2011年10月02日
買ったばかり2日間乗っての印象。
まずエンジンをかけると,遠くの方でクランキングして始動した感じがした。遮音材は無いと聞いていたが?クランキング音やエンジン音自体もB18Cと違う。
乗り込むとドアの閉まり具合がバフッとこれまた高級っぽい感じ。
メーターはアルテッツァとどっこいのおもちゃっぽさ。室内は赤シートと赤トリムに赤カーペットなので新鮮!注文のとき,黒も選べたが,新鮮な気持ちを味わい為に赤にしたのは正解だったと思った。
クラッチはDB8が異常っぽくなっていたせいもあって軽く感じた。シフトフィールはいい。剛性があってスコッと入ってくれる。
実は2速が少し引っかかる部分を感じるが,これは事前に聞いていた。また,停止状態から1速またはリバースに入れるときにスッと入らない状況もあった。
しかし,コツをつかめば何とかなるような気もする。全体的には素晴らしいミッションだと思う。
エンジンはまだ回していないが,慣らしで強く思ったのは「なんとスムーズに抵抗なく回るんだろう」ということ。フリクションロスがとても少ないという印象を受けた。気をつけていないと3千回転などすっと超えてしまう。
しかも,回るだけで力が無いというわけではない。
また,振動も来ない。これはマウントが柔らかいからだろうか?アイドリング時などの室内への振動伝達量がDB8よりはっきり小さくなっているので,とにかく「滑らか/スムーズ」という寸評がぴったりだと思った。
バランサー付きのユーロRと違って,ざらついた感じがすると思いこんでいただけに,通常走行時のエンジンフィーリングが想像以上に心地良いことには大満足。(^^)v
更に排気音もクォーンという小さな音が中速域では聞こえてきて,好みの音なんで嬉しい誤算。(^^)
そして4千回転前後になると,もうトルクたっぷり。
DB8とかなり違うのが静粛性。遮音は変わっていないと言う話が信じられないほど。
評判のボディ剛性については穏やかな走りをしているのでよく分からないが,凹凸ある路面では車体がかちっとしたままゆさぶられている感触が伝わってくる。
おや?と思ったのは,直進安定性が今ひとつのような感じなこと。どうも頭がすぐ左右に振れようとする感じがして,常時ステアを握って方向を与えてやらないといけないという印象だ。わだちにステアがとられるのとは違う。
「矢のようにビッと直進する」というにはほど遠い点は,曲がるクルマだからしかたないとも言えないと思うんだが。
乗り心地はノーマルでも超扁平タイヤのせいかやはり固い。積んだラジカセでCDを聴いていると道路の凹凸で音跳びが凄いこと。
DB8のハードバネ+Sタイヤいう悪条件以上にDC5は音跳びする。
困ったのは,後ろの方からガタガタ・カサカサという音がたまにすることと,インパネの右はしからキュルキュルという変な音がある特定のときにすること。原因をなんとか絞り込んで解決したい。
日常生活で気になるのは,後方視界の悪さ。雨の夜の駐車場バックなどでは要注意だ。
メーターが黒の縁取り数字で赤色バックライトというのは,夕暮れ時だと見にくくて疲れてしょうがない。
夜間の降乗時にライトが点くのは非常に便利。
ドアがでかい分,降乗性は逆に悪くなったので,シートを後ろへスライドさせないと狭くてきつい。
慣らし前半がすんで初給油,燃費は13.7km/Lだった。これは3千回転巡航ロングという最良の条件だから今後は下がるのみだけど,DB8より良い?燃費も楽しみってDC5インテって凄いスポーツカーです。
Posted at 2011/10/02 13:55:27 | |
DC5過去記事 | クルマ
2011年10月02日
DB8インテに乗って4年目のこと。ぼつぼつ大掛かりなメンテが懸念される頃になっていた。
そこで,万一乗り換えることになったとしたら,どの車が良いかといろいろ試乗に行ってみた。
試乗をして「こりゃ違うな」と感じた車が幾つもあった一方で衝撃の車に出会う。それが新型アコードだった。
断っておくが,所詮250万円クラスの車,高額車に比べれば至らない部分はたくさんある。
しかし,アコード2.4Lに乗ったときはほんとにショックだった。静か,滑らか,快適,強靱,高品質・・・高評価はカーオブザイヤーを採ったことでも雑誌での絶賛インプレでも伺える。
このアコード試乗の日を境に,あれほど気に入っていたDB8インテが急に色あせて感じられるようになった。アコードが快適でDB8が不快だという単純な話ではない。8年前の設計と最新設計のクルマの差,想像以上の進化や良さに愕然としたのだ。
ほぼ時を同じくして,DB8の調子が悪くなった。
エンジンルームや後方からの鳴き音や内装が擦れる音,クラッチの音やおかしなフィーリング。
ディーラーで相談すると,どれもお金の掛かるメンテが必要と判明。直しても,別のところが次々と,という懸念も・・・
こうして,買い換えを決意したのだった。
数日間悩んだのが,インテRかアコードユーロRどちらにするかである。
悩んだ理由は,ユーロRの一般公道での走行フィーリングの素晴らしいさ,その先進性。
例えば,フロントWウィッシュボーンサスは羨ましいし,前後ブレーキのバランスの良さ,バランサーを介することでよりスムーズに吹けるエンジン,細かい装備品などは,インテには無い魅力だ。
シャシーにも一世代分の進化はあるように感じられる。
当然,サーキットパフォーマンスはインテRの圧勝。ツクバLAPは3秒差。間違いなくユーロRはDB8より遅いと思われる。理由は200kg重いことに他ならない。
TI(岡国)でノーマルで2分を切るのは自分の腕では無理,チューンしてもDB8の記録を超えるのは厳しいだろう。
結局,タイム優先か気持ちよさ優先かどっちでカーライフを送るつもりなのだ,お前は?と自問自答してその答えを出さなければならないということだ。
数日後の夜,非売品のDC5ビデオ2本をセールスの人が持ってきてくれ,サーキットを限界走行するその勇姿を見ていて,自分はまだサーキットをタイムにこだわって走り続けたいという気持ちでいることに気づいた。ユーロRならまた次でも乗れるじゃないかって。
DB8の下取りが100万円あったので,追い金188万円でDC5のオーナーとなることができた。
Posted at 2011/10/02 13:41:15 | |
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