
既にパーツレビューで投稿済みだが、ここらで
今一度、My Z34のマフラー遍歴を総編集として
ブログでアップしておこう。
そしてまた、いつものように、言いたい放題で
書き綴っていく。
良くも悪くも
Z34のノーマルマフラーサウンドは、想像以上の
静かさ、味気なさだ。
ノーマル仕様で乗り続けようと頑張っていたが、
やはりダメだった。
3年間の我慢の末、とうとう手が出てしまった。
しかも、しばらくはマフラーに囚われてしまい、
呪いから解放されるのにかなり時間がかかった。
楽しくもあり、悩み処でもあるマフラー選択。
結果、落ち着くのに3本も?購入してしまった。
それぞれの印象を思い出しながら、レビューを
まとめてみた。
◆ノーマルマフラー
(納車:2012年12月初)
静かだ!おとなしすぎ~!
市街地を普通に走行していても排気サウンドが
無い。
エンジン回転数が変化しても、聞こえる音に
変化もなく、排気サウンド音で回転数を判断
するのは厳しい。
タコメーターを伺いながらのシフトチェンジに
なってしまう感じ。
これ、スポーツカーとしての味付けが薄すぎて、
ノーマルマルラーのまま乗り続けるのは、正直
もったいない。
自分ながらに「よく3年も我慢したな」と思う。
◆FUJITSUBO AUTHORIZE R TYPE S
(購入:2015年10月末)
購入候補を絞っていく中、ハイトーンサウンド
のキャッチコピーに引き寄せられ、オーダー。
純正やメーカーオプションマフラーを製作して
いるメーカーだけあり、信頼性や品質は一級。
肝心のサウンドだが
4500回転位から元気の良いハイトーンに変わり、
甲高いV6サウンドが楽しめる。
峠のような周囲が山で囲まれた閉鎖的空間では、
音が反響して旧フェラーリ?みたいな音がする
ので、思わずにやけてしまう。
しかし、車検対応の為、ある回転域を超えれば
回転数と音量が比例しなくなる。
(音量が頭打ちになり、回しても上がらない)
高揚感も途切れてしまい、なんだか残念だ。
そこそこの回転域までで抑えて走行する事が、
車検対応マフラーとの楽しい付き合い方だと、
納得する事にした。
サウンド面は、そこそこ気に入っていたが、
テールエンドの飛び出し量、肉厚な仕様が、
見た目で気に入らず、半年程度楽しんだあと、
手放すことにした。
一旦ノーマルマフラーに戻して、しばらくは、
見た目スポーツカー、音はセダンカーとして
おとなしくしていた。
◆FUJITSUBO AUTHORIZE RM+C
(購入:2017年3月末)
やはり物足らなくなり、マフラーが気になって
仕方ない病に。
ネットで色々検索して音を聞いたりもしてみるが、
どうもピンとくるマフラーがない。
しかもZ34マフラーは、比較的高価格帯である為、
ハズレ(自分に合わないモノ)を引くのも怖い。
しばらく考え込んでいたが、
このマフラーが新発売したのを知り、テール径や
薄肉管形状が好みに合った為、思い切って購入。
またも、懲りずにフジツボ製。
「ほんとうにコレで良かったのだろか」と不安が
つきまとう。
メインサイレンサーの形状が、TYPE S よりも太く
短い感じだが、ぱっと見は違いが分からない。
エンジンを始動すると、第一印象は、聞いたこと
のある音量と音質だ。
(記憶では、TYPE S と同じにしか聞こえない)
走行すると、やはり同じ様なサウンド傾向で、
新しさは感じられず、喜びは多くはなかった。
TYPE S は 回転を上げると、 ハイトーンに
なっていくが、こちらはそこまでハイトーンに
なっていない気がする。
サウンドだけで評価するなら、TYPE S の方が
好みだったかな?
ルックス的には、薄肉管+カーボンピース仕様で
ぱっと見は抜けが良さそうで迫力がある。
(好みの問題でカーボンは取り外している)
当然、車検対応なので、音量の方は、控え目と
いったところだ。
◆REAL SPEED ENGINEERING マフラー
(購入:2017年4月末)
やっぱムリ~!
もうダメだ、音量が足らない!刺激が足らない!
あ~我慢できない!限界だ~!
(この時期が、一番囚われて呪われていた頃だ)
もっとレーシーで、もっとマニアックなヤツは
ないのか。
「くっせがスゴいんじゃ!」が欲しい!
刺激的サウンドを求め、探し当てたのがこれだ。
競技用なのだが、スタイル、材質、重量全てが、
理想通りの仕様で、迷わず購入。
材質はチタン、あまりの軽さにビックリ。
そして全てがΦ80mmのストレート配管で超絶に
カッコイイ。更にテールエンドはΦ115mmだ。
チタンの虹色部も目立って、レーシーそのもの。
テール管から中を覗き込むと、
ゲンコツ、腕を飲み込んでしまう極太パイプは、
かなりヤンチャだ。
肝心のサウンドだが
アイドリングなのに、体に響く低音と大音量。
競技用の凄まじさを感じる。
しかし、凄まじさはここからが本番。
走り出したら相当ヤバい!
今まで聞いたことの無い音質と音量で、多めに
アクセルを踏み込むと、地響きレベルの音量だ。
もうすでに激ヤバサウンド!(サイレンサーなし)
サウンドは期待以上で大喜びだが、周囲を配慮し、
"普段はサイレンサーの装着を忘れてはならない"
と肝に命じたのだった。
峠に出向き、
サイレンサーなしで高回転時の音をチェック。
こりゃ~、凄い!
(今の若者用語で「エグい!」というやつか)
レーシングカーみたいな爆音と、音による振動。
気分はまさにレーサー。
ブリッピングするとパンパンと破裂音もするし、
音だけで相当ハイテンションに!
アドレナリンがとまらない。
チタンマフラー サイコー!
・・・しかし
イイのは良いのだが、コレは車検対応でない。
やはり、競技用は「普段使いには適さない」
という事を再認識し、なごり惜しいのだが、
わずか数ヶ月程度で継続使用を断念した。
◆FUJITSUBO AUTHORIZE RM+C
(完全復活:2017年12月中)
しばらくは、フルチタンマフラーとこちらの
マフラーを、TPOに合わせてチョイスして
楽しんでいた。
ただ、マフラーの交換作業が結構大変!
作業していると、当然だが汗だくになる。
もうそろそろ、こういうのも辛くなってくる
年齢となり、おとなしくしようと思うように
なってきた。
マフラーに囚われ、しばらくの間は苦悩?な
カーライフを送ってきた。
だが、やっとその呪いから解放されたのだ。
完全復活を機に、今の今まで、このマフラー
一本でカーライフを楽しんでいる。
はたして、良いのか悪いのか?
でも、例のチタンマフラーは手放してはいない。
いつ何時、またヘンな刺激を欲する病に侵され
るやもしれないからだ。
なので、もしも?の保険の為に、例のマフラー
はとっておくことにする。
ってなことで、
車検対応の FUJITSUBO AUTHORIZE RM+C で
おとなしく乗ってる今日この頃。
↑
遊び心で、エンジン始動動画をアップしたみた。
蝉の鳴き声が煩くって・・・(不評だろうな)
余談だが
昔のスポーツマフラーは、薄肉管の切落しで、
インナーサイレンサーを装着して街乗りする
のが、走り屋の定番だった。
自身はムカシ人間なので、それがカッコイイと
思っていた。(今も思っているが)
もっと言うなら、マフラーは一本出しがベスト。
軽くてシンプル、性能重視だ。
オジサンになった今も、考えは変わらない。
(単なるガンコじじいのつぶやきだな)
話が長くなってきたが、あと少しだけ。肝心の
“言いたい放題” をひとこと放って終わろう。
これからが、今回の一番言いたいことなのだ。
国産スポーツカーのマフラーサウンドは、なぜ
こんなに静かで、しかも味気ないんだ!
ミニバンやセダンカーならそこそこ納得いくが、
スポーツカーもセダンカーと同じような音って
全然納得いかん!
全車種同じような音量規制で統一しているのは、
いかがなものかと思う。
(実際はエンジン搭載位置で規制が若干違う)
遵法なので仕方ないが、そもそも規制自体が
気に入らない。
輸入車のスーパーカー、スポーツカーとして
知名度の高い、フェラーリ、ランボルギーニ、
ポルシェ、ロータスなんかは、純正の状態で、
本当にスゴくいいサウンドを奏でてくれる。
音質だけではない、音量も迫力があり貫禄も
ある。
まさに、ブランド別に必要な要素をきちんと
盛り込んだサウンド造りをしている。
だから、純正マフラーのままでも特に不満なく
乗り続けられるクルマに仕上がっていると思う。
当然、輸入するにあたって、日本の音量規制に
仕様変更するとかもない。
つまり、輸入車という特権?で、このままで
日本を走れてしまう訳だ。
(・・・この理解で合っているだろうか?)
だから、輸入車スポーツカーを所有している
方々が、本当にうらやましい。
(貧乏人のたんなるヒガミかな?)
ところが、日本のスーパーカー、スポーツカー
はどうだ?
規制か何だか知らないけど、味も素っ気もない
サウンドで世に出してくる。
性能はどうだかわからないが、サウンドでは
世界のクルマたちと肩を並べられる値にすら
到達していない。
とうてい太刀打ちできるレベルにはない。
そこでだ、
フェアレディZみたいに、海外に輸出している
クルマにおいては、
「現地の音量規制を満たしていれば、その仕様
を変更する事なく日本で販売する事ができる」
というような特例?みたいな新規制をつくって
もらえないのだろうか?
規制の事はさておき、マフラー音については、
バルブ切替えによる音量調節式を採用すれば、
どうにでもなると思う。
アフターパーツとして販売されてるマフラー
価格程度の費用を投資すれば、簡単にこれが
実現できるはずだ。
こうしてもらえると、高いマフラーを購入し、
わざわざ交換する手間も省ける。
更に個性を出したければ、アフターパーツで
好みに仕上げればいいだけだ。
このままだと、日本のスポーツカーは世界の
クルマ好きから、どんどん見放されていって
いまうかもしれないぞ。
万人受けも悪くはないが、尖ったクルマを
造っていっていってほしいものだ。
ブランドに恥じないように、もっと情熱の
こもった、本当のスポーツカーがでてくる
事を期待する。
国産スポーツカーは永遠に不滅だ!
「FIGHT NIPPON!」「がんばれニッポン!」
いつか、そんなときが来ればいいなと、心底
思ってしまう “文句タレ” の ひとことでした。
ではでは、このへんで。 また。
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Posted at
2020/08/01 10:11:36