったので(?
いきなり病気になって「片手運転で」と言われたときは正直戸惑いました。
というか単純に自信がなかったですね・・・
あれこれ想定して行動する「石橋を丹念に叩いて結局渡らない」性格というか
「あのレの字カーブとかどうしよう」とか「もたついて後続車居たら~」とか
そんなこんなで「運転してもいいですよ」と医者に言われても
それこそ自動車教習所なりで実車で練習するまで運転するのが怖いというか
字ヅラだけでは伝わりにくいので、図等でも
以下は”右手のみ”でのハンドル操作例になります
※運転席は自分の画像から。手はフリー素材からの雑コラです
・通常時の手の置き場所
大体この2パターンが安定しますね。
片手なので轍等に持っていかれないよう、しっかり握ります。
車線変更とかはこの左右で対応可能です。
・左折時
左折前に「どれだけ曲がるか(ハンドルを切るか)」の判断します
基本は①が多いです。デザイン的に親指が掴みやすいのもあります
図では解りにくいですが、いわゆる「逆手持ち」というか
親指を表側で、残り4本を裏から持ちます。
そうすることでハンドルを切った時、スムーズに0時の位置まで回せます。
※普通に持ってしまうと、3時の位置でもう腕が曲がらなくなります。
緩いカーブ、2・3車線のカーブなどは①か②で対応
直角の一車線等90℃に近い場合は③から真上0時~10時の位置まで
腕が曲がるまで切って調整します
・右折時
右折時は左折時ほどシビアではありません
利き腕の関節の可動域の兼ね合いだと思います。
ハンドル切った後の腕の自由度ですかね。
大抵図の取り回しで対応できます。
Uターンの場合はそうもいきませんが。
基本的に右折も左折も、ハンドルを切りきった時手がどうなるかを想像して
そこから逆算して切る前のポジションを想像するとやりやすいと思います。
ハンドルは手を離すと惰性で戻りますが、すぐにつかめばそれほどブレません。
ある程度車が傾けば、あとはパワステの惰性でハンドルは戻るので
ハンドルに手を当てながら自然に戻るのを調整します。
運転はイレギュラーの連続です。
これで曲がり切れなかったときはハンドルから手を放さずに
持つポジションをスライドさせて微調整します。
Uターン時や鋭角鋭い交差点とかですね。
必然的に、交差点では徐行になるので危険はありません。
内輪差とかいつも以上に気を使います。
でも、思ったよりもすんなり運転出来てびっくりしました。
特にこの車はタイヤ径・インチが大きいので
余りハンドルを回さなくても曲がっていけるのも大きいと思います。
ただやっぱり細かいところでいろいろ気を使う場面は多いですが。
以前以上に運転には集中するようになりますね。
ハンドルスピナー(旋回装置)も付けましたが
あんまり活用することはないですね。
思った以上にハンドルって重いんですよ。
いわゆる「押し回し」操作で力任せに操作すると良いとは解るけど
ハンドルのデザインにもよるなあと
カロスポのハンドルはセンターホーン部分が出張ってるので
この押し回しの取り回しがしにくい。
旋回装置のデザイン、設置の仕方の兼ね合いもあるとは思いますが
根本的な問題でこの「旋回装置を使ってハンドル操作をする」という
運転判断のタスクが1つ増えるんですよね。
これが意外に運転中には即スムーズに判断が付きにくいところあります
というのも、旋回装置に頼らなくとも上記ハンドル操作で
事足りることが多いので。
最初から曲がるのをこの旋回装置前提で運転すれば
その判断の迷いもないとは思いますが
何かイマイチ信用していないところもあるのも大きいです。
ディーラーでしっかり取り付けて貰ったとはいえ
所詮は2千円程度のカー用品ですからね。。。
メーカーが福祉仕様として販売してる
最初から備え付けの物なら信用できるかも
調べた限り、ホンダとマツダが福祉関係に力入れてる感はありますね。
ホンダ公式:片手の不自由な方へ/運転補助装置/福祉車両
https://www.honda.co.jp/welfare/purpose/for-drive/one-hand.html
トヨタも幅広い市販車にこういう仕様付けれるようにしてほしい。
ハンドルだけでもこういう仕様にできたらな~
こういう病気(脳卒中・脳梗塞)での運転を心配する人も多いですが
今のところ運転に関しては問題ないんですよ。
寧ろ運転中は集中するのか、病気(痺れ)のほうも落ち着く感まであります。
但し運転は思いっきり”下手”になりましたね(A´゚д゚`)
コーナリングとか
片手なので車が持っていかれないようにするのに必死ですね。
「両手でしっかり持つ」ことの重要性を痛感します。
初心に帰り、兎に角1から慣れてくしかありませんね。
問題は運転よりも乗り降りですかね。
特にこの車はハッチバックとはいえスポーツクーペに近い
中腰、体感バランスが強いられるデザイン・作りなので
持ち手にしっかり捕まって体を持ち上げ片足から外に~とか
まず片足でのバランス取りが自力ではできないところがあるので
慣れてもしんどいところはあります。
運転席のドアはある程度以上開けないと両足を満足に出せないところがあるので
駐停車時には横の車との幅確保が一番気を使いますね。
思いやりスペース(車椅子マーク)を気兼ねなく使えれば助かるんですが
現実問題そうもいかないですからね(この件はまた別途まとめようかな)
障害者の運転に関しては、本当に実例・報告例が少ないです。
自分も病気になって退院してから色々調べ回ったんですが、苦労しました。
なので同じような状況でいきなり片手運転する事になった人が
いつかここにたどり着いて何かの参考・助けになれば幸いです(´∀`)