
F-TYPEに搭載されているMERIDIANのオーディオシステムはマルチアンプの11スピーカーのシステムになっておりリアスピーカーはサブウーファーx2個(しかもデュアルボイスコイル仕様なので入力はサブウーファー1個に対して2系統入力)、ミッドレンジサイズのフルレンジスピーカーx2個がそれぞれのシート裏に配置されています。
タイトル画像の通りリアスピーカーはF-TYPE専用のユニットでスピーカーのフレームとウーファーは一体化された構造になっていてミッドサイズのフルレンジも一体化に近くユニット化されている。(それにしてもなかなかチープな品質感が漂っています)
実は検討用に純正のリアスピーカーもフレームをドナーとして使用しようと考え購入してみたのですがウーファーはペーパーコーン、フルレンジに至っては材質は正確には判らないが樹脂製の一体成型品で良い音は期待できそうにないレベル感です。

ウーファーのサイズは180mm(7インチ)とデュアルボイスコイル仕様と相まってミッドサイズのフルレンジも含めかなり変態的な仕様となっています。
フレームとして使用することを考え正確な寸法関係を取るためにスピーカー部分をバラしてフレームのみとしてみました。

実際に寸法を取るとやはりユニットが180mmでないとこのフレームに取り付けることはできないことが判りました。
そこでこのサイズで取り付けられるサブウーファーがあるのか調べてみたのですが
7インチという微妙なサイズはHERTZ ML1800.3 LEGENDくらいしか見つからずあくまでスペック上での話となりますが周波数特性も38Hz~となっておりドアに取り付けたmorel IP-BMWSUB82が20Hz~に対して見劣りしてしまうのでサブウーファーとしてはどうかな?というレベルです。
当然、7インチより小さいサイズであれば取付は可能となりますが6.5インチ(165mm)であれば沢山の製品があるもののメジャーなメーカーのサブウーファーがないこととこれらも周波数特性としては良くて30Hz~くらいになってしまうのでう~んとなってしまいます。
そこで何とかして7インチより大きい8インチサイズとかが入れられないかと実車のインナーパネルを取り外して現状の状態での余裕度を確認してみましたがこの通りで

奥行きは大丈夫そうですがとても7インチより大きなサイズのサブウーファーが入るような余裕はありませんでした。
純正サイズの7インチという微妙なサイズはシート後ろのスペースの制約からそのサイズにしかできなかったという事なのでしょう。
こうなってくるとリアのミッドサイズフルレンジ(入っても3インチサイズ)はサラウンド音場のためのスピーカーだと私は捉えていて私の目的としては“より良い音で音楽を聴きたい”のであって“より良いサラウンド音場”を求めている訳ではありませんのでリアスピーカーの交換はせずにDSP導入時は純正SPをカットすることと決めました。
サブウーファーに関して低音域は指向性をそれほど気にする必要はないのでスペースは少ない(特に高さ方向はない)ですがトランクスペースに何とか置くことを考えていくつもりです。
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2025/05/28 17:39:38