
まずはスピーカーからですが私の憧れのオーディオシステムのキモはこのシステムの核となるNS-1000Mとなります。
このスピーカーは説明する必要のないロングセラーモデルで名機と言われており日本製の中では最もメジャーな存在ではないかと思います。
このスピーカーと出会ったのは社会人になって少しした頃でとあるオーディオとは関係のない店舗でたまたま聞いたNS-1000Mのベベリウムスピーカーから流れるピアノ、アコースティックギターの綺麗な音(やはりYAMAHAなので弦楽器は良いと思います)に衝撃を受けたからでした。
それ以降、1000Mは私の憧れのスピーカーとなったわけですが当時は一人目の子供も生まれたり賃貸住まいだったり(当然買うお金もない)で手にすることは叶わず、仕方なく同じYAMAHAのNS-10Mを購入して紛らわしたりしていました。
NS-10Mも当時は多くのスタジオでモニターとして使われていた名機であり人の声の音域の再生は良い音ではありましたが、当然ベベリウムツイーターはないのでキラキラとした高音域が聞けるわけではありませんでした。
ということで私のホームオーディオの原点は1000Mから始まっておりシステムを組む上でのマストアイテムとなった次第です。
現在使用している1000Mは最初にヤフオクにて入手したものは年数が年数なのでやはりコンディションは良くなく一応音は出ましたがウーファーの片方はこのスピーカーのあるあるで固着していたので完全オーバーホールしか手がないだろうと思わせるレベルのものでした。
その後、自身ではスピーカーユニットのオーバーホール技術は持ち合わせていないためヤフオクでオーバーホールされたベベリウムツイーター・スコーカ、ウーファーをそれぞれ調達し、エンクロージャーに於いてはたまたまその時期にプロがアクリル塗装をしたピアノブラック(鏡面)仕上げのエンクロージャーのみで出品されていたものを落札し組み上げたものです。“YAMAHA”ステッカーも補修用のオリジナルを入手して張り替えてあります。

鏡面ピアノブラック仕上げにしたので映り込みしまくりです。
当初よりマルチアンプ再生を考えていたのでパッシブネットーワークは取り外し、スピーカーケーブルはそれぞれツイーター、スコーカ、ウーファーからダイレクトに接続してスピーカー背面(ちょうどネットワークが蓋代わりになっているところ)からアンプに配線できるようにしています。

本来、このスピーカーは密閉型なので背面はきちんと塞いでおかないといけないのですが“DSP使ってセッティングするからまあいいか~”的ないい加減さが出てしまっています。
余談ですが1000Mは過去からウーファーが30cmもあっても低音が出にくいという話がいろいろなところで言われていますがエンクロージャーがバスレフ型ではなく密閉型になっていることによりアンプのパワーをかなり入れてやらないと重量のあるウーファーが密閉状態で空気ばね的な役目となってしまい低音が出ない(実際にはアンプにパワーが必要)という話になったのだと思います。そのため当時のYAMAHAのアンプでは“ダンピングファクター”のスペックがいくつという数値をカタログに載せたりして数値の高いアンプで1000Mを鳴らすと良いみたいなことを書いていたはずです。
スコーカーも玉虫色が出て綺麗な状態です。
この1000Mはオーバーホールしたスピーカーを組み合わせて仕上げましたので快調に良い音を聞かせてくれていて私の憧れであったキラキラした綺麗な音が現実になった逸品です!! (あくまで私個人の嗜好ということです)
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Posted at
2021/02/26 21:14:30