2016年12月30日
IS350による鈴鹿走行について結果と今後について考察しました。
予想していた以上に,車重に対してグリップが乏しく,アシが柔らかすぎで苦労し,楽しく走れませんでした。
しかし,遅いから苦労した・楽しくなかったというわけではありません。
ISに乗り換えた時から,速い遅い・勝ち負けはもう二の次三の次になっていました。今回も,1-2区間,S字やスプーンでは,遅いなりに限界を探りながら走る楽しさはありました。
問題は,自分のペースが周囲に比べて遅すぎ,抜かれまくりで思うように走れなかったことにあります。
一通り車載映像を見たところ,30分2本でフルクリアはゼロ,3Lapがパス1回で,他のLapは全て5-6回パスされていました。
圧倒的スピード差で迫って来たら譲らざるを得ないし,少し踏ん張っても内から外から遠慮なく抜きに掛かって来るので結局スローダウンです。
やはりビギナークラスで走るのが吉だったと思います。少なくとも本気組が集まるアタックシーズンでは。向こうも邪魔なレクサスだなと思っていたに違いなく。汗
この日「えっこの車が?」と驚くようなスポーツカーが結構ビギナー枠で走っていたのを見ました。
後ろから来る車に気を遣い,スローを強いられるシーンは激減すると思います。
ちなみに,ベストLapは2分42秒70でしたが,130Rのスローダウンが無かったら41秒前半くらいだったようです。フルに性能を引き出せる人なら37-8秒くらいで走れるんじゃないでしょうかね。そのくらいまだ甘甘なレベルではあります。
車の状態はどうだったかと言えば,ダンロップ・110R・まっちゃんを全開で行けなかったことと,130Rでの不安な動きが気になりました。
ただ前の3箇所は,全開で行ける仕様ではないからしかたがないと割り切れば,問題点とは言えませんね。
130Rの不安とは,ステアを切ってもすぐには曲がろうとせずクニャッとした感じの後,一気にフルロールして曲がり,ラインは想定以上にアウトへ寄っていく動きです。思わずアクセルオフ状態で旋回となり,いつリヤが出るか緊張して身構えていたほどです。
ロール量自体は,鈴鹿でも何とか我慢できるレベルで,ハンドリングもほぼニュートラルで前後バランスは悪くなかったです。
純正シートもかろうじてOK。ただ踏ん張って体が痛い(翌日が最高に)のと,本来はステア操作・アクセル操作・挙動察知には素直にフルバケを入れて脱力するのが理想であることはもちろんです。
レクサスといえどポルシェだろうがGTRだろうが関係ねー!という硬派な人には参考にならない話ですよ。あくまで豪華快適なISらしさをできるだけ残してサーキットもそこそこ走れる仕様を語っていますんで。
さて,できるだけいじらないようにしたいポリシィなれど,1コーナーやデグ1などでタイヤがフェンダー内をザーザーと擦りまくるのはまずい。
しかも,次のタイヤはゼスティノ07RRの235/265なので,グリップが強化されロールも強まるはずです。
この日声を掛けた速そうなマークXオーナーと話をして,10/8kgのバネではさすがに柔すぎ,もう少しレートアップしようか・・・という気になりました。
タイヤもS2000の定番のごとく,前後通しの方が前タイヤのショルダーを痛めずにすむとか。。次の次は245か255を試すか要検討です。
もう一つ,クニャッとした感触はブッシュのへたりでは?と気になっています。どうであれ11万キロ走っているから新品交換したらシャキッとしてくれる期待感があります。
ただフル交換だと結構費用が掛かるので悩みどころです。
この他,LSD装着を含め,来年度は一回り車の戦闘力がアップしそうです。
あとは走り込んで性能を引き出すドライバー能力を高めることですね。
来年1-3月にはどこを走るか,そしてタイヤ・ホイールをどう運用していくか,この年末年始にじっくり考えようと思います。
Posted at 2016/12/30 14:06:55 | |
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サーキット走行 | クルマ
2016年12月11日
曲がるがさっぱりダメだった今回の走りですが,加速と止まるはどうだったか。
低気温の恩恵とECUチューンの恩恵の切り分けができませんが,夏の時とはずいぶん違うパワー感で直線は速くなったことは間違いありません。
シフトアップポイントや,メーター上で180km/hに到達している場所がずいぶん手前になったことから,パワー/トルクが出ていることが伺えました。(ちなみに,スピードメーターの数値はGPSの数値より10%ほど高い)
公称300馬力級のエンジンは伊達ではありませんね。(^^)
ただ,車重が1.6トンもあるので,加速性能はスポーツカーとしては並みですかね。
それなりにいじっているだろう数台のインプレッサに裏ストレートでジリジリと抜かれたし,立ち上がりの速い86とは同等レベルの加速だったりで。
トランクこそ空っぽにしましたが,フロアマット降ろしても大して変わらないやと思い,室内は何もせずでした。まあ今の段階では軽量化は考えていません。
気になったのは,手動でシフト操作したときのアップレスポンスが良くないこと。6300回転くらいでレバーでアップ操作しても,6600回転くらいまで上昇してからシフトアップされます。
そのことを見越して操作すれば問題は無いようですが,困ったことも起きます。
例えば,岡国のWヘア1個目手前で,今回は一瞬ながら4速に入るようになったのですが,その後すぐに4→3→2と落とすシーンで,進入制動を始めたと同時にシフトアップ作動が遅れて発動し,オイオイという感じになったのでした。
高速領域からのフル制動でも,エンブレの効き感はやはりMTレベルは望めませんね。
そして,ハイスピードになったぶん,ブレーキングが厳しくなりました。
幸いIS350のキャリパーはモノブロック構造で剛性感あるタッチで救いがありましたが,冷却ダクト付きでも走行後はパッドから煙が出ていたし,2枠目後半ではスポンジーなブレーキタッチになっていました。
まあパッド残量が3-4mmしか無かったためのフィール悪化かもしれませんが,ともかくアトウッドや裏ストエンドのフルブレーキは冬場では限界っぽいです。
裏ストの制動ポイントが100m看板のずっと手前だったのはある程度しょうがない。突っ込み競争で負けなかったり,インをさした車たちが減速しきれずにアウトへはらんだシーンを3回は見たりと,重量級なりに頑張れたと思う。
ところで自作ニーパッドはどうだったかといえば,電子制御をカットして逆ハンを切る場合に備えて肩や腕を脱力して走る時に,明らかに重宝しました。
フルバケでも,上半身を脱力できないなら,膝をガッチリ固定して走れるこういったアイテムは役立つと思います。
一方,運転席に敷いた「滑り止めシート」は無くても変わらなかったです。
四点ベルトをきちんと締めれば腰から上は固定されていると感じたので,3枠目走行では使いませんでしたが,何も変化は感じなかったので。
やはりスイッチ一つで腰ベルトの締め具合を調節できる電動シートのメリットは捨てがたいなあ。(^^;
昨日はタイムが出なかったガッカリ感でいっぱいでしたが,一日経って車載映像なんか見ていると他車と絡みながら走るのは楽しいなとか,通せんぼジジイにならないようコーナーでも速くなろうとか,走る意欲が高まっています。笑
悩むのはタイヤとホイールの選択ですね。。
ただグリップが高ければ良かったDC5時代とは違って車に合ったタイヤ選択が求められるIS,単価も高いのでチョイスは最後まで悩みそう。アキくんからは人気急上昇中の某タイヤを奨められたけど・・・
ホイールも,サーキットでも18インチに速さで劣るところなく,公道では滑らかさが大いに好ましい17インチをまた見直したりと,まあ困った困った。。
Posted at 2016/12/11 20:14:32 | |
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サーキット走行 | クルマ
2016年12月11日
4ヶ月ぶりに岡国を走りました。
8月の1分59秒6に対して,ECUチューン,車高調,18インチRE11A,低気温というプラス要素から3-4秒の短縮を見込んでいましたが,実際には1.5秒短縮の58秒フラットにとどまりました。
NCロドの時は車高調にしただけで2秒速くなったので,控え目にみても56秒台は期待していたのですが,現実は恐らくパワーUP分の1.6秒短縮にとどまってしまいました。。
これは,ドライバーが性能を引き出せなかった面が大きいと思われます。
足回りを固める効果とは,コーナリング速度アップではなくて荷重変動を小さく早く完了してくれる点にあると思いますが,それを活かせなかった。
ターンインでグリップを使い切っていない感が各所にあったし,またコーナー幅を十分に活用していない箇所はいっぱいでした。
困惑したのは,18インチのRE11Aが何とも走りにくいと感じたことです。
いろんな車種に乗っている経験豊かなプロなら分かるだろう,何らかの理由があるはず。。
最終枠ではめ換えた17インチのZ2☆では,モスSの高速切り返しがスムーズで全開のままで行けたり,2コーナーでは分かりやすい曲がり感だったり,格段にこちらが好フィールでした。
まさか,結構摩耗してラウンドショルダーになっているZ2☆が相性が良くて,RE11のスクエアショルダーがダメっていうオチだったらどうしよう。笑
ただ,公道テストのときもRE11Aは難しいなと感じたことは確かです。
一つは,ステアを切るや動きが鋭すぎる感がつきまとったこと。足回りとの相性が合っていないのかもしれません。
もう一つは体感と実際が違うこと。150度くらい回り込むミドルコーナーを頑張って走っても速度メーターを見ると遅い。ニーパッドを入れて気合い入れて走ったら10km/h以上速くなったということがありました。
RE11Aはサイド剛性がZ2☆より高いはず。扁平も40と45という違いがあるのでなおさらです。これがステア操作後に神経質すぎるという挙動につながったのかもしれません。
とにかく今回の遅さの原因は,限界のつもりが実際はずっと下の領域でコーナリングしていたことに尽きると思われます。初めての車高調とRE11Aは,限界を掴みにくかったということです。
今後タイヤを選ぶときに悩むことになりそうです。(ーー;
ところで,電子制御ONで走った2本目前半では,アクセルを入れたコーナー出口で一瞬加速しない息継ぎ現象が出たのですが,タイヤが空転したからだと思われます。
ノーマル脚でZ2☆のときはこんなことは皆無だったから,車高調で脚を固めたらリヤ駆動が抜けやすいという意味になるのかな?
もしLSDがあればこれは防げるわけで,電子制御入れて走るならもはやLSDは必須と言えるようです。あ,これは僕のISの現状に限ればの話でどんな場合でもそうとは限りません。
逆に,電子制御を入れているのにWヘア2個目でズリッときて逆ハン切る羽目になりびっくりしたことがありましたが,後で思うに駆動を掛けたためではなく,アクセルオフで旋回してタックイン的にリヤが流れたのかもしれません。そうでないと,トラコンの意味が無い。
いずれにせよ,もはや電子制御はカットして走らないといけないみたいです。
次は,鈴鹿国際を走るつもりですが,そのあとは岡国は閉鎖となるのでどうしよう。タカタか,はたまた備北でドリ練か。
(つづく)
Posted at 2016/12/11 10:18:17 | |
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サーキット走行 | クルマ