
今回、ヘッドライトをLCIタイプに交換作業を行ったがその際に非常に困った状態に陥ったのでこれからヘッドライトの交換作業をお考えの方(それほどいないと思いますが)に注意喚起ということで…
(これは車種を問わず現行BMWではどの車種でも対象になると思います)
ヘッドライト本体はいくつかのボルトで固定されているのですがその中でも下側2か所で使用されている“ヘッドライト・アジャストメント・エレメント”という特殊なナット部を持った部品(目的は円形部分を回転させるとその部分が出入りしてヘッドライトをチルトさせて固定することができる調整用の機構)があるのですがこれが曲者でして
ナット使用部分(下側から見た画像)
ヘッドライトを取り外す際に最近購入した電動インパクトドライバーを使うのが嬉しくてここのボルトも使用したところボルトにネジロックが塗布されていたこともあり“ゴリゴリッ”という音とともにコの字型のプレス部品の中で四角ナットが空回りをしてしまう状態に陥ってしまいました。(要はインパクトドライバーのトルクにプレス部品の強度が負けてしまったということですね)
こうなってしまうといろいろと試してみましたがヘッドライトが取り付けられた状態ではナット側に工具が入るスペースは殆どなく空回りをするナットを押さえることができず暫く途方に暮れてしまいました…
どうするか暫く考えた末、このままではヘッドライトが永遠に取り外せないので強行手段としてヘッドライトが取り付けられている車体側ステーの部分が比較的柔らかいプレス部品でしたのでネジ穴部分をカットしてステーを曲げてボルトを抜くという荒業を使ってしまいました…
まぁ、これ以外にも取付ボルトもあるしステーは戻してしまえば固定の強度自体も変わらないしということでポジティブに考えるしかありません。
エレメントの正常なやつ(上)とプレス部が壊れたやつ(下)の画像
因みに下のプレスのナットホールド部が壊れたものは今回私が壊したものではなくユーズドのLCI LEDヘッドライトについてきたエレメントです。
実はこれ私が紹介したバンパー、ヘッドライト取り外しについて紹介した海外のWebページにも紹介されていた内容だった(いろんな人がハマっているのでしょう)のですが、まさか自分もやってしまうとは思ってもいませんでした。
ここのボルトを外す際は
”電動インパクトドライバーを使わずに人力でトルクスレンチをじわっと回す”
という教訓でした。
Posted at 2020/10/07 20:55:10 | |
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