ベテラン整備士さんの経験では、
良いコンディションを維持している旧車には、
共通の特徴があるようです。
◇それは動かさないで大切に保管するのではなく、最低週1回は、比較的長い距離をドライブしていること。
・動かさない機械は、油が切れたりして、かえって劣化を招く。
◇急加速、急制動、急旋回など、急のつく操作はしないこと。
◇カーボン付着を防ぐために、アイドリングはしない。
ハーフスロットルでカーボンを飛ばす。
高回転巡航や峠攻め、「空フカシ」はまったくの逆効果。
かくいうアベンシスも、冬の塩害を防ぐために、12~3月の間、
月に1~2回しか、運転しなかったのですが、
塩害は防げましたが、春先のエンジンは不調でした。
回復までには、オイル交換して3000kmほどの走行が必要でした。
それと、動かさないことにより、足回りのブッシュ関係から、
凸凹路面で「キュッキュッ」と異音がするようになりました。
これは8月まで改善しませんでした。
秋になってやっと消えました。
ということで、道民ドライバーにとって、
塩害を防ぐか、
エンジンや足回りの不調を防ぐか、
とても高度な悩みどこであります。
自動車販売関係者が、「下回りを洗浄すれば錆は防げます」的なことを言いますが、まったくのデタラメです。
北海道の場合、洗車場で下周りのスプレーガンで洗浄すると、
あっという間に凍結して、下回りに水分がついたままになります。
帰宅するまでの道中で、路面の融雪剤が下回りについて、
水と結合して、酸素も得て、錆びの原因となります。
加えて、スプレーガンの水圧が強すぎると、
ノックスドールなどの防錆剤が水圧で剥がれてしまいます。
アベンシスはノックスドール処理しているので、
その上に融雪剤が付着しても錆びにはなりません。
鉄板と物理的に接触しないからです。
ですから、下回りは洗浄しないのが正解となります。
※防錆剤はブレーキやホイール、シャフト類、ハブ周りに塗布してはいけません。ノックスドール特約店とか謳っている業者でも、平気でドライブシャフトに
防錆剤を塗布している所があります。
これは厳禁行為で、ノックスドールの輸入代理店・創新でも塗布を避けることと表明しています。ドライブシャフトは重量バランスが精密部品であり、付着物がシャフトにあると、バランスが崩れ、振動や異音の元となります。
本当に自動車業界は、どこに地雷が埋まっているか分かったものではありません。
とういうことで、悩んだ挙句、今年の冬は週一回は遠方のスーパーへ
買い物に行こうと考えています。
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Posted at
2023/11/12 09:19:39