リレーを使ってバッテリからの電源取り出し方法-その①
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
2022年2月整備手帳修正
以前に書いたリレーからの電源の取出しの整備手帳が読みにくかったので読みやすいように作り直しました
1985年式のSR500の電源の取り出しについての整備手帳です。
最近色々と装備を増やしていまして、車速パルス発生器、電気式メーター、ETC、電熱ジャケット、USB端子など様々な用途で電源を多く使うようになってきました。今まではホーンから分岐してヒューズも付けずに電源を取り出していましたが、よくよく考えると危ないので電機トラブルで困る前にリレーを使った電源の取出し方法に変更し安心して今後も電装品が使えるようにしたいと思います。
まずリレーとは?を簡単に説明すると、キーオンの時にだけ電気を流してくれるリレーと言う名の便利なスイッチです。キーに連動してるのがリレーの一番良いところで、車でいうアクセサリー電源と同じです
電源取出しにリレーを使うメリットとして
①バッテリー上がりが無くなる
キーに連動して電力が供給されるのでバッテリー上がりの心配がない
②走るために必要な車体の電装品が守られる(走るための電装品とは電気経路が別になる)
リレー配線はバッテリーに直接配線するのでバイクを走らせるための電装品とは全く別回路になります、もしリレー側の電装品で何かトラブルが発生してもバイクを走らせるための電装品に悪影響を及ぼさなくなるので走行不能などのトラブルになりにくい、例えば後付けのUSB電源などが故障してショートしてもリレー側のヒューズが飛ぶだけなのでバイク側の走るために必要な電装部品は影響を受けずに守られます。また故障した機器だけ外せばとりあえず走れる(このとりあえず走れるが大事です)
デメリットとして取り付け時の配線が少しだけ面倒というのがデメリットです、しかし一度配線してしまえば後はほったらかしでバイクを守ってくれますので、少し面倒というデメリットよりもバイクが守られるメリットの方がはるかに大きいです。
一見するとリレーから配線が4本出てて難しそうですが実はそんなに難しい配線ではありません。
簡単に説明するとリレーの中には電機経路が2経路あってそれぞれに入って出る配線が有るので合計で4本配線があります。一つ目がリレーの作動用の経路で【青】から入って【黒】に抜けていく、二つ目が給電用の経路で【赤】から入って【黄】から出ていく。これだけです。
配線の難しいポイントは一つだけで【青】配線です!【青】はリレー作動用の電源を入電させる配線なんですが、これだけ終わってしまえば後の【黒】【黄】【赤】は簡単です。
今回の要の作業としては青色の配線のリレー作動用の電源をどこから引っ張ってくるのかが一番の重要なポイントとなります。ヒューズボックスが付いていればヒューズボックスから簡単に取れるのですが、ヒューズボックスなんてお洒落なものは当然私のSRには付いていないのでどこかの配線から分岐して取り出します
今回の整備手帳はこのリレー作動用の電源の取出しについて重点的に書いています
逆に言えばこのリレー作動用の電源の確保だけできれば後はめっちゃ簡単ですので是非チャレンジしてください
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使用する部品一覧です
エーモンリレー ITEM NO.3235 (800円)
エーモン ミニ平型ヒューズホルダー30A 以下 ITEM NO.E425 リレーとバッテリーの間に設置
エーモン ミニ平型ヒューズホルダー15A 以下 ITEM NO.E424 リレー作動用配線に設置
ミニ平型ATSヒューズ 10A (1個30円)
ファストン端子#250 メス LTI-51T-250N (1個15円)
ファストン端子#250オス LIM-51T-250N (1個15円)
全て千石電商で買いました
バッテリーはMF式バッテリー(FT4B-5)を積んでいます
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いきなりですが完成の配線図でキーオフの状態をイラストで表しました。
バッテリーからの電力供給はリレーの所で止まっています。
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キーオンの状態です。フラッシャーリレーからの分岐した配線からの入電でリレーの電磁石が磁力を帯びその磁力でスイッチを引き寄せてスイッチが繋がってバッテリからの給電が開始されます
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今回の作業の重要ポイントのリレー作動用の電源の取出しは赤い点線で囲った箇所です。ここさえ終われば後は簡単です。ここからは赤で囲った箇所の説明になります
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1JN・1JRのサービスマニュアルの配線図のフラッシャーリレー部の拡大図です。
リレー作動用の電源を取り出すのは、キーオンで通電する配線から分岐する必要があります。キーオンで通電する配線なら何でもいいですし電力もそんなに必要では無いので微弱な電力でもリレーは作動します
テールライトやブレーキスイッチから取ったりしますが、今回は配線図とにらめっこして、リレーの設置場所から近い場所にあるフラッシャーリレーの茶色から電源を分岐することにしました。
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