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Shige F-TYPEのブログ一覧

2021年03月18日 イイね!

HELIX MTK-1 RTA測定ツールキットは買うべし!!

HELIX MTK-1 RTA測定ツールキットは買うべし!!現在、車載用にDSP PRO、ホームオーディオ用にDSP PRO MkⅡを使用しているがこれまでRTA測定からのイコライザーセッティングはHELIX DSP導入前の時に購入したRTA(PHONIC PAA3)を持っていたのでそれを使用してピンクノイズを数回測定してデータを平均化し(PAA3内部で平均処理までは可能)、それをExcelにデータを入力してグラフを書きメーカー推奨の音圧状態と比較して差があるところを30バンドのイコライザーをバンド毎に上げ下げしての操作を数回繰り返して調整を行っていた。
これは非常に面倒で時間がかかる作業であったのですが、既に測定機を持っていたこととMTK-1自体がマイクだけなのに結構高価(日本の販売価格で約5万)であったことからそう度々イコライザーセッティングをやるわけでもないので仕方ないと思ってこれまで地味な作業を行ってきた。
最近、ホームオーディオの方でデジタル音源(ハイレゾ&CD)とアナログ音源(レコード)での音のバランスの違いに違和感があったのでもう一度イコライザーセットをやり直そうかと思いHELIX DSPに関連したサイトをいろいろと見ていたらセッティングに使用する“ATF DSP PC-Tool”というアプリが4.73bにアップデートされていたのでインストールして内容を確認したところ以前よりRTAでのMTK-1を使用してオートモードでイコライザーを調整してくれることは知っていたが新たにタイムアライメントもオートで処理してくれる機能が追加されたことが判った。

従来、タイムアライメントは素人でも判りやすいようにスピーカーからの距離で設定をしているが私の車はウーファーがシート下にあることからスピーカーの距離は“シートを無視してストレートでいいのか?”というのが常に疑問であったのでこれを機にと考え、日本で購入すると高いのでebayで探したところオーストリアからの発送になるが送料込み\38,000で購入できるからまあいいかっ!ってことでMKT-1を買ってみた。


RTA測定からのイコライザーセッティングは至って簡単でマニュアルでRTA測定を行ってPCからイコライザーの補正をかけてという操作を繰り返して行うこともできるが、“Auto set”のボタンをクリックしてしまえばセッティングが完了するまで何回もこの動作を自動で繰り返してくれるので30バンド分の周波数を一気に調整してくれてとっても楽チン!!

この楽チンさを味わってしまうと今までの手間は何だったのかー???と叫びたくなるくらいでした。
・メーカー推奨のイコライザー基本セッティング

※実際にノーマルのオーディオでRTA測定を行った際の状態はこのようなカーブになり車載ではエンジン音、ロードノイズとかの外部音がいろいろあるので低音域はブーストする必要があると思われる。

・クロスオーバーデフォルト


・補正後のイコライザーの状態はこのような状態


・Autoでのイコライザー自動補正後のRTA状態

※50Hzのところにディップがあるがこれはスピーカーの位相エラーによるものでどうしようもないもの

同様にATM(オートマティック・タイム・メジャーメント)モードでは手動もスピーカーから耳の辺りの位置までを一度測定してセットすればその距離が変わることはないのでやり直す必要はないがマイクで音を拾って自動的にベストな状態にしてくれるという安心感はとっても嬉しいです!
本体以外にコストは少しかかってしまいますがHELIX DSPシリーズをお使いの方は完璧なイコライザーセッティングを瞬時に自動で行ってくれるという機能が使えるだけでも十分に価値がありこれは買うべし!!
Posted at 2021/03/18 12:04:36 | コメント(13) | トラックバック(0) | クルマ
2021年03月05日 イイね!

ホームオーディオの話 フォノイコライザー:SUMVALLEY SV-722EQ改(Marantz7タイプ)

ホームオーディオの話 フォノイコライザー:SUMVALLEY SV-722EQ改(Marantz7タイプ)レコードの再生には一般的にプリアンプに内蔵されたフォノイコライザーを通じて再生しないとちゃんとした音が聞けないのですが、このシステムではプリアンプとしてDSPのHELIX DSP PRO MkⅡを使うことにしていたため更にレコード再生のためだけにプリアンプを置きたくなかった(ラックに置くスペースにも制限もあり)のでオリジナルは到底手を出だせない怒涛のプリアンプ名機であるMatantz7と同じフォノイコ回路だけを抜き出したSUMVALLEYというキット屋さんが販売していた(現在は販売していないようです)SV-722EQ(Marantz7タイプ)というキットを購入し組み立てました。
キットをノーマルのまま組み立てるのもつまらないので少しでもMarantz7に近づけるという方向性で抵抗はAllen Bradleyへ置き換え、カップリングのフィルムコンデンサーをSprague社オイルペパーコンデンサBlack BeautyのN.O.Sに置き換え(流石にBUMBLE BEEはムリ)、真空管をMullardの12AX7 (これもさすがにビンテージだと高いので残念ながらリイシュー管です)へ置き換え、電解コンデンサもフォノイコ回路で使用しているものはビンテージのアキシャルリード(もちろん容量確認はしています)に置き換えました。

※耐圧400Vのオイルコンデンサはでかいので何とかケースに入る大きさ!

出音としては少し比較した東芝のAurex SY-Λ88ⅡやLUXMAN CL-35Ⅲのプリアンプより断然(ノーマル及び改善で部品を変えたりしても)良く、YAMAHA C-2X(こちらはこちらでスッキリしていて良いですが)と比べると優劣ということではなく音の傾向が対照的だと感じます。
音の特徴はやはり真空管を使用しているので音がウォーム&まろやかで低音域は太くてデジタル音源のクールさとは対照的ではあります。
レコードでの使用になりますので音源は古いクラッシックやジャズ辺りとのマッチングは最高だと思います。
ノーマルのSV-722EQと比べては組み立ての段階で改造していますので比較はできずキット(Marantz7回路)自体がもともと良かったというところはあると思います。
Posted at 2021/03/05 21:11:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2021年03月04日 イイね!

ホームオーディオの話 ターンテーブル:Pro-ject RPM9X Acryl 編

ホームオーディオの話 ターンテーブル:Pro-ject RPM9X Acryl 編このシステムの流れからすると本来、YAMAHA GT-2000辺りになるのがお約束のパターンですが昨今のアナログレコードブームの煽りからかヤフオクでの落札価格がすこぶる高価(大体10万円+αが相場)になっており発売当時の価格¥138,000から考えるとコスパがよろしくない(新品ではこのようなレベルの製品は安価では入手できないことを考えるとプレミア価格的な状況はやむを得ないが)こと及びハイエンドのターンテーブルでよく採用されているベルトドライブ方式の見た目にも何かそそられるものがありそれほど古くはなく、ハイエンドでもないがPro-jectのRPM9X Acrylにしてみた。
オーストリアのPro-jectというメーカーはヨーロッパではメジャーなようですが日本ではそれほどメジャーではなく日本での代理店も何回か変わっているようです。
このモデルの特徴としてはAcrylという名前がついている通り、プラッター及び本体キャビネットの材質がアクリルを使用しているモデルで見た目のクリア感が特徴的です。
またトーンアームもカーボンファイバーでの成形品が使用されており車の方でもカーボン好きにとってはそこもそそられる部分だったりします。
オーバーホール&手を入れた内容ですがヤフオクで入手した際にはベルトを回すモーターユニットが壊れていたため海外のサイトからモーターのみを購入しゴムベルトと一緒に交換、モーターはシンクロナスモーターという電源の周波数によって回転数が決まるモーターが50Hz用だったのでこれを住んでいる60Hz仕様にするために60Hz用プーリーへ交換及び50Hz/60Hz変換 インバーターを通じて電源を取っています。
標準ではフラットなインシュレーターだったのでオプションのスパイク(3点支持)のインシュレーターへ変更しています。

ターンテーブルを置くフラットなベースがないと使えないのを購入してから気づき(アホですね)防振対応も含め500mm×400mm×厚さ30mmの御影石のベースを購入して設置しています。また埃除けにこのベースに合わせたサイズでアクリルカバーを特注で製作しています。

周辺機器ですがMCカートリッジはDENON DL-103。フォノケーブルはOrtofonの6NX-TSW1010R、MC昇圧トランスとしてPhasemationのT-300と無難な構成でフォノイコライザーへ出力しています。
結局、周辺機器とかも含めるとそれぞれは高価ではないのですがあれやこれやで結構高くついてしまいました。
モーターの電源を入れるとプラッターの重量からゴムベルトがビョ~ンと伸びてから回転し始めるローテクな様は何か微笑ましさを感じます。

Posted at 2021/03/04 21:21:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2021年03月03日 イイね!

ホームオーディオの話 YAMAHA CDX-10000改 編

ホームオーディオの話 YAMAHA CDX-10000改 編CDプレーヤーはYAMAHA歴代CDプレーヤーの中でもGT-CD1と双璧をなすヤマハ創業100周年記念で発売されたCDX-10000です。
オーディオブームが終焉に向かっているなかバブル時期の始まりと共にヤマハ創業100周年というイベントに乗って登場した怒涛の物量投入をされた高級機です。
コストのかけ方は半端なく当時の最新技術を導入したD/A処理もさることながら、CDのローディング機構の構造・材質やデジタル信号部とアナログ信号部を分けた筐体構造及び防振目的での材料仕様でその重量はCDプレーヤーでありながら何と25kg超えとなっています。本体の剛性感、重量感は比類なきものでちょっとやそっとの振動で音飛びするようなことは無いように思います。(これが音質的にどこまで作用しているかの判断は難しいのですが…)
私を含めて現在でも愛用者は多く歴代の日本製CDプレーヤーの中でもトップクラスの名機であると思います。

オーバーホール&音質改善の内容としては全ての電解コンデンサ交換をベースにローノイズレギュレター・高精度TCXOクロックへの変更、アナログ部ではオペアンプをOPA627BPへ変更しています。

オペアンプの変更に関しては音質改善のテストベッド的な役割もあったのでD/Aコンバータ以降2段階(ローパスフィルター前後)のオペアンプとノーマルではD/AコンバータのPCM56P-K内部で行っているI/V変換を外に出しOPA627BPで行うように変更しました(計3段階)。更にはヘッドホン用のオペアンプも同様にOPA627BPへ変更しています。

コストをかけて3段階で全てオペアンプを交換すれば3倍音質が良くなる訳ではないですが徹底的にやったときにどうなるのか?を試したかったのがこうなった理由です。
この改造により音の分解能、音場の奥行、臨場感等々全面的に音質が改善されていてこの改造の効果は絶大です!!!

往年の名機もクロック、オペアンプに手を加えることでまだまだ現役で十分に使用できると思います。
Posted at 2021/03/03 21:01:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味
2021年03月02日 イイね!

ホームオーディオの話 パワーアンプ YAMAHA PC2002M編

ホームオーディオの話 パワーアンプ YAMAHA PC2002M編ウーファー用で使用しているのはPAシステムの業務用パワーアンプとして一世を風靡したPC2002Mです。
このアンプは1982年発売で1979年発売のB-5をベースに業務用アンプとして開発されているので基本構成、トロイダルトランス、電源用ブロック電解コンデンサ等共通部分が多いアンプです。
マルチアンプ使いでB-5を3台並べてもよかったのですがPC2002Mは“高音域は少し苦手だか低音域は良い”という評価があったりしたので1000Mの動かないウーファーを動かすにはもってこいかと考えました。
スペック的には出力はB-5と同じ240W×240W(8Ω時)なのですがB-5のところで書いていたダンピングファクターという数値がB-5は200に対して2002Mは350以上という表記になっており駆動力はB-5以上となっています。
(パワートランジスタはB-5の3個×L,Rに対して2002Mは4個×L,Rになっています)

※パワートランジスタは初期には東芝製もありましたが後期はモトローラ製になっているようです。

オーバーホールと改造の内容は基本的にB-5とほぼ同様ですが2002Mは年代が新しいだけあってプリアンプの部分でオペアンプを使用した回路になっているのでオペアンプの最高峰と言われているOPA627BPに変更してあります。


2002Mに於いては販売台数が非常に多かったので現在でもオークションでは安価でよく見かけますが業務用でガシガシ使われていた個体が殆どなのでキズ、凹み、塗装剥がれ、ハンドルが曲がっている等コンディションの悪さは家庭用で使われていたものとは比ではありません。これまでオーバーホールしながらコンディションの良いものに買い替えてきていますので現在使用しているのは3台目になりますが、この個体はどこかの公民館が備品として使用していたものらしく盆踊り大会とかの行事で年に数回使用していた程度のものだったので非常にコンディションは良く、年数は経っていても新品同様でした。
このアンプはレベルメーターが装備されておりメーター照明の豆球もよく切れるのですがノスタルジックな雰囲気をそのままにしたかったので敢えてLEDに変えることはせずに使用しています。

Posted at 2021/03/02 21:39:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオ | 趣味

プロフィール

「Ethernet audio boxにLVDS(HSD)ケーブルが嵌らない問題その後 http://cvw.jp/b/3254510/48595723/
何シテル?   08/12 17:36
Shige M4 → F-TYPE へ変更です。IDに車両名入れない方が良かったと思う今日この頃です(苦笑)
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