F/R キャリパーOH

すり減りまくったリアのブレーキパッドを交換するため、

デイトナ新品赤パッドを取り付けようとするも、ディスクを挟む隙間がない。

そう、長年蓄積されたブレーキダストや錆などでキャリパーピストンが汚れきり、ピストンが戻らず、
パッドとパッドに隙間が生まれないのです。

「どうせなら」ってことで前後キャリパーOHをするべくwebikeで新品ゴムパーツなどを注文。

本来は変えるに越したことがないですが、
今回、致命的な錆などが見当たらなかったのでピストンは再利用します。

ご覧の通り、フロントのキャリパーピストンも汚れまくり。

先に油圧である程度ピストンを押し出しておきましょう。

全パーツを中性洗剤に浸け、歯ブラシでひたすらゴシゴシ。

ピストンは軽く汚れを落とした後、ウエスにピカールをつけ、横方向(重要)に磨き、ピカピカにしました。

1時間ほどシコシコしてると、ようやく綺麗になりました。

新品の各Oリングにブレーキフルードを塗り、キャリパーに装着。

ピストンにもグリスをつけ、いざ挿入。

「スポンッ」

すんげえ気持ちいいんだよな、この瞬間。

綺麗になったキャリパーを車体に取り付けた後は、フルード交換ですが、

これまた古いバイクあるある。

フロントマスターシリンダーのネジが舐めたので、皿部分をドリルで飛ばしました。

触媒の関係上で賛否両論はありますが、新品のステンレスねじに交換。

そして、前後共にきっちりフルードのエア抜き作業をして終了。
キャリパーOH後は様々な場所にエアーが入り込んでいるので、バンジョーボルトを緩めたりしつつ、エア抜きしました。


[感想]
カチッと効くようになった気がしますが、
何よりも、普段からピストン揉み出しなどのメンテをしておけば、綺麗な状態を維持できると痛感しました。

ピストン揉み出しも、「シールを痛める」などの意見はありますが、ピストンが汚れきってしまうよりも遥かにメリットは得られるのかなぁと。

お疲れ様でした、自分。