サニトラにオデッセイ本革ステアリング流用
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
ホンダのオデッセイ用の革巻きステアリングをサニトラにつけてみました。
ご注意!本内容はステアリングホイールという保安上、非常に重要な操舵関連の構成部品の一部です。記事内容はあくまでも実験やショーなどのドレスアップのためであり、本内容の整備や実用に供することをお勧めするものではありません。使用中破損や脱落が発生したり、ステアリング操作ができず死亡事故などにもつながる恐れがありますので、あくまでも技術実験の検証としてご参照ください。
さて、オデッセイ用の本革ステアリングですが 実は中古カー用品店で、いろいろなクルマのエアバックの無い革巻きの純正ステアリングが大量に売られています。
なぜかハイエースやノアなどのワンボックス用が多い気がします。
ほとんど新品同様なので、クレームの傷交換後の部品とかでしょうか?
かなり新車デーラー系のもの(廃棄品?)も流れてきているようです。
店頭にあったオデッセイ用のステアリングは革巻きで MOMOの皮に似た、光沢のないシックな新品同様のステアリングでした。径も旧車なみの39cmくらい。パワステのないサニトラには嬉しい大きさです。非常に良いグリップで一目ぼれです。
しかし問題が3つあります。
まずはボスが一体化されているので間違いなくサニトラに付きません。
次にセンターパッドが欠品です。
そして一番大事なことですが、ステアリングのコーンが深く、手前に来るので狭いサニトラ室内では まったく窮屈で使い物になりません。
そこでニコイチ大作戦をとります。
2
まずは切断。オデッセイ用もコンペハンドルもアルミ材なので簡単に切れます。左がオデッセイの革巻きハンドル。加工時に傷がつかないようビニールで養生しています。
右は安物のコンペハンドル。グリップもビニールレザーでボロボロです。これはフリマで100円で買ったもの。とりあえずこの安ハンドルは型どりだけにつかいます。初めてなので・・・
試作用にMOMOピッチのスポークだけ利用します。
試作が終わったら、本物のMOMOのクレイレガツォーニのスポークを使います。いきなり切断して寸法を間違えると怖いので・・・
3
これはニコイチ状態。オデッセイのグリップとコンペハンドルのスポークを合体。溶接ではなくM5のステンレスのボルトナットで接合しました。
けっこう 青いアルマイトはこれはこれで斬新なデザイン?でも、これは使わず試作寸法どりが終わったら本物のMOMOのスポークをつかいます。
4
ついでにMOMOのステッカーを作成します。まったくのフリーハンドです。
革巻きグリップはホンダの純正ですが、スポークは本物のMOMOのクレイㇾガツォーニのものを使いました。やはりMOMOのほうがアルミ材が少し硬いようです。
これにMOMOマークをつけてしまうのは気が引けますが、一応MOMOのスポークをベースにグリップ部をレストアしたということで・・・・・。
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次に、ホーンパッドを作成。方眼紙で型紙をつくり アルミの1㎜の板を切断し、立体的に加工します。ほとんど治具は家の前の道路標識のポールと手です。イイ感じに加工できました。右したのこぶはホーンボタン用です。黒のマットで塗装し、4回ほど重ね塗りして焼き付け塗装します。
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これが 本物のMOMOクレイレガツォーニです。もったいないかなー?なんておもいもしましたが 裏側の皮が相当痛んでいるので グリップは使用しません。
結局これもグリップとスポークを切り離し スポークだけを使います。これを 先ほどの青い寸法検検討用のスポークと交換します。
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パッドにMOMOのステッカーを貼って完成。スポークとセンターパッドのとのつながりも立体的で純正並にスムーズに見えます。
このステアリング、実に革の材質がしっとりして最高のグリップ感です。ハンドル径も最近のクルマに比べると大きく、ちょうどB110当時の純正ステアリングのようです。 まあグリップはこちらの方が断然太いですが・・・
コーンの深さは、フラットなMOMOのプロトタイプよりもハンドルが向こうにセットできます。(オフセットがちょうどゼロくらい)ご存じの取り、サニトラはポジションが窮屈で、純正のハンドルはかなりきつく、 コンペハンドルも、MOMOのフラットなプロトタイプやジャッキースチュアートなどでないと 窮屈で乗っていられません。なおグランツはコーンが深いですが、ボスが薄いので かなり良いポジションが得られます。
ハンドルも大きく、ぐっとステアリングの位置が前方に行くので 肩回りが広々して 実に運転姿勢が快適です。サニトラの運転ポジションが窮屈だと思って いろいろシートをいじる人もいますが、実はハンドルの位置が手前過ぎというのが一番要因だと思います。
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右下に たんこぶのような形状に成型したホーンボタン。もちろんラッパマークはないと車検に通りません。
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