防錆 下回り編
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
★★★ |
作業時間 |
12時間以内 |
1
まずリフトを用意します。
個人では無理なので、縁石に乗り上げたり、カースロープを使ったりして、なんとか車体下の作業スペースを確保します。
私の知る限り、錆落としのためにリフトを使わせてくれるショップや錆落としそのものをやってくれるショップはありません。時間と手間がかかりすぎて、商売にならないからでしょう。
ガレージ・ジャッキを使い馬をかけるのも手ですが、馬の接触部に傷が入りそこから錆びたりします。
車の下に潜り込めるスペースを作るのは、各自工夫するしかありません。
2
次に、このようなグラインダーにワイヤー・サンダーをつけて錆を落とします。足回りの分厚い鉄は大丈夫ですが、ボディーなど薄い部分には使えません。
これも日本広しとは言え、錆落としでグラインダーを使い本格的にやってくれるショップはありません(たぶん)。板金屋さんも露骨に嫌な顔されて断られます。
やってくれるとしたら、大金払えばレストア屋さんなら受けてくれるかも?
3
次に防錆剤がかかってはいけない箇所をマスキングします。
基本的には動く場所とセンサーにかかってはいけません。
ABSセンサーとブレーキ、ドライブシャフトは厳禁です。
が、防錆専門店のようなところでも平気でドライブ・シャフトに塗布してたりします。
中古車店では塗布済みで売っていたりします。ちょっと怖いです。
4
マスキングが終わりましたら、錆の酷い部分に錆転換剤を塗布します。
ノックス・ドールの場合はこれを省略しても良いと思いますが、私は念のために塗布します。
ハケ塗りタイプの錆転換剤は良く振らないと内容物が均一に混ざらなくて、そのまま塗ると効果が薄くなります。
攪拌の手間がないスプレータイプが出ましたのでこちらがおすすめです。
5
続いて、錆の箇所にノックス・ドール750を塗布します。
ドア内部など、まだ錆ていない場合は700のほうが良いようです。
既に錆びていましたら750です。
6
仕上げにノックスドール900、もしくは1600を塗布します。
1600はファイバー線維がまざっているので強力に定着しますが、スプレーガンがないと塗れないので、個人には厳しいです。
ケチらずにたっぷりいっちゃってください。750を上からマスキングする感じです。
注意点として、タイヤハウスにメーカー純正のチッピングが塗布されている場合は噴霧してはいけません。
ノックスドールが定着せずに垂れ落ちてきて、タイヤやローターの回転部に接触、回転でノックスドールがボディに飛び散ります。
チッピングがされておらず、樹脂カバーが裸の場合は、塗布してOKですが樹脂は錆ませんので本当は樹脂取り付け部の隙間に噴霧するのが正解です。
7
ここまでの作業はこういう服装でやらないと酷いことになります。
衣服につくと洗っても落ちません。
皮膚につくと皮膚の脂で浮き落ちる5日間くらいは落ちません。
8
ここまで全体に塗布する必要はないと思います。錆びる部分は決まっていますから。
もちろんお財布に余裕があれば全体に厚塗りしてもかまいません。防音効果があります。
4時間ほど定着に時間がかかりますのでなるべく走行は避けます。雨の走行はNGです。
また1カ月は定着させるために高圧洗車もNGです。
これらの作業は錆落とし抜きなら、業者価格4万円~6万円(普通車)です。錆落としもやってくれるとしたら10万円オーバーでしょう。
DIYでも道具を揃えたり、材料費で2~3万円くらいかかります。
+私は腕と腰が痛いですw
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