サニトラ・ アクセルワイヤー ステンメッシュ 自作加工
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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ご注意!本内容はアクセルワイヤーという保安上、非常に重要なアクセル構成部品の一部です。記事内容はあくまでも実験や緊急避難のためであり、本内容の整備や実用に供することをお勧めするものではありません。UA(期待しないアクセル動作)が発生したり、死亡事故などにもつながる恐れがありますので、あくまでも技術実験の検証としてご参照ください。
先日、製廃のアクセルワイヤーをバイク用から流用したのですが、バイク用品ショップにいくと高グレードなステンメッシュタイプのアクセルワイヤーがありました。金具関係もすべてステンレスです。アクティブという会社のスロットルケーブルで新品で3000円弱と安いです。
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なんと長さのアジャスト箇所が3か所もあります。かなりいい加減な長さのワイヤーでもアジャストが可能です。ヘッドカバーをまたいでいるシルバーのワイヤーがアクセルワイヤーです。長さは10cm刻みで売っていますが わたしは800㎜のものを選びました。やや長めなので700㎜でもいけるかもしれません。
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前回スペアで作ったキャブ側のタイコ(真鍮Φ6)と、ペダル側の真鍮球(Φ8)にステンワイヤーを通してはんだ付けします。イモネジで止めるものも市販されていますが、あくまで緊急用のようで耐久性に心配があり、締め加減も難しく 弱いとはずれて 強いと切れそうです。
最初はんだ付けも強度が心配でしたが、扇状にばらけて広がったワイヤーにはんだがまとわりつくので完全です。
なお、ワイヤー長はいままで付いていたノーマルの長さ(キャブ側のホルダーの首下の長さ)と同一の寸法がいいと思います。すでにノーマルは伸びきっているので これ以上長くする必要はないと思います。 新品のワイヤーもあとは伸びる方向だけですから この調整は50㎜くらいまでならいくらでも可能です。
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これはエンジンルームと室内の貫通部のアダプターです。右のM14のボルトとオイルパンの銅ワッシャー、そしてつば付きナットを用意しました。
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このようにつば付きナットを抱き込むようにはんだ付けします。銅の部分を引き込み部にねじ込んでいき、最後は上側のつば付きナットを緩め方向に回すとアクセルワイヤーの先端がしっかり引き込み部に固定されます。
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実際の固定方法です。14㎜のレンチで緩め方向に回すとしっかり固定されます。2つのナットが共に回ってしまうとしっかりケーブル先端が固定されないので奥の大きなナット部はしっかり手で固定しながら14㎜のレンチを緩め方向に回します。外すときは逆に締め込みます。
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キャブレター側のスロットルチューブの固定、ここもアジャスターが点いているので長さのアジャストが可能です。ここもステンレスの高品質のエンドでした。なお下の付属の10㎜のナットはキャブ側のケーブルホルダーがしっかり加えているとナットが回らないので注意が必要です。(もっとも走行中緩むこともないので好都合ですが・・・)
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引き出し部のケーブルのRが バイクのスロットルのRに合わせて湾曲していて、これがまたサニトラにおあつらえ向きの引き出し角度となっています。
最後に遊びをアジャストして終了。ワイヤーが新品で潤滑剤を噴霧すると 非常にアクセルが軽くなり、なんだかチューニングしたエンジンのようなフィーリングになりました。
また見た目もステンメッシュなのでドレスアップ効果もあります。もちろんホルダーもすべてステンレス金具なので耐久性もありそうです。
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